スペイン、バレンシア地方の名産
オレンジは、いつどこで買って食べても
美味しいものだと思われがちですが
最近は全くそんなこともなく、
結構当たり外れの大きい部類に
入っているように感じます。
運悪く美味しくないのに
当たってしまったとしても
ジュースにして飲むという
選択肢があるのは幸い、
けれど、長期保管され過ぎてか
元々なのか、中がパサパサで味気ない
オレンジにあたってしまうと
もうどうしようもありません。
私が一番好きなオレンジの味は
果汁たっぷりで瑞々しく
発酵寸前まで完熟しており、甘さと
同時にリキュールのような風味があるもの。
こういうオレンジは触れると少し皮が
柔らかくて、やはり今の旬時期に
多いという印象です。
お酒が苦手な人はきっとまた違った
オレンジの味が好みとも考えられるし
酸味が好きとか、香りが好きとか
たかがオレンジといっても奥深く
好みのオレンジに出会える確率は
意外と多くなく
ぴたりと出会える味は格別なのです。