ベーシックでプレーンな形の
秋冬ニットは、新品でも割と
手に入りやすいのに対して、
凝った編地や色、贅沢な素材
などなどに、拘るのであれば
ヨーロッパではユーズド品を狙うと、
かなり満足度の高い品が見つかります。
少し前の時期にさかのぼると、
近年よりも質の良いカシミアやウール、
キッドモヘアなどが贅沢に使われた
ニットに出会えることが多く、
編みかたが複雑だったり、
色が丁寧に選ばれていたり..
思わず見入ってしまうようなニットが
昔は普通に売られていたのだなと
想像させられることも多く、
それこそ、ヴィンテージモノ
などは、お値段もぐんと跳ね上がって、
溜息ものです。
職人によって丹念に手で編み込まれた
ニットは芸術品のようで
着るのが勿体ない位に美しいけれど
本当に手に入れたいのは
着心地、手触りが良くて、何気に
今の時代に見つからないようなデザインで
日々の生活でワクワクしながら袖を通せる
普段顔のニット。
ヨーロッパの昔のニットは
毎日沢山の画像を眺めても
尚、飽きることがありません。