2022年10月29日土曜日

ワードローブは体を表す?!

ショップ用のユーズド品買い付け時に、

ヨーロッパの色んな国に住む

特にファッションを愛する人々の

ワードローブを眺めていると、

 毎回色々と発見があるのは興味深く

 

 一日ある人が身に付けていた

コーディネート一式を見ても

その人がどういう人か分からなくても

 

ワードローブの中身を見ると

その人のストーリーがかなり滲み出ている

ような気がするのです。

 

 持っている服全体が見事なまでに

黒・白・グレーのモノトーンな人、

 ボトムスはパンツばかりの人、

若しくはワンピースばかりの人、などなど

 

偏ったアイテムのワードローブもあれば

 テイストが統一している人、

ハイブランドとファストブランドが

混じっているのにスタイルがある人もいて

 

見ているだけでも癒されるバランスの取れた

ワードローブの中身に遭遇すると、持ち主もきっと

素敵なんだろうなと想像せずにはいられません。

 

また同じく興味が引かれてしまうのは、

自分と好みがあまりにも似ていて、

 その中に自分の好きなブランド、アイテムが

 詰まっている人のワードローブ。

 

この人とは好きな映画や音楽、街並みなんかも

似ているのだろうか、と思ったり...

どんな人なのか気になってしまいます。


知らぬ間に増えてしまいがちな

ワードローブの中身、意外と自分の生活背景、

性格、好みが色濃く反映されており、

体を表しているなと思っています。



      Tiiu

 

2022年10月26日水曜日

冷凍イワシを捌いてみる

前から気にはなっていたものの 

調理が難しそうで手を出していなかった

冷凍イワシ1キロパック。


これがまぁまぁ大きなサイズのイワシたちが

10匹くらい入っているもので

 

お手軽で便利な切り身状態の魚でもなく

丸ごと食べられる小魚でもなく、

頭からしっぽまで丸ごと1匹の中型魚を

冷凍で買うのは初の試みでした。


まず解凍してビックリしたのが

鱗も内蔵も取り除かれていない状態

だったことで、鮮度の良いまま洗って

即、冷凍したと思われる魚たち。


これは想像よりも、処理に手間取りそう

と思いながら、根気よく1匹ずつ丁寧に

鱗除去から始まり、背骨、腹の小骨までこそぎ取ったら

1キロの魚の重量があっという間に半分位に..

 

決してお手軽とは言えないものの、

冷凍にしてはかなり本格的な

地中海沿岸で獲れる新鮮なイワシの味を

味わえた喜びよりも

 

 この経験で中型魚を捌くコツを

なんとなく身に付けた喜びの方が

少しだけ勝っていたのでした。

 


         Tiiu


2022年10月23日日曜日

室内ファブリックも冬支度

着るもの、纏うもの、身に付けるモノ

と同様に、室内における

クッション、寝具、ソファカバーなどの

ファブリックも少しずつ、

 

気温が下がっていくにつれて

布の厚みが増していったり

起毛素材、暖かいカラーに変えるなど

冬に向けて支度をしています。

 

クローゼットの中に収納している

とはいえ、出すと少々埃っぽさを感じる

毛布などの寝具類は

 

天気の良い日にバサッと一日干して

埃をたたき出しておくという作業を

今のうちにしておくと、

急な気温低下になってもすぐ使えます。


ヨーロッパはとにかく気温差が激しく

昨今は特に秋が短いと感じるので


大きいファブリック類の交換は

早め早めに始めると

後でゆっくり余裕が生まれます。

 

夏の麻やコットン系のリネンを

 洗濯して片づけるのも

秋晴れの日にしておくと一日で済むし

 冬前のバタバタを回避、

 

気温的にはまだ初秋といったところ、しかし

インテリアの色や素材感は

冬に向けて着実に進んでいる我が家です。

 

 



          Tiiu  

2022年10月20日木曜日

レトロでスィートな田舎風60年代スタイル

大きな付け襟やかぎ編みニット、

ざっくりカーディガンやニットベスト

、サロペット...などなど


今季のスタイルにはヨーロッパの

おばあさんのクローゼットに眠って

いそうな、レトロでほっこり癒される

田舎風の60年代スタイルが目につきます。

 

 ヴィンテージや60-70年代古着、

アンティーク小物などは

1点1点の単品で見ると非常に魅力的な

デザインが多いけれど

 

これらをうっかり

全て同じコーディネートに

目一杯詰め込んでしまうと、 

リアルな不思議おばあさん風スタイルに

なりかねないので、効かせ方が重要。

 

ある程度はモダンさとキレイメ感のある

アイテムと共に

スパイス的に取り入れることで、

旬な効果を発揮するように思います。

 

 しかし、その辺の足し算引き算が面白く

秋冬ならでは、の装いの楽しさで

 今季トレンドの持ち味だと思っています。

 

*MargaretHowell2022-23AWlookbookより

 

        Tiiu



 

 

2022年10月17日月曜日

小松菜の代わりに

 スペインで「アセルガ」と呼ばれる葉野菜は
 
日本では馴染みのない野菜だけれど
 
ここでは一般的な食材の1つ。
 
 
日本語で「フダン草」という耳慣れない
 
名前でもあり、最初に見た時は
 
熱帯の植物みたいにあまりに大きな葉の形に
 
 どんな味なのだろうと
 
興味を掻き立てられたものですが

 
..なんてことはなく
 
味は小松菜に似ていて
 
寧ろ小松菜よりも青菜らしい青臭さが少なく、

クセが無いまろやかな味わいが

西洋の食材・お酒とも合うなぁという印象。
 
 
 ビタミンEやミネラル、カリウムが豊富に
 
含まれているそうで、 

栄養価が高いというのもポイント高く
 
小松菜の代わりに調理することしばしばです。


小松菜と言えば、自分的にナンバー1は

煮びたしで、こちらには油揚げがないので
 
キノコを割いて、濃いめのだしで味付け、
 
 
スペイン料理風のレシピにも挑戦したり
 
洋風アレンジも試した結果、

やはり日本人の私には煮びたしがしっくり。
 
 
 調味料が少し違うのと、苦みや青臭さが少ないので
 
この「アセルガ」で作る煮びたしは
 
完全な和の味とは少し違い、
 
 
和洋折衷みたいな味わいになるのも

なかなか面白くて不思議な感覚です。
 
 

 
        Tiiu
 
 
 

 

 
 

2022年10月14日金曜日

あると便利なDIY補修剤あれこれ

 ヨーロッパの古い家に限らず、

マンションの1室なんかでも 必ず出てくる

細かい所も含めた不具合は

その頻度といったら日本のそれと

比較にならない程高く

 

現地の人々は、小さな不具合は勿論

割と大掛かりなことまで

自分でなんとかしてしまう 

スキルを持ち合わせているように見えます。


今はネット動画などで

簡単に補修方法を検索できるから、

経験したことのない補修もなんとか

できてしまうことも多く

 

高額なコストをかけて業者に頼むのは

(いい加減な業者にあたる確率も高い!)

余程複雑だったり、大掛かりなことだけ

という人も多くなってきているよう。


さて、我が家でも常備しているDIY

用品はガレージの棚にずらりとありますが

特に便利なのが

チューブ入りのパテ、プラスティックのヘラ、

防カビ効果のあるクリーム

 

タイルや壁などに見つけた

小さな亀裂やヒビを初期のうちにパテで

補修することで、

大きな問題を未然に防ぐ目的です。


生活の習慣として補修が身に付いて

しまえば、こっちのもの、

 古い家とつきあいながらの暮らしは

日々のメンテナンスが重要だと身に染みています。

 

           Tiiu  

 



 


2022年10月11日火曜日

来季の春はプレッピー?!

まだ秋が始まったばかりだけれど

ちらちらと入ってくる

来春のトレンド情報に心動いたのが

久しぶりのプレッピーなトレンド。


チェック柄やニットベストなど

この秋冬にも十分にその片鱗は

あるものの、春からのプレッピーは

もっと爽やかさが溢れるようで

 

ロゴ入りのスウェットやケーブル編み

のコットンニット、ポロシャツ、ローファー靴

キュロットスカートなどが

瑞々しくトレンド入りしていました。


大人女性としては、カジュアルな

 プレッピーではなくて

きちんと感のあるエレガントプレッピーを

目指したい所ですが、

 

プレッピーを彷彿とさせるアイテムは

個人的にも好みなモノが多く

今後定番的に愛用出来る品も

少なくないと感じます。


それをふまえて買い足したいアイテム、

秋冬から継続してどのように混ぜ込むか

  新鮮味を出していくかを想像するのが

やはり楽しい作業で、


春を見据えながらだと秋冬アイテムの

選択も、もっと効率よく

できるのではないかと思っています。

 

↑Oliveclothing秋冬コレクションより

       Tiiu

 

2022年10月8日土曜日

水栽培デコのアイビー

以前にもこの記事で書いた、

 

こぼれ種から芽が出て

いつも間にやら、すくすく成長し続け

今や縦横無尽に蔓がラティスに絡まっている

伸び盛りのアイビー。


こぼれ種から出た、たった一つの苗を

一度は鉢に移し

あまりに蔓が高くなったので

今度はラティス近くの地植えに移植、

 

そこから蔓が一方ではなく、

何方向にも枝分かれして伸びるように

なったので、ほんの少し先っぽを拝借...

 剪定して家の中で水栽培することに。

 

切ったアイビーの茎を水に付けておくと

数日で根っこが伸びてくるので

家の中でもグリーンデコを楽しめるのです。

 

水栽培のアイビーは外の地植えに比べて

成長速度もゆっくりペースなので

こじんまりとした一輪挿しでいい感じ

 

なるべく日当たりの良い窓辺に置いて

1日1回水を取り替えるだけの

簡単なお世話で、癒しの小さな

グリーンスペースが生まれるのでした。

  


        Tiiu

 

 

 

2022年10月5日水曜日

90年代の服と私

1990年代の古着やスタイルが

日本の若者の間でブームになっている

という話をしばしば耳にします。

 

90年代と言えば、およそ30年前!

自分自身を振り返ってみると

まさに青春真っただ中で


もちろん、ファッションにも大いに

情熱を注いでいたし

ヨーロッパにカルチャーショックを

受けまくっていたのも、思えばこの頃でした。

 

その90年代にもれっきとした

古着ブームはあり、大阪や神戸の古着屋を

巡っては、目を輝かせて手に取っていたのは

60~70年代のユーズド品だったように思います。

 

時の流れはあっけないもので

その頃に着ていた90年代の服が

今やレトロだと若者に憧れられ、

60-70年代の服はヴィンテージの域に...

 

さすがに90年代に着ていた服は手元に

殆ど残っていないけれど

 

色々な国の、自分と好きな感性が似た人の

ユーズド品を手に取り、

これは何年に作られたのかな?

とか、その頃自分はどうだったか?

 

などなど

思いを馳せると、こういう楽しみ方も

あるものかと新鮮な発見をした気分になり、


普段は殆ど過去を顧みない自分も

服や小物を手に取ることで見えてくる

過去の嗜好、情熱、考え方が 

まざまざと蘇ってくるのでした。


*90年代風のワンピース、ショップにて販売中です!

 

          Tiiu



 

2022年10月2日日曜日

ザクロの効用

スペインで美味しく食べられる

フルーツの1つで、しかも安価、

正にこれから旬になるのが

赤い実のザクロ。

 

 日本にいたころ、数える程しか食べた記憶の

無かったザクロだけれど、

 

ここスペインに来てからは、

どこの食料品店でも見かける位

日常的に見かけるフルーツとしての

位置づけとなりました。

 

甘くてフルーティな味だけでも

十分魅力的なのに

 

栄養分としてのビタミンC

老化を防止する抗酸化作用、

女性ホルモンを整える効果などが

注目されており、興味深いものがあります。


よくよくザクロの実をみれば、

赤い粒粒が、なんだかサプリメントの

カプセルみたい!に見えたりして。

 

更年期予防、美白、シワやむくみ予防...

なにやら女性に嬉しい効果が詰まった

サプリメントに勝るとも劣らない

効果を持ったスーパーフルーツを

毎日食べない手はありません。



            Tiiu