2020年3月30日月曜日

ギリシャのお菓子ハルヴァ

10年以上ヨーロッパに暮らしても
まだ食べたことのない
未開拓のお菓子が沢山
存在するもので

それぞれの国の地方菓子など
も入れると、膨大な種類の
お菓子があるものと思われます。

少し前に手に入れたのは
ひとくち目はお世辞にも美味しい
とは言えず、

食べ続けていくうちに
少しずつクセになっていく
ギリシャのハルヴァというお菓子。

ヨーロッパではロシアや
ギリシャでよく見かけるらしく
中東などでは幅広い国で人気だとか...

 練り胡麻ベースの生地に
ココアと蜂蜜が練り込まれ

小麦粉が使われておらず、
口当たりは軽いのに
 一口でもずっしりお腹に残る感じが
朝の空き腹を手早く埋めるのに便利で

食感や栄養素の高さは
何となくカロリーメイトを
彷彿とさせるものがあります。

 ミントティーや
ギリシャヨーグルトと一緒に
食べて、エキゾチック気分を
味わうのも良いアイデアです。


          Tiiu  

2020年3月27日金曜日

渋い色多めな今季の春

毎年春の新作を眺めて見ると
結構な割合で出てくるのが
シャーベットカラーなどの
パステル色。

最近ヨーロッパではパステル色が
若干少なめの傾向になるけれど

今年は特にあまり見かけない
様な印象です。

定番のホワイト色は揺るぎない
人気で変わらず
種類も豊富である他に

それではどんな色が春の
新作に使われているかというと

色々なショップのLOOKBOOKを
見ていて気付いたのが
どちらかと言えば
秋のイメージが強めな

ジンジャーブレッドみたいな
コクのあるブラウン色、
マスタードイエロー色 
くすんだグリーン色などなど

ピンク色も時々見かけるけれど
更に頻繁に見かけるのが
鮮やかなパキッとしたレッド色。

コットンのホワイト色に
ビビッドな赤色、
デニムに、くすんだグリーン色
キャメルブラウンに濃いブルー色
と言った組み合わせに
今季らしさを感じます・

渋い色彩に白やブルーを組み合わせた
カラーハーモニーを着て
小物少し甘めにするのも
また新鮮な春スタイルかもしれません。


                                    Tiiu



2020年3月25日水曜日

ささやかな収穫

外出が出来ない期間は
せめて庭に出て太陽の光の下で
念入りに庭のお手入れと
芝生やハーブの種まきを...

と、思った矢先に
降り始めた雨週間。

切り札だった
庭で過ごすガーデニング
時間もなくなり
 気温も少し冬へと逆戻り、、

そんな時にできる事は
以前から茂っていたハーブや
小さな葉モノ野菜を
収穫したり、間引いたり

食べて消費することで
キッチンガーデンを活性させる
他ありません。

新鮮な野菜を頻繁に買いに行けない
状況下の今こそ重宝する
香り高い庭で育てた
ハーブ野菜たち。

今まで以上に食卓に登場するので
意外な組み合わせが
美味しいことに気づいたり

あるのとないのでは大違いな
 野性味あふれるスパイスなのです。



         Tiiu 



2020年3月23日月曜日

じゃが芋のふわもち焼き

細く刻んで固めて焼く
じゃが芋のガレットのことは
こちらで書いた記憶がありますが

更にもっとお手軽で
食感はもちっとした
お餅のような柔らかさがある
じゃが芋のステーキは

じゃが芋大量消費にピッタリで
買い物へ頻繁に行けない 
今のような非常時にも
大変役立つレシピです。

作り方は、ただひたすら
じゃが芋の皮を剥いては、おろし
片栗粉でこねて
パンケーキ風に焼くだけ

と、何も考えることはなく、

味付けは砂糖醤油の他にも
ケチャップやチーズ、
海苔バターなどなども合いそうです。

 シンプルなのに
美味しくて、温まって
お腹に溜まる...

パンやご飯とは
また違った新鮮味が味わえる
じゃが芋主役の食卓も
たまにはいいものです。


              Tiiu

2020年3月21日土曜日

スタイルブックを思い描いて

季節は少しずつ移り変わり
来月にもなれば
ベッドリネンもクローゼットも
衣替えのシーズンに。

家でゆっくり過ごす他ない
この期間を有効利用して

少しずつ丁寧に
 お気に入りのニット、
冬物のパンツやカーディガンを
ウール素材コースで洗濯し

毛玉を取り除いて
型崩れしないように
来季までしまっておくと

今度は新たに薄手の
コットンやリネンのニット、
シャツなどを取り出します。

そうやって服の出し入れを
しているうちに
忘れかけていたアイテムが
ひょっこり出てきたりして

アイテムによって
着ている回数の差が歴然なことに
気づかされるのです。

思い切って
自分の手持ちを全てノートに
書き出してみたら

意外な合わせ方が次々と
頭の中に思い描かれて
想像がスタイルブック状態に...

たまには持ち物を並べて
俯瞰して
自分なりのスタイルブックを
思い描くと

欲しいモノ、必要でないモノが
 クリアに見えてくるのだと思います。




                        Tiiu


2020年3月19日木曜日

ダーツで決める大掃除

日本は年末、ヨーロッパは
丁度この時期、
 イースター前後の春期間が
一般的な大掃除シーズンです。

住み始めた頃は
年末に大掃除をしないと
何となく気持ちがすっきりせず
罪悪感を感じたものですが

春の大掃除は気候もポカポカして
掃除気分が上がり、
それもまた理にかなっているの
かもと思うようになりました。

しかし、大掃除は始めるまでが
とても億劫で

普段は見過ごしている窓の桟
ソファの隙間、キッチンの壁
などなどをリストに挙げると
キリがないので、

そういう迷いにえいやと
決め手を作るべく考えたのが

遊び用のダーツの的に記された
数字に当てはまる掃除の場所を
メモに書き写し

毎日掃除を始める前に
ダーツの矢が刺さった所の
汚れを落としていくという流れです。

一度掃除した個所は
別の個所に書き換えていき
毎日少しずつキレイしていく...

中々ウィットに富んだ
決め方に思えるのですが
その前に、掃除を伴うダーツ遊びが億劫に
ならないか、少々心配です。 




          Tiiu

2020年3月17日火曜日

タオルのプチ贅沢

新しい暮らしを始めた時に
食器や家具、カーテンなどを
一式揃えるために

雑貨やインテリアショップ巡りを
するのに心弾ませるものですが

一たび手に入れてしまうと
壊れたりしない限りは
買い変える機会が無くなり

あとは生活必需品ではなくて
嗜好品に近いインテリア雑貨を
少しずつ集めるくらいに
なっていくものです。

ところがインテリア雑貨にも
消耗品が少しはあって
その代表格がタオルです。

バスルームにストックする
タオルの類は

どんなに大切に扱っても
洗濯し、太陽の下に干すと
 少しずつ硬くなり
ふわふわ感が失われ

やがてパリパリのお煎餅の
ようになってしまうもの。

消耗品と理由をつけて
季節の変わり目に新しいタオルを
雑貨屋で物色する時間が

かなり昔から秘かに
気に入っています。


                       Tiiu

2020年3月15日日曜日

うさぎ肉の煮込み料理

スペインではついに原則
外出禁止となってしまい
家にこもったら
新しい料理に挑戦するなど

家だけで出来る何かを
探すほかありません。

日本では家庭料理として
馴染みのないうさぎ肉を使った
レシピを見つけるのは難しく

初めてフランスのスーパーで
うさぎ肉のパック入りを
見かけた時に

どんな風に調理したら良いのか
フランス人の調理法を
じっと観察したものです。

実際に食べてみると
チキンよりもずっと
パサついたような食感が
印象に残ったため

続くヨーロッパ生活では
うさぎ肉の存在を忘れかけて
いたけれど

こちらバレンシア地方では
うさぎ肉をパエリアに入れるのが
一般的で、これがまた新鮮でした。

うさぎ肉とは、結局
肉そのものの味よりも出汁に
個性があるのか、煮込みにすると
パサパサ感が気にならず

 まるでおでんに入れる
牛すじ肉のような存在かな
と思ったりするうちに

10年近く避けてきたうさぎ肉料理に
もう一度挑戦したい
気分になってきました。



         Tiiu  


2020年3月12日木曜日

捨てる?捨てない?

ひとには
モノを捨てるのに大変勇気が
いる人と、そうでない人に
種類が分かれるもので

違う二人が一緒に住むと
「捨てる、捨てない」
で大変揉めることになり

「捨てる、捨てない」は
「言った、言わない」と同じ位
なかなか譲渡のラインに
辿り着けないのが特徴で

長く不毛な議論に
うんざりする事しばしばです。

 そんな一見些細に見える
揉めごとを終わらせるのに
良いインテリア雑貨が、

しっかりとしたラタン編みの
 衣類ボックス。

洗濯かごとして使っても
良かったのだけど、

見た目の割りにずっしりと
重さがあり、インテリア
 デコとしてもいい感じなので

一方は捨てたいけれど
他方は使い道を模索したいと
意見が分かれた時に
取りあえず保管するボックスに。

冷却期間を置く間に
やっぱり必要とされなかった
不用品は捨てられるし
日の目があれば再利用

...という具合に
我が家流、捨てたいけれど
捨てられないボックスと
化したのでした。



         Tiiu



2020年3月10日火曜日

小柄女性に優しいハイウエスト

ここ最近のお洋服に関する
ハイウエストブームは
ゆったりとしたシルエットに
メリハリを付けやすく

とりわけ小柄女性にとって
嬉しいトレンドと言える
かもしれません。

ネットで服を買うのが
日常化してきた自分にとって
パンツの丈直しは
特に面倒なこともあり

クロップド丈を選びがち
だったけれど..

今のハイウエストブームに
なってから、クロップド丈
アンクル丈の種類はぐっと増え

スカートやワンピースなども
より軽やかに
バランスよく
着やすくなったように思います。

ハイウエストによる
スタイルアップ効果により
パンツにローヒール、
スニーカーの人気が

また一段と
ヨーロッパでも
高まりそうな予感です。 



                    Tiiu

2020年3月8日日曜日

カロリーの差が激しい朝ごはん

フランスでもスペインでも、
朝ごはんのメニューと言えば
軽いパンに甘いモノや
シリアル、フルーツジュースなどなど

個々の家庭によって、
毎朝、定番をストックして
食べ続ける人が多いようで

中にはもちろん
カフェオレだけで済ませる
朝ごはん取らない派、の
人々も珍しくありません。

 我が家では一時
朝ごはんが生のフルーツと
カフェ系の飲み物だけの
時期がありましたが

それから様々な変遷を経て

 朝起きる時間が年齢と共に
自然と早まってくるせいか?
朝ごはんをしっかり食べないと
エネルギーが持たなくなりました。

今では朝起きた時の
その日の台所事情に任せており
前の晩の残りがあれば
 丼モノや、カレーでも良いし

丁度よい具材があれば
サンドイッチやタルティーヌ
 簡単パスタだって有な自由さです。
 
 日によって食べる朝ごはんの
カロリーの差が大きくなったのは
否めませんが

しかし冷蔵庫に朝ごはん用の
何かをストックしなければという
煩わしさからも解放されたのでした。



          Tiiu  

 

2020年3月6日金曜日

坊主から蘇る

昨年の秋はじめ、
手狭になり窮屈に見えた
無花果の小木を引っ越しさせて
それ以降

 根付きが悪かったのか
移動場所が好きでなかったのか
みるみる大きな手の平サイズの
葉っぱが抜け落ちはじめ...

この冬はとうとう
全ての葉が落ち丸坊主
(こんな状態は今までに無かった!)

遠目から眺めると枯れ木状態
に見えてしまっていた
ものだから

あぁやっと実を付けるように
なった無花果の木を
枯らしてしまったかも、と
寂しい気持ちでいたところ

年が明けた頃
よくよく枝の節目を観察すると
小さな芽のような粒粒を発見し

それが鮮やかな緑ではなく
薄茶のようだったので
やはり駄目か、、と思いきや

少し暖かくなり始めた2月中旬、
あれよあれよと鮮やかな
新緑の葉が開き始めるのです。

生まれたての無花果の葉は
まるで人工植物のように
つやつやで、くすみのない緑色

見事に復活を遂げた木の
成長は著しく
前より逞しく見えるのでした。


数か月前の枯れ木姿からは想像できない程の青々しい現在

                                Tiiu


2020年3月4日水曜日

南米風デザインのバックに心惹かれて

ヨーロッパのブランドが出す
色々な春夏のLOOKBOOKを
眺めていると

サマードレスやコットンピケなど
バケーションスタイルや
ピクニック、アウトドアに
いかにもフィットしそうな

南米風デザインのバックに
心惹かれて

その巧みな色使い、
アステカ柄やいい感じになめされた
レザーの編み込みなどに
素朴な大地を想像しては癒され

ヨーロッパのフィルターを通した
南米を意識したデザインなので
 モダンなスタイルにも溶け込みやすく、

夏の定番カゴバックの
存在感を押しのける迫力も感じます。

観察してみると、 
手ごろなプライスから
 
 緻密に編み込んだ手仕事を
感じさせるジャガード織など、
布バックでも高価なプライスがあり

うわぁ贅沢!
と思うことしばしばですが

この夏人気が出そうな
刺繍やレースのお洋服との
組み合わせを考えると
妄想が広がる、

見ているだけでも心が弾む
春夏小物の1つと言えそうです。



        Tiiu

2020年3月2日月曜日

キルトに綴る頭脳戦

我が家の隣の空き地に植わる
巨大な2本の松の木が
例年よりも早く花粉を飛散させ

庭のテラス床が黄色に染まる
季節がやってきました。

くしゃみと涙が止まらない
憂鬱なこのシーズンは
家の中で体を動かしたり
頭の体操も効果的...

そんなこんなで
パズル感覚と計算、駆け引き、先読み
をしつつ、対戦するボードゲーム
「パッチワーク」にハマり中。

華麗なパッチワークを作る為
布の切れ端に見立てられた
パズルのピースは
1つとして同じ柄がなく、

勝ち点を取るために頭を
絞りながら集中しながらも
可憐な柄モノにほっこり和むのです。

二人対戦、シンプルなルール、
でも負けると悔しい
このアブストラクトゲームは 

布好きの心をギュッと掴みながら
(実際は厚紙ピースだけど..)
何度も繰り返し遊びたくなる
大人の対戦型ゲームです。



                                      Tiiu