2021年10月18日月曜日

手に入りにくいニットを探して

 ベーシックでプレーンな形の

秋冬ニットは、新品でも割と

手に入りやすいのに対して、

 

凝った編地や色、贅沢な素材

などなどに、拘るのであれば

ヨーロッパではユーズド品を狙うと、

かなり満足度の高い品が見つかります。

 

 少し前の時期にさかのぼると、

近年よりも質の良いカシミアやウール、

キッドモヘアなどが贅沢に使われた

ニットに出会えることが多く、

 

編みかたが複雑だったり、

色が丁寧に選ばれていたり..

思わず見入ってしまうようなニットが

昔は普通に売られていたのだなと

想像させられることも多く、

 

それこそ、ヴィンテージモノ

などは、お値段もぐんと跳ね上がって、

溜息ものです。


職人によって丹念に手で編み込まれた

ニットは芸術品のようで

着るのが勿体ない位に美しいけれど

 

本当に手に入れたいのは 

着心地、手触りが良くて、何気に

今の時代に見つからないようなデザインで

日々の生活でワクワクしながら袖を通せる

普段顔のニット。


ヨーロッパの昔のニットは

毎日沢山の画像を眺めても

尚、飽きることがありません。

 


        Tiiu