春と言えば、明るい色に淡い色
ふわっとロマンティックで
爽やかなスタイルを思い浮かべるのが常ですが
今季、個人的に心動かされた
コレクションのテーマは、
え?秋モノ?と見間違えたかと思う程
ブラウン系の色やチェック柄が大いに
使われた、どちらかといえば
乾いた雰囲気のノマドやサファリ風が
テーマになっていることがよくあります。
さて、ノマドと言えば遊牧民。
乾いた大地で魅せる刺繍や繊細な
プリント柄、ブラックや生成り色で固めた
ワントーンコーデも従来の春らしさとは
また違った意味で新鮮なのも確かで
ブラウン、カーキなど大地の色味や
無機質な色に、淡めのイエローやパープル、
ブルー、オレンジ色などが少しだけ入るのが
何とも今季らしいなと感じます。
ワイルドでナチュラル、でも儚げな印象の衣服に
ジュエリーは、ごつめでしっかりめの
存在感、繊細さと力強さのバランスが
カッコよいと思える春夏の印象です。