日本よりずっと乾燥する大気であるのに、
ヨーロッパで乾燥肌に効果的な
セラミド配合クリームを、
これまで満足に見つけられなかったのが
不思議な位ですが
私がいつも購入している
フランスの薬局サイトで
近頃ようやく、セラミド配合のクリームを
見つけることができました。
フランスSVR社が出している
Topialyse Barrière Crème
というクリームで、日本だと楽天ショップ
でも手に入るようです。
名前は聞いたことがあっても
SVR社のコスメを
使うのは初のこころみで、
セラミドとヒアルロン酸配合、
お手頃価格に加え
テクスチャ―がライトだと
言うところに惹かれて
この冬の乾燥対策に今から
備えておこうと2本入りパックを購入、
期待通り、べたつかないクリームの軽さが
心地よく、早速今から使っても
嬉しい安心感がありました。
新しいコスメを試す時はいつだって
ドキドキものだけれど、
その高揚感は服や小物を購入する時と
同様、ちょっとした冒険心が
満たされて未来の自分を新鮮に
変えるような気分になります。
日本に住んでいたら、きっと
考えられない光景だと想像しますが
スペインの電車の中はとにかく自由。
各々が思いのまま好き勝手に
過ごす情景は日本からすると
異次元にさえ思える空間、でも
長く住む自分にとっては日常に染まっています。
例えば最近乗った電車の昼間1時間くらい、
私が座った1車両内での人々を
注意深く観察してみると
携帯でYouTubeチャンネルを音声
垂れ流しで見入っている人、
（当然、近くの人には何を見ているかバレバレ）
携帯で話す相手の言葉も聞こえる程
大音量で会話をする人、
電車の中が騒がしいので
更に大声で会話をするグループ、
携帯で音楽はイヤフォンで聞くのに
声に出して歌っている人...などなど
まだまだ挙げてもキリがないほど。
とにかく、どこかしら音が漏れていて
静寂さ皆無なのがスペインの電車内。
観光客もそれなりにいるシーズン
ですが、大音量の大半は地元住民のようで
距離が近くて、視線も近い、
なのに誰一人迷惑そうな視線を向ける
訳でもなくて、のんびり
マイペースなスペイン人。
お行儀のよい日本、
自由気ままなスペイン、
自分はどちらも好きで難なく馴染めるけれど
無理な人は、無理だろうとも思ったり、
「自分も迷惑をかけるのだから
他人からの迷惑にも大らかなのだ」という
スペイン人の国民性がくっきり表れていて
何度観察しても飽きません。
数年前からブームになりつつある
ヨーロッパでの古着トレンド。
とりわけ、フランスでの人気は
目覚ましく、人気あるブランドは
入手困難になることも増えてきました。
それに伴って人気が徐々に下降気味なのが
ファストファッションの類。
まだまだ需要はあるけれど
もはや、かつての勢いは見られず
店内に以前ほど人が入ってないのは
外から見てもわかるほどで
実店舗の撤退も目立ちます。
面白いのは、ファストファッションの
ブランドでも、ユーズド品にも関わらず
希少なデザインであれば高値で取引される
こともあり、現行ラインの新品よりも
ずっと価値があるとみなされることも
あるということ。
結局はどの服を着たら自分が一番
素敵に見えるか、にシビアな視点を持つ
ヨーロッパのファッショニスタが
ユーズド市場にいち早く目を付け、
その他の人々も次々と
古着の価値に気づきだし、
今の流れを作り出したのかもしれません。
人気が上昇気流にのると
選択肢は多くなるものの、価格の上昇も
避けられず、そこは歯がゆい所。
しかし年月を経た服というのは
浪漫があり、作りや布生地の質が
今よりずっとイイのも明らか、
チープな現行服よりも質の確かなユーズド
と考える人が、欧州では男女共に増えており、
他の人ともデザインが被りにくいから
お洒落の差が出るのも納得です。
今季のお気に入りヨーロッパブランドの
秋冬新作LOOKBOOKを見ていると、
ハッと視線が向かい面白いと思ったのが
典型的な秋冬カラーの組み合わせに
まるで春色の様に明るい
ふんわりとした甘めの色味がひと匙、
差し色として加わっているのを発見するとき。
例えばグレーやブラウン、カーキなど
ダーク系の色味に1点、淡いブルーやグリーン
ラベンダー、優しいニュアンスのアイボリー色
などが混ざり合い
全体的に軽やかな印象に
整っているのです。
確かにダーク系の色合いに加え
素材も重くなりがちな秋冬衣料、
これにアイスカラーやマカロンカラー
が加わることで、見た目の印象が
随分と変わってきます。
また、全体が生成り色でまとめられた
ワントーンコーデも上品で贅沢感があり
大人っぽく、どこか温かみもあり
これにレザー小物を1つ加えるだけで
秋らしさに包まれます。
もちろんユーズド、ヴィンテージで
見つかるアイテムをミックスして
旬のスタイルを作り上げることも出来るし
今季は春先に着ていた淡い色を
秋にもまた違った組み合わせで
活用できそうな予感です。
*↑Bellerose秋冬2022-23新作より
例年に比べて、また、他のヨーロッパ都市
と比べて特別に猛暑という訳では
ないけれど、普通に8月並みの
暑さが続いている私の住むスペインの町。
ところが例年通りではないのが
なんといってもエネルギー料金で、
こちらは選んで購入できる食料品の値上げ
よりもずっとずっと深刻です。
いつもの夏と同じようにエアコンを
つけっぱなしで過ごしていると
昨年の2－3倍以上の電気代を請求されても
おかしくない高騰具合なので
エアコンをなるべくタワーファンや
シーリングファンで代用して
いつもの10分の1以下の使用に努めても
やはり少し高めの請求がくるのです。
そんな時馬鹿に出来ないのが
アナログ的な涼の取り方、
昔ながらの知恵というやつで
色々試してはみたけれど
保冷剤をのせたり
ミントスプレーを吹きかけたり
庭のテラスに打ち水をしたり...
意外と効果がある発見もあったりして
昔ながらのアイデアも侮れません
それにしても、ここ最近の数年間で
思い切ってエアコンを2台も取り付けたのに
なるべく使用を控えることになるとは
たいそう皮肉なもので、
ここより寒冷地域に住まう人々の為にも
冬には状況が改善されることを願うばかりです。
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以前の投稿でこぼれ種から芽が出た
アイビーの話を書いてから
どれくらい月日が経っただろうか...
と、気になって調べてみたら
はや10か月、いやたったの10か月
しか経ってないのに驚くべき成長
ともいえる、 さすがの蔓植物。
今の高さはと言うと、鉢植えなのに
一番長い所で軽く1ｍ30ｃｍ位は超え、
更に株分かれして横にも広がり、
縦横無尽に広がっている状態です。
蔓がなるべく絡まりやすいように
格子のラティスの下に置いた効果で
上部はブーゲンビリア
サイドと下方部はアイビー
といった、新たなハーモニーが生まれ
正に格子の間隔を埋めるように
ダイナミックに絡まりながら伸びていく
アイビーの様子は圧巻もの
そのうち最初に絡めたブーゲンビリアを
凌ぐのではないかと思わせるスピード感、
こぼれ種から始まった苗の
勢いはまだまだ続きそうな気配です。
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長らく続いて、まだ終わりが来ていない
ようにも見えるビッグシルエットの
ファッショントレンド。
今後、新しいトレンドがやって来ても
ゆるやかに定番化して残り、
1つのスタイルとして継続して
いくような根強さがあります。
さて、ビッグシルエットと言えば
体型が分からない程、身体を完全に覆って
しまうタイプのものと、一部だけ加えて
メリハリを付ける取り入れ方がありますが
今後は少しずつ後者の方に移行して
いくのではないかと思われます。
例えば、袖と身ごろがゆったりした
シャツにタイトなスカートや
シガレットパンツを合わせたり、
ピッタリとしたニットやカーディガンに
ハイウエスト気味の
ふんわりスカートやセミフレアパンツを
組み合わせたり..といった具合に。
そう、アンプルなシルエット服は
それだけでまとめると、体型が
ただすっぽりと隠れるだけですが
組み合わせ技により、スタイルアップ効果を
発揮することもあるので、
その補助的役割をするアイテムが
トレンドに浮上することもしばしば。
ショート丈のトップスやアウター、
ニットベスト、ハイウエストのボトムス
などもこれにあたります。
一捻り、二捻りを加えて自分らしく、
より綺麗なシルエットに見せる事が
出来たら、それはトレンド以前に
ファッションとして成功だと思います。
*写真のアイテムはショップにて販売中！
パンケーキよりも薄くて繊細、
でもクレープよりは、しっかりと
した厚みがある、パンクレープと
個人的に呼んでいる食品を
最近スーパーで見かけるようになり
これがとってもお手軽なので
朝ごはん用に時々買うようになりました。
出来合いの生地なので
日持ちはせず、開封後3日以内位には
食べ切る必要があるものの
粉を混ぜて薄く焼く手間が省かれ
中に具をのせてクルッと巻いたり
そのままオープンガレットとして食べられる
このパンクレープ、
その日の気分によって
デザート系の甘い味、
サンドイッチ系の塩辛い系、
どっちもいけるのがいい感じ。
朝からガレット、食べたい気持ちが
大いにあっても作る気は起らない...
そんなジレンマを解消してくれる
お手軽便利食材です。
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水さえ切らさないように
気を付けて育てていれば
燦燦とした太陽の恵みで、
概ね青々と茂ってくれる夏の香見草。
今年一番元気なのは、
5月位に種まきをした
キッチンハーブのディルで
サラダに混ぜたり、デザートに
盛ったり、スープに浮かべても
香り高く、良き役割をこなす
好きなハーブ野菜の1つです。
今の時期なら、冷たい刺身や
カルパッチョにのせて
魚の臭みを消すのにも効果的
ディルはこの時期使えば使うほど
茂って どんどん伸びてくるものの
あまりに放置し過ぎると
先端に花を咲かせてしまうので
こまめにカットして料理に使う、
を繰り返し
毎日ボールにはフサフサの
ディルの束が収穫されて
キッチンで待機している状態です。
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