スペインではコロナ禍規制の緩和が
少しずつ進み、最近では
通りでマスクをしている人も随分と
減ってきたように思います。
駅までの道を歩けば、
大きな声で鼻歌を歌いながら歩く人に
遭遇したり(←酔っぱらいではなく)
ホームで電車を待つ間、
真昼間にプシュッとビールの缶を開け
鞄から取り出したナッツをつまみながら
一人で一杯やり始める人(←酔っぱらってはいない)
そうだ、この国はこんな風に
自由人が沢山いるんだった、と
牧歌的な風景に馴染む人々を眺めると
時が戻ったような、懐かしい気分になるのです。
規制が緩むと、人の表情も緩み
カフェにたむろう人々の顔には
人間らしさが滲み出て
完全に以前通りというわけではないものの、
初めてスペインを旅行で訪れた時
感じた印象を思い出したりしていました。