異国に住んで一度はかかる羽目に
なるのが歯医者さん。
それが単なる歯石除去や点検など
簡単な処置であれば、問題はそう
複雑にはならないのだけど
ひとたび虫歯を放置して、こじらせると
根幹治療とかぶせモノ込みで
スペインでは600€位の料金が普通にかかります。
というのもスペインでは、歯科で
社会医療保険が使えず、全額自己負担になるから。
(歯科用の保険もあるが全てプライベート)
一方フランスでは、 歯科でも社会医療保険が使える
反面、予約に1か月以上待たされることは通常で、
治すべき箇所があったとしても
はっきりと痛みがあると主張しなければ
スルーされることが多いということを
自らの経験、家族、知人の話からも明らかです。
歯科検診で問題ナシと言われたのに
半年足らずで激しい歯の痛みに苦しみ
その時初めて幾つもの問題がある、と指摘される
なんてことも珍しい話ではありません。
一方スペインの歯科は
社会医療保険を使えないとはいえ
料金自体は実に良心的で、素早く、
治療レベルも日本と変わらない印象です。
一旦治療の見積もりを取ってもらったら終了まで
その金額以上請求されることはないし
日本みたいに何日も通わされることもない。
(しかし日本ほど丁寧な扱いではないのかも..)
国が違えば歯科事情もかなり違う、
しかし共通点があるとすれば
街の中には良い歯科と悪い歯科、普通の歯科があって
良い歯科との出会いは貴重だから、見つけたら
ずっと付き合うべきだという所です。