2019年3月30日土曜日

キャベツ+カブ=コールラビ


ここ最近スペインでは
オーガニック食品店を中心に
割と見かけるようになった

キャベツとカブの
あいのこのような
コールラビ。

始めはどのように調理するのか
分からず 、レシピなどを
日本語でも検索したりするのですが

コールラビを使ったレシピでも
キャベツとカブ
どちらのレシピを使っても
ほぼ失敗はないという印象です。

 味はキャベツに似ているけれど
火の通りやすさが調理しやすく、
それでいて煮崩れにくく
かさ張らないのも良い所。

 生でサラダに入れても
細切りにして炒めても
もちろん、お鍋にも
いけるこの野菜は

 エイリアンのような
見た目も謎めいていて

いつか自分の庭にも植えて
収穫したくなるような
可愛さも魅力です。




          Tiiu    

2019年3月28日木曜日

スタイル作りは最良のアンチエイジング⑥

前回こちらの記事の続きです..

フランス人スタイリストが
教える、年齢と共に色褪せない為の
スタイル作りの秘訣も終盤です。

 ファッション歴が長くなると
お気に入りのアイテムを
繰り返し着ることで、古ぼけて見えて
しまうのは、よくあることです。

特に奮発して購入した
レザーのバック、ウールのパンツ
カシミアのニット、テーラードJK
...などなど

自分を良く見せてくれて
ピッタリとフィットしたアイテムは

なかなか新たに同じような
品に出会えないということも有り
 買い替えを躊躇してしまうことも..

そんなアイテム達を
再び輝かせるために行うことは
ディテールを変える事。

パンツのベルトを鮮やかな色にする
ニットの襟元に旬なスカーフを巻く
美しい靴下やタイツを履く..などなど

小物で見せるディテールの
刷新は、中々侮れない新鮮な
効果をもたらします。 

ほんの少しエスニック要素を
織り交ぜたり、個性色を1点加える
という手も、かつてのアイテムを
輝かせてみせることも。

ディテールを効かせて
全体のバランスをアップデートする。

フランス人らしい堅実で
合理的な発想だと感じました。

 続きはまた次回に。


                    Tiiu

2019年3月25日月曜日

偏愛キッチン道具・三枚おろし用セット

スペインの春に出回る
旬の鯖は、脂がのっていて
大変美味な上に安価であるため

この時期になると
1回に1キロ以上は購入して、
せっせと三枚おろしに捌きます。

そんな時に重宝するのが
魚の3枚おろしを快適にする
道具3点セットで、

主に、魚用の細い包丁
キッチンばさみ
骨抜きピンセットで

これらがあるのとないのとでは
作業効率がかなり変わる必需品。

 ある程度大きな魚であれば
魚売り場で切り身にしてもらう
こともできるけれど、

捌いてもらうと
鮮度が落ちるのが早くなるので
傷むのが早い鯖などは
丸ごとで買うのがお決まりです。

 幸いサバは、中骨が太く
新鮮だと身も崩れにくいので
三枚におろしやすい青魚。

とはいっても、
やはりこの道具なしでは

せっかくの魚をボロボロにしてしまう
自分が容易に想像できるので
道具あってこそ、の魚料理なのです。



         Tiiu  

2019年3月23日土曜日

花を買う季節

なま暖かい陽気がやってきて
我が家の庭に仲間入りする
草花を手に入れるのに、うってつけの
季節が訪れたので、

ここ最近の週末は
車であちこちの園芸店、
ホームセンターなどをはしごして

ああでもない、
こうでもないと
草花を物色の日々が続いています。

もともと自由に寄せ植えしたり
花壇を作ったりするスペースが
少ない庭なので、

お馴染みの顔ぶれの多肉植物
バラやハイビスカスなど
常緑低木に咲かせる花がメインで
あった我が家の庭だけれど

今年からは少し趣向を変え、地面から
色彩のあるガーデン作りを目指して

色のある花を集めた土いじりが
俄然楽しくなってきたのです。

買い物へ赴くとついつい
自分好みの花に目が行きつつも
全体のバランスを考えて、グッと
我慢して堪えたり...

なんだか洋服の買い物と
似ていることに気づくのですが

実際に植えてみると、成長とともに
思ったより高さが出たり、横に広がったり
 思わぬサプライズを発見するのは
生きている植物ならではの楽しみです。

                                              Tiiu



2019年3月21日木曜日

採れたて野菜のバスケット

スペインのスーパーで見つかる
旬な野菜のバリエが少なくて
少々飽き飽きしていたところ、

近所の畑でBIO野菜を
こしらえている
ショップサイトにオーダーをかけ

バスケット山盛りの
採れたて野菜たちを
家まで届けてもらうことになり

俄然、料理へのモチベーションが
上がりつつあるこの頃です 。

真の料理好き、上手な人は
どんな野菜であっても、
美味しく調理してしまうのだろうけど..

自分の場合は、形もバラバラ
土で汚れて、香りも生々しい
野菜に触れていると

出来上がりの想像が美味しそうに
思えて、ただただ食したい
欲求と、食材を無駄にしたくない
気持ちが、料理への情熱をあげるようで

ついこの間まで、
目玉焼き一つでも億劫だったのが
野菜のひと盛りによって
こうまで変われるのかと不思議な位。

毎週変わる野菜のリストを
眺めるのも
ワクワクしてしまう春の日です。


                            Tiiu



2019年3月19日火曜日

あっという間にラフィアの季節

冬がようやく終わりそうに
なったなら、
店頭に次々お目見えするのが

夏の主役と言っても
よいくらいに
今年も豊作なラフィア素材の
小物たち。 

昨今は天然のラフィア素材を
使った品だけでなく、
ラフィア風に加工されたペーパー素材
合皮素材を編みこんだもの、

またラフィアに似た質感で
カゴバックなどに使われやすい
ジュート素材や椰子の葉素材
なども沢山見かけます。

小物の種類も定番のカゴバック
円盤状のバック、巾着バックなどは
もちろんのこと、

帽子、サンバイザー、ベレー帽
ベルトやヘアアクセサリーなどにも
ラフィアっぽい素材感のアイテムを
見かけたりして..

今季も新鮮な編み込み素材の
アイテムをまだまだ新たに
発見しそうな予感です。

皆が同じようなカゴバックを持ち
始めたならば、ここぞとばかり

個性柄のストールを結んで
自分色に仕立て上げるのも
また、小物の愉快な楽しみ方です。



                             Tiiu

2019年3月17日日曜日

へたうま素朴なガーデン手袋

ファンシーなキャラクターもの
には、殆ど縁のない
我が家の中ですが

時々、ハッとするほど
へんてこだけれど、
憎めないヘタウマな動物モノに
めっぽう弱い自分がいます。

ツボに入る決め手は
ズバリ、動物にデザインされた
媚びた風な可愛らしさがなく

ただただ素朴で
見つめると、プッと笑みが出る
滑稽さが感じられるもの。

その意味で迷わず手に入れた
全面にリスの模様が描かれた
ガーデン手袋は、

リスとどんぐり、葉っぱの模様が
あまりにも奇妙なタッチで
リスの密度が高すぎて

 庭仕事だけに使うデザイン
だから許されるような遊び心。

こんな私的にツボな動物柄を
身に付けて庭仕事をする自分を
想像しても笑ってしまうし、

何より土で汚すのが勿体ない 
と思える程に気に入っています。


                    Tiiu

2019年3月14日木曜日

おばあちゃんの知恵・ひと匙の蜂蜜

ヨーロッパの蜂蜜販売店へ行くと、
特に年配の方々が、健康のために
毎日スプーンひと匙の蜂蜜を
口にするという話を耳にします。

蜂蜜は殺菌効果に優れており、
ちょっとした風邪や炎症を鎮めたり

ニンニクと一緒に食べると
病気知らず!
という話も聞いたことがありますが

にんにくと蜂蜜を一緒に
食べる勇気がわかなくて..

やはり蜂蜜だけの味を
じっくり楽しむのが
お気に入り。

加工されて透き通った色ではなく、
白く濁った色の蜂蜜の方が
より純粋度が高いそうで
 栄養成分もたっぷりなのだとか。

 そんな白い固形に近い蜂蜜を
木製のスプーンで掬って
口の中でじんわり溶かしながら
 味わう蜜の美味しさは

お菓子やデザート時間に
劣らない程であり、

森の蜂蜜、栗の蜂蜜など
種類によって変わる自然な
香り、野性的な味わいも魅力的。

健康にも良くて、味も
見た目も気に入った蜂蜜とは
 出会ったら買い、を繰り返しています。


         Tiiu

2019年3月12日火曜日

散らかる場所には蓋をする

片づけ上手とはいかないまでも

探しモノをする事で時を無駄に
しないよう、使ったら出来るだけ早く
元の位置にしまう癖だけは
ついている自分ですが

それでも、どうしても散らかり
常にごちゃごちゃ感が
まとわりついているスペース
というものがありまして..

その筆頭が、携帯やカメラ、
その他電子機器を充電するコード類
 に溢れている、充電スペース。

あの忌まわしき充電コードや
プラスチックのソケットなどは
どれも同じ様で識別が難しく

どう見ても、どう置いても
見た目が悪く、煩雑で、絡まりやすい
けれど、ほぼ毎日使う為、
遠い引き出しの中では利便性に欠ける

という難点があり、
その解決策として見出したのが

いっそ大きな箱の中に
入れて全部隠してしまうこと。

大きな帽子を収納するような
丸い円柱型の厚紙箱は、

 中のスペースがたっぷりとあり
沢山のコードを泳がせておいて
何事もなかったかのように
全部を隠して見せるのです。

 嗚呼、こういう箱が
あと2、3個は欲しい
 と願ったのは言うまでもありません。



                                 Tiiu

2019年3月10日日曜日

幻想的なピンク色

元気が良いときにはどんどん
蕾を増やしては、
マーガレットに似た
きりりとした花を咲かせる

キク科の花と言えば
ディモルフォセカ。

スペインでも
この花の人気は高く、 近所でも
鉢や花壇からせり出すように
零れ落ちるように茂って

満開の花を咲かせた
ディモルフォセカを見かける
ことがありますが、

定番の色は白やオレンジ系の
イエロー、パープルと言った所...

割りとどこでも見かける花なので、
敢えて少し変わった色を手に入れて
愛でてみたいと思い
 手に入れたのが、

ほんの少し紫がかったピンク色が
白っぽく2トーンのグラデーションで
幻想的な雰囲気を纏った花色で

 この色が増えたなら
きっと春の庭が、ふわっとした
優しいベールに包まれるような..
予感をさせる不思議色。

サボテンなどのトロピカルプランツに
合わせて、赤やオレンジ、紫色のような
ビビッドカラーが多かった我が家の庭に

ほんの少し新風が漂いそうな
春の新色に心底ワクワクしています。



                           Tiiu

2019年3月8日金曜日

おばさんは少年になり、おじさんは少女になる?

最近のフランスでは、
(日本でもそうかも・・?)
ちょっとしたダメおやじブームで、

冴えない中年男性が主人公、
または奮闘する映画やドラマで
完成度の高い作品を多く見かけます。

軽く「おじさん」などと書いて
おきながら、自分だっておばさんと
言われる年代なもので
しばしばドキリとするのですが、

フランスだけに限らず、
中年になると男性たるものは
少し哀愁が漂い、傷つきやすく
センチメンタルになるようで、

一方、この年代のフランス女性は
ずっとパワフルでエネルギッシュ、
まるで大志を抱いた少年のような
腕白さすら感じるのが不思議です。

 そういう意味では、

少女のように、繊細で危うい
精神を持ったオジサンたちの物語が
フランス映画的にハマるのは
理にかなっており、

また小さい頃から少年に憧れ続けていた
女性たちが、40歳を過ぎてから
もっと心地よく感じるのも
腑に落ちるような気がするのです。

オジサンが少女化し
おばさんが少年ぽくなっていく
現象って、なかなか健康的で
人間味があるものだと気づきました。

*昨年末フランス公開で大ヒット!
オジサンたちのシンクロ青春映画↓ 

                             


2019年3月6日水曜日

5年ぶりのエスパドリーユ

まだ少し気が早い季節では
あるけれど、自分的に
ピッタリのサイズと好みの色に
出会ってしまったので

この夏にヘビロテを期待して
5年ぶり?位に手に入れた
スウェード革のエスパドリーユ。 

夏の定番、
エスパドリーユと言えば
レザーのサンダルに比べても
耐久性の強いアイテムとは言い難く、

水に弱く、素足だと蒸れやすい
素材ということもあり
リゾート地などで毎日のように履くと
 ひと夏で履きつぶしてしまいがち..

ところが、最近では街でも履ける
レザー張りのデザインが増えてきて

 安い布張りを1シーズンで履きつぶすか
レザー張りを大事に数シーズン履き続けるか
という選択肢が増えました。

ある程度は伸縮する布に比べ
 レザー張りの難点と言えば、
やはりサイズ選び。

特にヨーロッパの靴型は
横幅が狭く作られているので

 うっかり少し大きめサイズを選ぶと
縦幅が合わず、歩くとかかとに隙間が
出来て、靴擦れ地獄に陥ることも。

素足で履くことが基本の
エスパドリーユ故に、
このピッタリ感がなかなか重要で
侮れないものなのです。

敢えてかかとを折り潰して
バブーシュのように履ける
エスパドリーユも存在するけれど

それだとサンダルでも良いかな
とも思えるし、
 かれこれ5年ぶりに購入へ至ったのは
こういった理由のせいかもしれません。



             Tiiu

2019年3月4日月曜日

黄色い悪魔

2月の半ばあたりから
我が家の庭には黄色い粉末が
降り注ぎ、

くしゃみ、鼻水、眼の痒みが
止まりません。

そう、厄介な花粉症は
スペインにだって存在しており、
丁度今の時期は、花粉の飛散が
マックスを過ぎたところ

黄色い花粉を振りまいている
大きな松の木が、
隣の敷地に2本もあるので
おちおち庭も歩けず状態で

春めいた空気に触れるのも
おそる恐るなのです。

頭がぼーっとしてしまうのは
春の陽気のせいか、
花粉症で鼻づまりのせいか
そのどちらもか、、

とにかく何をするにも
作業効率があがらなく
  気を滅入らせる花粉症の日々は

春の訪れと引き換えにくる
大変な試練の日々です。



                                      Tiiu





2019年3月2日土曜日

コーヒー風味のナッツティー

コーヒーが飲みたいけれど
夕方以降はノンカフェインが望ましい、
そんなティータイムに
おあつらえ向きなのが

コーヒーの香りみたいに
焙煎したような香ばしさが
口いっぱいに広がる

ナッツの風味が付いた
ルイボスティー。

アーモンド、胡桃、
ヘーゼルナッツなどのナッツ類に
キャラメルとメープルシロップが
風味付けされていて

チコリコーヒーにも
似ているけれど、

あくまで「お茶」である
口当たりの軽さが
リラックス感を高めます。
  
そんなコーヒーみたいで
コーヒーでない、
ルイボスナッツ茶に合うお菓子は

なんといっても
 素朴な焼き菓子。

ビスケットやクッキー、
少し塩味も効いたサクッとサブレも
捨てがたい..

新しいお茶を見つけると
いつもお菓子をセットで考える
食い意地が張った
ティータイム中毒です。



         Tiiu