2016年12月31日土曜日

手作りノスタルジー

かれこれ8年くらい前、
ヨーロッパに住み始めた
最初の年。

それまで日本で激しく仕事に追われ
一日があっという間だったのが

異国に来て仕事も言語もままならず
いきなりの空いた時間に戸惑い

何となく空白の時間を埋めようと
始めたのがお裁縫です。

今となっては考えられないけれど、、

最初は簡単なキッチンクロス
カバー系、布バックなどを作り、
家にミシンがなかったので全て手縫い、

そんな過去の遺物が
押入れの中からひょっこり出てきて
懐かしさがこみ上げてきました。

一針一針のハンドメイドを
面倒に感じず、
フランスでの布選びも新鮮だった頃を
思い出し、ノスタルジー

ハンドメイドなので、一つしか
作らなかったクッションカバーは、
スペインのリビングに置かれる結末に。

今では取れたボタンを
付け直すのも億劫に感じるほど
裁縫から遠ざかっている自分です..





                 Tiiu



2016年12月29日木曜日

キラキラの新年を前に

いつもの年末にすること
と言いますと、
自分の場合

大掃除をして、年始に何を食べて
飲むか、考えて準備して
新年から始める新習慣について
思いを巡らせる..

 しかしながら、何か新しく始めよう
そして悪しき習慣を断ち切ろう

・・・来年から!

などと考えて年末は
いつもの習慣に甘んじていると
結局は新年からも数日後には
元に戻っているに違いなく

 そうやって、だらだらと
一年が過ぎて行くような気がします。

恐らく、心理的に新しい年から
何でも出来るような気がする、

まっさらのキラキラ感に包まれた
新しい年に期待した結果
生まれてくる来年の抱負ってやつです。

なので今年はこう変えてみようと
思い立ったのです、
年末から始める新習慣
辞める悪習慣。

やろうと思ったときが吉日だから
年をまたぐ前にやってみる。

キラキラ感に惑わされないうちに
習慣を変える強さが欲しいこの頃です。




                      Tiiu






2016年12月27日火曜日

ドライフルーツのお茶

じんわり、ポカポカ
体を暖める冬の飲み物と言えば
ジンジャーやスパイスがたっぷり
含まれたもの。

 コーヒーや緑茶は
カフェインが多いので
夜の食後に最適なのは

ドライフルーツがたっぷり入り
香りで楽しませてくれる
ハーブティー。

ドライフルーツの入ったお茶は
探すと結構な種類があるもので、
乾燥したリンゴ、オレンジの皮
無花果、チェリーなどなど

生のフルーツとはまた違った
深いコクと甘い味わいが
ハーブやスパイス、生姜などとマッチして

今日はどれを飲もうかと
食後の楽しみを増やしてくれるのです。

ワインにしてもチョコレートにしても
ドライフルーツを使った
アレンジが上手なヨーロッパ

もはや生活になくてはならない
冬の日の必需品です。




                                 Tiiu







2016年12月25日日曜日

年に一度のしつらい

12月24、25日の2日間、
年に一度きりしか使わない
クリスマス用のリネンクロスセット。

モミの木と十字架モチーフの
刺繍が施された
白とベージュ色の大きなクロスと

白生地に小さなモミの木刺繍が入った
四角いナプキンが
4枚セットになったもので

手仕事の温かみにぐっときて
スペインの小さな雑貨店で
手に入れたもの。

年に一度しか出さないせいか、
いつ見ても新鮮で、
スペシャル感が味わえるけれど...

こんなに好きなリネンなら
 毎日でも眺めていたい
という欲求もなくは無いです。

しかしながら
暑い日にモミの木を眺めるのも
ちょっと違う気がするのと、

毎日使っていたら
今頃はシミだらけの変わり果てた
姿になっていたかもしれません。


                 Tiiu




2016年12月23日金曜日

雨の日はスポーティー

11月後半に引き続き
12月の中旬も豪雨と長雨に
見舞われた今年の冬

先日などはスペインに来て
初めて雹(ヒョウ)にまで降られ
 驚くこともしばしば..

本来であれば、雨が少ない
この地方なので、
 雨対策の服装は余り存在せず

 やむを得ず外出の際は
アウトドア又はスポーティーな服装を
することにしています。

と言っても、全身ジャージー
シャカシャカとした
新素材などではなく、

かためのコットンツイル生地を
纏ってみたり、

登山用スニーカーや
ニットキャップを被る程度の
カジュアルさ。

普段はここまで
スポーティーにかためる事はないので
ちょっとした新鮮さを味わえたりもして。

雨の日装備の自分なんて
誰も見ちゃいないですが、、
装備する過程が面白いのは事実です。




              Tiiu

2016年12月21日水曜日

偏愛キッチン道具・銀色のトレー

日常的に使うと言うよりも
飾っておきたくなる
キッチン道具

それがアンティーク市で
ついつい手に入れたくなり
いつの間にか集まった
銀色のトレー。

買う前の想像としては
お茶を入れたり、朝食を運んだり
このトレーに置いたら
素敵だろうなと妄想するのだけれど

実際の生活になると
トレイにいちいちセッティングするよりも
手でそのまま運んだ方が早いし

軽い木やラタンのトレイの方が
使い勝手が良いのです。

しかし銀色のトレイが
台所に置いてあるのを見るのは
何と言っても奥ゆかしく

カトラリーやティーセットの下に
敷いているだけでも
絵になるのは占めたもの、

そこにあるだけで
偏愛してしまう道具があっても
いいかも、と思わせてくれるのです。




                                                  Tiiu

2016年12月19日月曜日

ほろほろ煮込み料理

何時間も火にかけて
コトコト煮込む料理は
計画性が必要で、普段なら敬遠しがち...

ですが芯まで冷える冬の日は、

ついつい食べたくなって
手が伸びる牛すね肉、

作るときはガッツリ
沢山こしらえて
野菜もたっぷり加えます。

何時間か経って肉の食感が
ほろほろとなり
野菜が煮崩れ一歩手前になると
出来上がり。

野菜の甘みが肉の旨みを
引き立てて、
体もポカポカする
煮込み料理は

冬の朝にエイ、と早起き
した分だけ楽しめる

長い冬の夜に
おあつらえ向きの献立です。



             Tiiu

2016年12月17日土曜日

今年のツリー

今年もやってきました
ツリーの飾りつけシーズン。

 初めてツリーを買った年は
オーナメントが少なくて
寂しいほどにスカスカだった 
我が家のツリーも

毎年少しずつ
気に入った飾りだけを集めていくうちに

ようやく、バランスの取れた
ボリューム感になってきました。

フェルト製のハンドメイド風の飾り
木製の荒削りな飾り
サテンの靴飾りなど

キラキラした定番オーナメントよりも
ちょっとヘタウマ感のある

 東欧のアニメに出てきそうな
素朴で温もりのある飾りを見つけると
つい手に入れたくなってしまいます。 

そう思うと、ツリーの飾りつけは
年に一度、雑貨コレクションを
一気に飾れる大チャンス、

一つ一つを飾って眺めて
楽しくないはずがありません。



          Tiiu

2016年12月15日木曜日

皮ごとレモン

我が家の近隣を歩いていると
たまに見かけるのが
フルーツがタワワに実った木

ザクロ、無花果、オレンジなど..
熟れすぎてポタポタと地面に
落ちていたりすることも。

一方、実が落ちるほど
とは、程遠いですが
我が家にある唯一実のなる木は

地中海沿岸地方ではありがちな
レモンの木。

これがようやく3年目にして
食べられる実をつけ始め

サクッと2つに切ってみると
広がるのはレモンの酸っぱい香りと
同時にほろ甘い匂い。

直にたっぷりあたる太陽の恵みか
もぎたての新鮮さから
くるものなのか、

食べてみても
市販で買うレモンに比べて
 甘みが強く、フルーティー
 
 もちろん、無農薬なので
皮まで使って
隅々まで食します。




                                                 Tiiu

2016年12月13日火曜日

冬のコートは街の色

ホワイト、オレンジ、ピンクなど 
夏の間はカラフルな花畑に
いるような錯覚を起こすほど

色の洪水で見る目を楽しませてくれる
スペイン地中海沿岸の女性達の
着こなしですが、

冬になると一転、

街ゆく人々の服装を観察してみると
殆どが黒っぽいことに
ふと気づきます。

目に飛び込んでくるのは
アウターなので、
その下にはもしかすると
鮮やかな色が潜んでいるのかも...

しかし私が見るスペイン人が着る冬のコートは
大方のところが黒かグレー、
時々カーキやベージュもあったりするけど

キャメルや、赤系、パープルなどは
ショップで見ることはあっても
着ている人は稀で
 着ると結構目立つのではないかとさえ思います。

 そんな黒色だらけの後姿をみると
冬のどんより感が伝わって
パリのように黒が似合う街じゃないだけに

せめてコートの中は
明るい色であって欲しいと
願ってしまいます。




              Tiiu

2016年12月11日日曜日

癒しのモフモフ

木枯らしの吹く季節になると、
ファッションでもインテリアでも

ふわふわ、モコモコとした
テクスチャー、見た目のものを
欲するようになりますが、

それは雑貨においても同じこと。

ふんわりファーに包まれた
ちょっと変てこな雰囲気を醸し出す
珍獣のコアリクイや

見ているだけで眠りを誘う
真っ白な羊など

アンバランスな見た目と
モフモフの手触りにやられて
インテリアとして手に入れたもの。

しかも触って手に持つと
リアルな暖かさもじんわり..

カワイイだけの
クマやうさぎの人形、
キャラクターものなどには
興味をそそられないけれど、

奇妙な空気を纏った
モフモフのぬいぐるみは、
毎日眺めても飽きない癒しです。




                 Tiiu

                

2016年12月9日金曜日

クリスマス・ティー

毎年この時期になると、
楽しみでワクワクと手に入れたくなる
クリスマス限定販売の

スパイスたっぷり!
クリスマス・ティー。

今年の冬は、スペインで
特別に冷えるので、

11月後半から、体を暖める意味でも
 待ち遠しくてたまらなかったのです。

クリスマスまでに飲みきってしまおうと
早速手に入れた今年の味は

アーモンド、シナモン、リンゴの
ドライフルーツがブレンドされた
甘くて優しい香りが加わった
スペインらしいもの。

ベースは紅茶なので、朝の目覚めに
ミルクたっぷりで淹れてもよいし

仕事合間のティータイムに
一息入れるのにも最適な味。

クリスマス・ティーと
名前が付いただけで、何かミステリアスな
組み合わせが楽しめそうな
前触れを感じるのも、この時期の醍醐味です。




                                        Tiiu




2016年12月7日水曜日

我が家のベレン

クリスマスの時期になると
街中にも飾られる

陶器製の聖家族を表現した人形達と
それらを取り巻くミニチュアワールド。

スペインではベレン人形と呼ばれる
ものですが、

我が家にあるのは
フランスの義家族から譲り受けた
フランス版(サントン人形
 
今年はツリーの他にベレンも
飾ることにして、
小さなスペースを作ったら..

童心に返った気分になり
ツリーの飾り付けとはまた一味違った
楽しさを堪能。

 人形や動物も宗教的な意味が
込められているのだろうけど
とにかくキリストを中心にまとめると
それらしい雰囲気に。

一度始めると
藁やら馬小屋など、もっと小道具や
人形も集めたくなってしまいました。

来年はスペイン版のベレン人形も
ミックスしていそうな予感です。




                         Tiiu

2016年12月5日月曜日

バリアして健やかに

温泉水を使ったコスメの類、
フランスメーカーの
薬局コスメは沢山販売されていますが

その中でもお手頃プライスで
お財布にも肌にも優しく
最近特に愛用するようになったのが

温泉水のコスメブランド
Uriage

フランスでは消費者からの
評価が概ね高く、
オススメを見ていると
あれもこれも欲しくなりますが..

まさに今の季節、
乾燥の冬にお誂え向きなのが
BARIEDERM(バリエデルム)という名の
 アルミチューブに入ったクリーム。

乾燥でひび割れたかかと
荒れた手足にも使えるらしく
もちろん、フェイス使用も大丈夫、

肌をリペアする機能が売りなので
コスメというよりも薬に近いかも、

  毎日のルーティンに使うのでなく
ごわつき部分を見つけたらサッと塗れる
お助けコスメの一つです。




                                          Tiiu



2016年12月3日土曜日

半端丈の足元

今シーズンは、トレンド服に
半端な長さのパンツ、ミディ丈スカートなど
が君臨しているせいか

それでは
裾から中途半端に見える
足元をどうするか? 

という問題提起をした
ファッション記事をヨーロッパでも
しばしば見かけます。

そもそも半端丈のパンツを
積極的に好まない私は
あまり足元を気にかけたり
 目新しくしようとも思わなかったのですが...

ミディ丈スカートに関しては
やはり足元の見せ方が難しいなと
しばし困惑し、出かける前に
慌ててロングパンツに替えることもしばしば

というのも、半端丈ボトムスの
救世主とも言うべき
ロングブーツ(ミディアムさえも)を
何年も手に入れておらず、

かさ張るし、自分らしくないから
新調したくないという
事情があるからなのです。

 スニーカーやローヒール靴を
 合わせてソックスを見せるという技は
更に難易度が上がるし

最終的に下した結論は
やはり昨年と同じ、タイツにこだわる。
ショートブーツとタイツを
上手く合わせて誤魔化してしまう、

これしか思いつきませんでした。

そこまでしてミディ丈スカートを
着たいか?と言われれば
そこも少々疑問ではあるのですが。





                                         Tiiu