2019年10月29日火曜日

秋蒔きの後に気温の降下

外で心地よい気温のうちに
秋の種まきや草むしり、
枯葉を取り除いたり..と
庭を整える作業をしていたら

あれよあれよと
気温が下がり、

朝は10℃を下回るほどに
肌寒くなってきました。

こうなってくると
靴下や上着を引っ張りだして
瞬く間にやってくる冬準備、

昼間に出かける服装は
今の所、そんなに変えなくても
よいのに、庭仕事用の家着は
日に日に分厚くなっていきます。

この急激な気温差に
土の下から持ち上がる新芽も
驚いて成長が止まるのではないかと
心配になるけれど

 外で生活する植物や野鳥は、
なんてことはなく
活き活きしており、
バラなどは幾つもの蕾を付ける程

気温が下がると空気も澄んで
呼吸が美味しく感じられるのが
晩秋の庭仕事で良い所です。



                               Tiiu





2019年10月27日日曜日

ロングスカートのベストな長さ

日本滞在時に街ゆく人の
スカート丈を観察すると、
やはり圧倒的に多いのが
依然としてロング丈スカート。

こちらヨーロッパでも
どちらかと言えばロング丈優勢、
は変わらずですが

フランスのファッション
ウェブメディアによると、
これからの秋冬以降は、ミモレ丈
(ふくらはぎ少し下の長さ)

がイチ押しトレンドと
されておりました。

フルレングスのロング丈に比べ
ミモレ丈ロングは
背が低めの小柄女性にも
バランスが取り易く

更に
形は裾が広がったタイプよりも
まっすぐなラインで、
スリットが入ったり、カーブが
入った裾を選ぶことで

よりシルエットが軽く
バランスよく見えるのだとか。

かくいう私も小柄体型なので
スカートを購入するときは
モデルの着用写真を鵜呑みにせず

ヨーロッパブランドのモデルが着て
ひざ丈前後位のスカート丈を、
自分が着用したらミモレ丈位の
確率が高いだろうと見積もっています。

ミモレ丈のスカートは
ショートブーツを履いても
ほんの少し足が見えるので、

タイツやレギンス、靴下の柄を
楽しめるのと、歩いていてさほど
邪魔にならないのも良い所。

素敵なミモレ丈スカートや
ワンピースが多く出回る
これからの季節が見ものです。



                               Tiiu



2019年10月25日金曜日

牛肩ブロック煮込みの作り置き

先月は、日本でたっぷりと
魚料理を堪能したので、

スペインに戻ってからは
欧州風の肉料理を新鮮に感じて
週の半分以上は肉料理が続きます。

丁度ここのところ
気温も下がり始めたので、

手ごろな値段が嬉しい
牛肉の肩ブロックの塊を
まとめて柔らかく煮込み
(1時間以上は火にかけっぱなし)

 これを作り置きしていると、
 カレーにシチュー、
ビーフストロガノフなどなど

色んな種類の煮込み料理に
使えて何日も違う味を
楽しめるのです。

 ニンジンやジャガイモなど
野菜を柔らかくするには、
我が家では炊飯器を使うので

ご飯と野菜が同時に仕上がり、
これらを肉とソースに合わせて
温めるだけなので、

作り置き煮込み用肉があれば
いとも簡単に
ホクホクの一皿が
出来てしまうお手軽行程、

赤ワインがあれば、
申し分ない晩秋の晩餐です。




                                   Tiiu




2019年10月22日火曜日

和と洋に合う、北欧食器

夏の終わり頃、
ひと目見て欲しくなり手に入れた
Olsson jensenという
スウェーデン人作家の食器たちは、

一応はヨーロッパのデザインなのに
和食にもピッタリな風貌で、

往々にして北欧デザインの
食器は和食にも合うのが
少なくないらしい
と、気づくのでした。

私の食器好きは、フランスの
田舎風、白い食器への憧れから始まり、

それら洋食器を使うときと、
和食を盛る時の和食器は
使い分けていたものだけど

ぽってりとした柔らかい曲線が
魅力な、この北欧の食器たちは
和と洋、二刀流使いが可能で、

しかも、和のようでいて、
洋のエッセンスも入り混じった
フュージョン料理が多い
うちの献立にも、おあつらえ向き。

時にヨーロッパでは
和食器が好きな人々も多く、
影響を受けているとしたら

これからはボーダレスなデザインが
どんどん増えていくのではないかと
予想しつつ、そういった潮流を
期待しています。




             Tiiu 





2019年10月20日日曜日

久々に石鹸コスメ

自分のお風呂場に固形石鹸が
登場したのは
かれこれ何年ぶり位だろうか
と思い出せない程だけど

実は固形石鹸は
昔から好きな方で、

ノスタルジックなパッケージ
とか、透明感のある色でも
濁った色でも

つるつるした固形から
少しづつ泡立てていく過程に
ゆったりリラックスお風呂時間を
感じたりしていたものです。

そんな固形石鹸のお気に入りを
日本滞在で見つけて

フランスで昔買っていた
石鹸もこの機会に使い始めたい
気分になりました。

ついでにぬめりを防ぐらしい
珪藻土のソープディッシュという
便利グッズも購入してみたら、

見事に短時間で水気と泡が消滅し
便利な物があるものだ、と
思った矢先の数時間後、
 
石鹸がソープディッシュにぴったり
密着して、取れないという...
思いがけない事態に。

石鹸置きと一体化した石鹸は
便利なようで、便利でないような
複雑な環境です。



       Tiiu



2019年10月18日金曜日

秋冬に白いアクセサリー

ホワイト色のアクセサリーが
意外と秋冬のこっくりと
深い色合いに美しく映えると
気づいたのは、ここ最近のことで

例えば白いレザーのスニーカーや
ホワイト色のブーツは
昨秋冬からヨーロッパで大人気。

真っ白とまでいかなくても
ホワイトアイボリーや
とろんとした生クリーム色の
ニット小物はもちろんのこと

 パールやビーズ、ストーン系の
白のアクセサリーを
重めの秋冬スタイルに加えると
なんだか不思議と
全体的に優しいイメージに。

白色はなんとなく春夏に取り入れる
イメージがあるけれど

実際夏などは、白いTシャツをはじめ
白を着ることが多いので
濃くてビビッドな色合いの
アクセサリーが寧ろ美しく、

秋冬こそ、
白のアクセサリー小物の
本領発揮の頃合いかもしれません。

重い色合いの箸休め的に
仄かに取り入れる白の
小さなアクセサリーに注目しています。


                              Tiiu


2019年10月16日水曜日

ミル付ピンク岩塩

ほとんど毎日使う塩
という基本調味料だけに
侮れない、と痛感するのは
 良い塩を手に入れた時で

フランス・ブルターニュ産の
ハーブ入りゲランド塩は

確かにただならぬ塩で
頂き物でなければ、
自分では中々買う勇気の出ない
高級な嗜好品。

使う機会もサラダや
生ものなど火を通さない料理に
限定で大切に使います。

一方、日常使いにぴったりの
お手頃価格でありながらも
挽き立ての風味を普通の塩より
濃厚に感じるのが

ヒマラヤピンク岩塩。
(大量の結晶が詰まった
ヒマラヤ塩、全部使い切るには
毎日挽いても数年以上はかかりそう..)

これはミル付の容器に入ることで
いつでも挽きたてを味わう
ことが出来て、

しかも少量(の塩分)で、しっかりと
旨味を味わえるのが魅力。

味気が足りないと塩分に頼りがち
な食生活をもっと減塩で
満足させてくれるという意味で
画期的と言えるかも。

 肉や魚、野菜の素材そのものの
味を楽しむためには
やっぱり美味しい塩が不可欠、

食卓に明るいピンク色も
なんだか見ていると華やぎます。



          Tiiu   



2019年10月14日月曜日

場所が変われば、味も変わる

日本滞在中に久しぶりに食べた
当時旬だった無花果は、

水気がたっぷりで
香り高く、ほろ甘く
最高に美味しかったのだけど

スペインのそれとはかなり
違う味に気づき、
同じ果物でも作る環境によって
こうまで味が変わるのか、と

ちょっとした無花果ギャップ
に新鮮な驚きを感じました。

まずスペインの無花果は、大きさが
日本のより一回り小さくて
甘さがギュッと凝縮しており
水分も少なめ、

これは湿気の少なさのせいなのか
品種のせいなのか、

スペイン産イチジクは
ドライフルーツに近い甘さと
食感が特徴的で、

フルーツとして、だけでなく
チーズや生ハムなどと共に
ワインのあてに摘まむには
このスペインに軍配が上がり

 生のフルーツとして、
デザートやケーキに入れるなら
断然日本イチジクの瑞々しさが
不可欠なポイントの気がします。

そういえば、
我が家でほんの少し収穫できる
無花果は、甘さを通り越して
洋酒のような芳醇さが感じられたもの。

とにもかくにも
私はどちらの国の無花果も
毎日食べたい位に大好きです。



                                Tiiu



2019年10月11日金曜日

バターとモーヴ色、秋色シックなハーモニー

新しい季節が到来すると
いつも目を見張るのは
そのシーズンならではの
新鮮な色たちと、それを取り巻く
他の色とのハーモニー。

明るいパステル調のニュアンスが
春色のようでもあるけど
秋冬カタログでしばしば見かけて
気になったのが

バターイエロー色。

卵色、ひよこ色ともいえる
バターイエロー色は
一見くせ者のようで

実はブラウン、グレー、インディゴ
オレンジ、ベージュ色
などなど相性の良い色も多く

温かいニットやストール、
スカートやバックで取り入れても
良い感じに見えるのです。

特に一目見てときめいたのが
このバターイエローと、グレー系
パープル色であるモーヴ色の
組み合わせ。

どちらも少しトーンは淡めなのに
明度のバランスが絶妙で、
有りそうであまりなかった
気品ある大人シックな印象がキラリ。

真似したいけど
はて、バタイエロー色をどのアイテムで
取り入れるか、
それが最大の問題です。


*バター色下地のストールはショップにて販売中。

                                Tiiu





2019年10月9日水曜日

カゴにまみれて暮らしたい

各部屋に、一つは
置いておきたいと思える程
年を経ても好きな気持ちが
変わらないのが、かご雑貨。

しばしば
雑貨好きには籠好きの人が
多いともいわれるけれど、

私の場合もその例に漏れず、
素敵なフォルムで
好みの色で仕上がった籠を見ると
思わず手に取って

中にどんなモノを入れたら
良いか想像しては
買い帰りたくなるのです。

そういう訳で、我が家には
多種多様な籠、バスケット、ラタン箱
などが置いてある中で

一番好きなのは、
キッチンに佇む籠の類。

というのも、
カゴと果物や野菜のバランスが
何とも自然で素晴らしく

あるべき場所に収まっている感が
台所を居心地よくさせるから。

ひとたび籠に入れると、
どんなものもカドが取れて
ほっこり癒されて見えるのは
不思議なカゴマジックです。




                                         Tiiu



2019年10月7日月曜日

癒しのお風呂グッズ

日本では夏でも毎日のように
お風呂の湯に浸かって
入浴が日常的だったのに対し

スペインでの入浴は
どちらかと言うとスパ感覚で
ちょっとお疲れ気味な時など
非日常な癒しのひととき。

欧米のバスタブは、
湯船から出て体を洗うスペースが
 ないので、シャワーで頭を洗うと
湯船の水を捨てなければなくなるのです。

そういう訳で、
我が家ではお風呂に入る時は
身体や髪を洗う目的とは別にして
ただひたすらお湯に浸かるだけ

その時間を楽しむために
買い帰った入浴剤と
足つぼグッズなど

これまた日本でしか手に入らない
と思われるものを
100均と無印で調達。

これから気温が下がって
入浴の機会も増えていく季節が
なんとなく楽しみになる
 お籠りグッズとなりました。





         Tiiu



2019年10月5日土曜日

栗とイチジクのコラボティータイム


小さい頃から定期的に家にあり
好きだったお菓子の一つが
瀬戸内の銘菓である
「母恵夢」という黄味あん饅頭。

このお菓子は和菓子というよりも
洋菓子に近く、
優しい甘みが癖になり

個人的にはノスタルジーを喚起させる、
洋っぽい味でもあるけど
 れっきとした日本のお菓子。

その母恵夢の黄味あんが
秋らしい季節限定の
ほっこり栗あんになった
お菓子を懐かしく持ち帰り、

家にあったイチジクフレーバーの
紅茶と一緒にティータイムで
いただくと

口の中が一気に秋の風味で
いっぱいになり、
じんわりと旬を感じます。

こういうお菓子がスペインにも
あったらいいのにと、
いつも思うけれど...

美味しいお茶があるので
夢のコラボで束の間の秋を
味わいます。



             Tiiu





2019年10月3日木曜日

カレル・チャペックと秋の庭

1か月ぶりに我が家の庭を
眺めて見ると、

暑さもやわらぎ
秋の成長期に入ったせいか
どの草花もぐんぐん伸びて
成長が著しく

剪定や、草刈、新しい植物の
種まきなどなど
するべき事が山積みなことに
気づかされます。

そんな時、庭仕事のやる気を
アップしてくれるのが
古い本棚で見つけた

カレル・チャペックの名本、
「園芸家12か月」

もう何度も読んだ筈なのに
十数年ぶりに読みたくなって
スペインへと持ち帰り、

実際に庭を持った現在に読むと
感じ方もまた違ってくるのと、
新しい発見が出来そうで

飄々としたチャペックワールドに
どっぷりはまりそうな季節です。



                          Tiiu

2019年10月1日火曜日

スタンダードを探して無印へ

丁度1か月の日本滞在期間を経て
スペインへと戻り、

また少しずつ
いつもの日常に戻りつつある
過程の一つが、こちらの記事を
書き綴ることです。

さて、

日本へいる間に偶然読んでいた
&Premiumという雑誌の
「スタンダードになっていくもの」
という特集号で
ノミネートされていたのを目にして

真っ先に手に入れようと
足を運んだのが
無印良品。

雑誌では真っ白なコットンTシャツが
紹介されており、

個性あるアクセサリーを
際立たせる心地よさそうな生地感
にも惹かれて、早速
マイスタンダードに加えました。

 数年ぶりに訪れた
無印良品は、やはり小ざっぱりとして
居心地が良くて
日本ならではの雑貨も豊富、

友人との待ち合わせの合間など..
滞在中に何度も店舗を訪れては
お買い物魂を揺さぶられた空間なので

 今後もしばしば、こちらで
戦利品が登場するかもしれません。



        Tiiu