数年前からブームになりつつある
ヨーロッパでの古着トレンド。
とりわけ、フランスでの人気は
目覚ましく、人気あるブランドは
入手困難になることも増えてきました。
それに伴って人気が徐々に下降気味なのが
ファストファッションの類。
まだまだ需要はあるけれど
もはや、かつての勢いは見られず
店内に以前ほど人が入ってないのは
外から見てもわかるほどで
実店舗の撤退も目立ちます。
面白いのは、ファストファッションの
ブランドでも、ユーズド品にも関わらず
希少なデザインであれば高値で取引される
こともあり、現行ラインの新品よりも
ずっと価値があるとみなされることも
あるということ。
結局はどの服を着たら自分が一番
素敵に見えるか、にシビアな視点を持つ
ヨーロッパのファッショニスタが
ユーズド市場にいち早く目を付け、
その他の人々も次々と
古着の価値に気づきだし、
今の流れを作り出したのかもしれません。
人気が上昇気流にのると
選択肢は多くなるものの、価格の上昇も
避けられず、そこは歯がゆい所。
しかし年月を経た服というのは
浪漫があり、作りや布生地の質が
今よりずっとイイのも明らか、
チープな現行服よりも質の確かなユーズド
と考える人が、欧州では男女共に増えており、
他の人ともデザインが被りにくいから
お洒落の差が出るのも納得です。
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