2018年4月28日土曜日

建築し続けるメルル

和名ではクロウタドリ
英語ではブラックバード、
フランス語でメルルと呼ばれる
(一番呼びやすいメルルでここでは統一)

黒い羽に黄色い口ばしをした
九官鳥に似た野生鳥。

華麗なジャンプをしながら
庭を駆け回るメルルは
1年を通して我が家の庭の常連鳥で

毎年この時期になると
口いっぱいに巣作り用の
建築資材を頬張って
カップル揃って垣根を行ったりきたり、 

メルルは野生鳥の中でも
特に神経質らしく、
どこかの他の鳥と違って

一度使った巣を使い回すことを
良しとしません。

毎回スカイブルー色の卵を産んで
雛をかえしたら、
次は違う場所に新しい巣を作り

その作り方の緻密さときたら
建築家並み。

椰子の繊維や落ちた葉っぱ
大小異なる枯枝や繊維などを巧みに組み込み

その隙間を埋めるように
苔のような粘着性のある植物を剥がしとって
くっつけているのです。

まるで丸い編みカゴのような
頑丈さで作られた巣の中で
今年もブルーの卵を温めるのを
密やかに見守る日々です。



      Tiiu

2018年4月26日木曜日

黒ビールとモヒート味

夏に向けて気温が上昇し、
一日の日照時間が長くなるにつれ
ビールが美味しい季節になったなと
実感します。

 もちろん、出先で飲む
生ビールも最高にいいけれど、
(スペインでは時に水より安い..)

クラフトビールや
ヨーロッパのビールで有名な国
ベルギーやチェコ、ドイツなどから
輸入するビールなど
 
少しマニアックなビールを
揃えて、料理との相性を考えながら
組み合わせるのも乙なのです。

ここスペインでは
アロマが強めのビールを好まない人が
結構多いのだけれど

我が家は大のアロマ好きに加え
新しいもの好きで、
 ちょっとしたカクテル感覚で楽しむビールも
常備しており

その代表格がモヒートとカンパリ、
ジンジャーなどがブレンドされた白ビール。

そして、強めのアロマ が
脳を涼しく刺激する黒ビール。

どちらも食事には合わせにくい
個性味なので、軽いおつまみと
ビールを主役に飲みたいところ、

食事でもなく、ティータイムでもない
まさにビール時間を
作り出したくなるカクテルビールなのです。 


      Tiiu

2018年4月23日月曜日

スニーカー男子

意外と近所にあると
行く機会を逃すのと、私自身に全く
興味がなかった車関係のイベントごと。 

スペインでは割りと知られているらしい
サーキット場に
誘われて渋々出かけてみたら、

思ったとおり、車やバイク好きの
若者男子や子供達だらけで
往年のバイカー、車好きらしき男性群もちらほら...

珍しい車と写真を撮ったり
エンジン音に興奮したり
いわゆる乗り物オタクの男子の気持ちが
理解できず、

退屈しのぎに
観客席から前に乗り出す
若者男子グループの足元を観察すると、

自分が手に入れたかった
リーボックの白いレザーのスニーカーを
ブラックデニムと合わせている青年を発見。

ふと他の人に視線を移すと
エンジ色のコンバース、
オレンジ色や緑のニューバランスなどなど

ちょっとしたスニーカーカタログを
見ているようで面白い。

服装は皆同じような感じだけど
足元だけをフォーカスしてみると
個性があってバラエティ豊か、
ヨーロッパのスニーカー事情を垣間見られて

マセラティがどうのこうのよりも
人々の足元が気になった一日でした。



             Tiiu

2018年4月21日土曜日

罪深き揺り椅子

欧米の古い家にありがちで
ガウンを着た老人など
本を読みながら座っているのが

イメージの一つとして
浮かび上がる
アンティークなコブラン織が
張ってある揺り椅子は

やはり座ると揺れ具合が心地よく
ノスタルジックな見た目にも
惹かれるものがありますが、

如何せん、椅子一つで
驚くほど部屋のスペースをとる
と言うのが難点です。

背もたれの高い椅子は
圧迫感があるのは知っていたけれど、
これはデスクに入れる類の椅子ではなく
完全に一人がけのソファ並みの場所取り感

オマケに座るとウトウト
眠くなる心地よさが
罪作りなのです。

健康の為に、最近は
なるべく立って仕事を心がけているので
座り易い椅子は、本当に疲れた時だけ座り、
普段はオブジェと見なすようにしています。




                            Tiiu

2018年4月19日木曜日

一番楽しい?!蕾時間

生温かい気温が続き
ザッと庭を眺めてみると

ある日突然、
無数の蕾を付けた小木を発見して
嬉しくなることがあります。

ミニバラもその一つで、
例年よりもずっと沢山
こぼれ落ちそうなくらいに付いた
蕾が膨らんでいるのを見ると

これが一気に開花する様子を想像している、
その時こそが一番楽しかったりするのは

旅行前の準備や計画の時間が
旅行そのものの時間よりも
ワクワク感が強いのと似ていて

開花する時間は
あっという間に過ぎて
終わりかけると寂しくなるのは

旅の終わり期間が
切ないのと全く同じで
楽しくて充実時間があっけないという事を
容赦なく知らされます。

それならいっそ、蕾時間を
思う存分楽しもうではないかと

毎日少しずつ色づきが濃くなる蕾を眺めて
開花を待ちわびる時間を
有効利用しています。



       Tiiu

2018年4月17日火曜日

オレンジ、グリーン、パープル

以前に書いた、
という記事でも綴ったように、

 ここのところ、季節の変わり目になると
どんなアイテムを手に入れるか
と同じくらい気になるのが

今シーズンは何色を手に入れようか
という、色にフォーカスした目的意識です。

アイテムは時に
服でも良いし、

ストールやバック、
ネックレスやブレスレットなどの
小さなアクセサリーだって良いのです。

暑い夏のように、肌色をベースに
服や小物が浮き出る季節には、
特に濃い目で個性ある色を手に取り、

色の迷宮を楽しみたくなるもの。

今季の夏に大人世代として気になる色は、
プラム系パープル、トロピカルなグリーン
そして、土っぽいくすんだオレンジ色
それにエキゾチックなピンクとか。

これをベージュやアイボリー、
カーキ、ブルーなどのベーシックを元に
スパイス的に取り入れてみたら...
 などと妄想が膨らみます。

帽子、カフタン、サンダル、ベルト
夏ならではのカラッとしたアイテムにも
普通ではない配色でアピールすると

やはり普通ではない、スペシャルな
夏を過ごせそうな気すらしてきます。




      Tiiu


2018年4月15日日曜日

地元の味を手に入れる

自分が住む地域の
地元の人が、知恵と労力を
振り絞って作り上げた品物たち、

と知れば、何でも試したくなるのが
 人情というもので、

それがワインやビール、チーズなど
日々に好んで買い集める
嗜好品であれば尚更のこと。

安価に味見をしては
飲み歩き、食べ歩き、
好みの味に出会ったら、お買い上げ。

または、頭の中にそのメーカーや
ラベルをしっかりメモして
次に出会える機会を待つのも良し、

そんな風に楽しく食文化を味わいながら
イベントで手に入れた、
ワインとチーズを味わいながら、

やはり地元バレンシアの闘牛場で行われた
テニスの国別団体戦、デビス杯を観賞するのが
また格別なのです。 

図らずも住んでいる場所を
意識しながら、感動に包まれた
先週末でした。


         Tiiu