2023年1月29日日曜日

真冬の夜は薪の香り

 真冬の夜に住宅街の外を歩くと

なにやら香ばしく、炭火焼きのような

燻した香りが漂ってくるので、

どこかで毎日焚火をしている人がいる?

 

などと、最初の頃は訝しげに思ったものですが

よくよく視線を上げて見てみると、

家々の煙突からモクモクっと

煙が立ち上がっているのを発見する...


そう、香りの正体は

暖炉の薪に火をつけている家庭が

ぐんと増えてくるせいでした。

 

我が家に暖炉はないけれど

昔リフォームをする前は付いていたようで

リビングの角に少しだけ、

その名残が残っています。


今に比べて昔は暖炉がもっと盛んに

使われていただろうから、薪の香りは年月とともに

少しずつ減りつつあるとはいえ、

 

キンとした冬の寒さに

郷愁的に嗅覚へ訴えかけるこの香りは

冬の好きな風物詩の一つになりました。



                    Tiiu

2023年1月26日木曜日

卵のまとめ買いをした日には

日本ではタイムセールや

特売品など頻繁に見かけていた

、と記憶している卵の割引。

 

 おひとり様〇パックまでと、

制限まであったりする程お安くなることも

あるようで、卵の割引など珍しくないと

ずっと思っていたのに

 

こちらスペインでは卵の割引を

そんなに頻繁にみかけません。

 

しかもこちらは生卵を食べる習慣がないので

なんとなく全体的に古いのかなと思ったり..

コストパフォーマンスが良いイメージはなく 

更に昨年は30%ほどの値上げもありました。

 

そうはいっても卵好きの私としては

好きな品種の卵を冷蔵庫に欠かすことはなく、

 ひとたびその卵の割引予告を見つけたら

初日朝一番にお店へ向かいまとめ買い、


消費期限内で使い切れることを

考慮したら、まとめ買いでも2、3ダース

になるけれど、それでも卵の割引は

なんとなくレア感があって高揚します。


戦利品は、これまた殆ど作る機会のない

プリンや 茶碗蒸し、煮卵などに

使ってみようかとあれこれ思案するのでした。



        Tiiu

 




2023年1月23日月曜日

冬→春へスイッチアイテム・その①カーディガン

巷のセール時期も落ち着き

まだ暫く続きそうな冬の寒さの中でも

身につけられて、

尚且つ春からも持続して着られる...


そんなアイテムの一つが

ニットのカーディガン。

 

元々カーディガンは好きなアイテムの

一つでもあり、

新しいフォルムや、特殊な編み方の

デザイン、キレイな色などを見つけたら

つい欲しくなってしまうものですが

 

 不思議なことに、カーディガンに関しては

衝動買いをしたけど、あまり着なくなった

という事例は、これまで殆どなく

どれも定期的に袖を通している気がします。

 

ロング丈でもショート丈でも

アンプルでも、フィットしたタイプでも

 ボタンが大きくても小さくても、ボタン無タイプでも

それぞれ特性があって着方を

工夫して楽しく着られるカーディガン。

 

それだけ、多種多様な体系にフィットしやすく

色とデコルテの形にだけ留意すれば

誰にでも似合いやすいアイテムかもしれません。

 

冬はボタンを留めてインナーに

春からはボタンをルーズに留めて

 中から白シャツなんかを覗かせてみたり..

と、冬→春スイッチアイテムとしては

引っ張りだこな予感のアイテムです。

 


 ↑写真のアイテムはショップにて販売中!

 

         Tiiu


2023年1月20日金曜日

三賢人の王冠ティータイム

1月6日、公現祭の祝日が過ぎると

ヨーロッパのクリスマスはようやく終焉を迎え

ツリーやベレン人形など、クリスマスの飾り付けが

片付けられていくのもこのころ。

 

さて公現祭とは

イエスの誕生を祝う東方三賢人の礼拝を

祝ったもので、

王冠のモチーフがふんだんに使われます。

 

フランスなら「ガレット・デ・ロワ 」

スペインなら「ロスコン・デ・レジェス」

と王冠を彷彿させる丸形のケーキが

至る所で売り出されるのはお決まりですが

 

このケーキはどちらの国のものも

私にとってはあまりに甘くて重く、

味が単調気味で飽きてしまうこともあり

 

昨今では焼き菓子を何箱か買って

好きな時につまむのがお気に入り。

 

王様の形を象って型押しされた

クッキーは、ジンジャーやシナモンなど

エピスの風味たっぷりで

蜂蜜 っぽい甘さは若干控えめ。

 

これにマンゴー、パイナップル、パパイヤなど

パッション系のドライフルーツがブレンドされた

お茶を合わせて飲むのが

かなり自分好みです。

 

公現祭やクリスマスムードは終わっても、 

焼き菓子やお茶はまだストックがあるので

冬が終わるまで、名付けて

「三賢人の王冠ティータイム」

が味わえそうです。

 


         Tiiu


 

2023年1月17日火曜日

ドライプランツデコ

育てやすい観葉植物か、

多肉植物みたいなトロピカルプランツで

グリーンなデコスペースを作ろうと

室内にテラコッタの壺型の鉢を置いたのに

 

 日光が届きづらいのか

鉢の細長い形が成長を妨げるのか

 手を変え品を変え

新しい植物を植えては、ほどなくして

枯らしてしまうことが続き

 

もしかしたら

この壺鉢に何かを植えるのは鬼門かもしれない 

と、最近は半ば諦めムードで空にしていたのが

 

たまたま訪れたインテリアショップで

見かけたドライプランツが、

あの壺鉢の雰囲気にピッタリなのでは

と思い立って手に入れてみました。


最近はどこのインテリアショップも

そこそこ種類豊富なドライプランツを

揃えており、いろいろ迷ったけれど

 

素朴な土色テラコッタには

ナチュラルトーンが一番似合い、

ボリュームのある束をバサッと無造作に

挿すのがおあつらえ向きでした。

 

寂しかった空白のスペースを埋め、

これで枯らしてしまう心配もない

という安心感と同時に

 

今度は色にクセのあるドライプランツを

他の部屋にしつらえてみたい

という欲望も湧き出てしまうのでした。

 


        Tiiu



2023年1月14日土曜日

この春トレンドは秋色メイン?!

毎年、年が明けると、

お気に入りブランドの春夏プレコレクションや

新作Lookbook などをチェックして

新しいシーズンの大まかなトレンド潮流

を知ることになりますが

 

この春夏、特に目立つのは

春らしいふんわりとした明るく淡い色

というよりも、どちらかと言えば、

秋に見かけることが多い深みのある色たち。

 

例えば、

カーキやボルドー、コニャック系のブラウン

ベージュやオレンジ色といった

渋みのある色が目につくのが

ある意味春服としては新鮮でした。

 

自分がチェックしたブランドたちが、たまたま

そういう傾向なのかもしれませんが...

今季見かけた春っぽい色としては

クリーム、アイボリー色、インディゴや明るめブルー、

位しか見当たらない印象です。

 

挿し色で活躍しそうな

 ブルー、ピンク、パープル色なども

割とヴィヴィッドではっきりとした色調が多く

これにアイボリーやブラウン色を

合わせたバランスに今年らしさを感じます。

 

 しかしそんな渋色メインの春服でも

アイボリーやクリーム、ホワイトなど

白系の色を1点混ぜる効果は絶大で

 

これは手持ちの秋服やユーズドのお洋服を

取り交ぜて完成させることが

わりと容易に可能です。

 

トップスでもボトムスでも、白系のアイテムを

どこかに覗かせていれば、他が渋色でも

濃い色でも、なんとなく

春スタイルとしてまとまっている

という素敵コーデを今季はいくつも目にしたのでした。


AmericanVintage2023春夏コレクションより

 

         Tiiu

 

 

 

2023年1月11日水曜日

今年はnoteのマガジン記事を増やす

何年か前から少し書いては

休み休み..と不定期に更新していた

コンテンツ投稿プラットフォーム

noteでのマガジン記事。

 

これを今年は頻度を上げて

幾分かは規則的に更新していこうと

目論んでいます。

 

 というのも、ショップコンテンツで

使っていたhttps://kyomomattari.wordpress.com/

の方が、ショップブログと被る部分があるので

こちらに一区切りつけ、

 

 上記の代わりに、もっとファッションノウハウや

ブランドストーリーに特化した

日々の着こなし、アイテム選びに役立つ内容を

noteマガジンに綴っていけたらと思っています。

 

note上の「Tiiuスタイルブック」

 https://note.com/tiiu/m/m745c4007e034

では、過去記事を見ることもできますので

当ブログ同様、興味のある方は

こちらもご覧いただけましたら幸いです。


一方、こちらの店主ブログの方は

このまま変わらず、のらりくらりと

日々の生活をジャンル問わずに

綴っていければと思っています。

 

 今の時代、ついていくのがやっとで

選びきれないほど 沢山のプラットフォームが

巷に溢れています。

 

やはり自分は動画、音声などより

文章や写真を載せるのがしっくりとくるので

(とか言いつつ、いつかするかもしれませんが..)

自分の出来る範囲で一歩ずつ

明るい読み物を お届けするのが目標です。


 
   Tiiu

 

 


 

2023年1月8日日曜日

冬コート未だ出番ナシ

今季のスペインは、過去100年の中で

一番の暖冬だそうで、

クリスマスもお正月も気温15度を超える

ポカポカ日和が、冬の存在を忘れさせます。

 

そういえば一度も袖を通してなかった

冬仕様のコートはクローゼットで

未だ眠っており...ZZZ

 

それどころか、厚手の大判ストールや

カシミアのニットアイテムなんかも

 めっきり出番がありません。


ヨーロッパの中でも温暖な気候で、

太陽の国と呼ばれるスペインでも

冬は普通に寒い日もあるのが通常、しかし

この冬は寒波もなければ、雨もほぼ降らない

ちょっと 寒めの秋の様、

 

とはいえ、まだまだ1月初旬なので

これから2月にかけて冬将軍が

やってくるかもしれません。


もしその時は

これまで冬の風情がなさ過ぎて、の油断で

いきなりの寒波に

慌てふためきそうな予感が。

 

でも少しだけ冬気分を味わいたいのも否めません。



      Tiiu


 

 

2023年1月5日木曜日

理想的な靴下って?

 衣料品の中で真っ先に消耗するアイテム

と言えば、何と言っても靴下です。

 

タイツも含めた靴下の類は

どんなに頑丈そうな布地を選んでも

履いているだけで布地が酷使され

 

更に洗濯も頻繁になると

あっという間に摩耗して

ある日突然使い物にならなくなる

ことも珍しくはありません。

 

ところが日本と比べて靴下の店が

かなり少ないと感じるヨーロッパ、

 

デザインは素敵でも日々の生活で

さっと手に取れるシンプルな靴下を探すのに難航しており

常に理想的な靴下を探している状態です。 



特に冬の生活においては
 
暖かみがあって、チクチクしない素材、
 
ほっこりする色とそこそこ厚みのある布地で
 
出来上がった靴下を見つけたら
 
 
来年の分までストック買いしたいなと
 
色々なお店を物色している最中です。
 
 
 
 

 イタリア靴下メーカーCalzedonia2022-23秋冬より


         Tiiu


2023年1月2日月曜日

ほっこり癒しのヴィンテージ・レース

 ナチュラルスタイル、

和洋折衷なモダンスタイルなど..

意外と幅広いスタイルのインテリアに

しっくり馴染んでは見た目をほっこり癒す

 

長い時を経た風合いが 

心地よく、空間を素敵にレベルアップ

してくれるヴィンテージのクロス。

 

少し洗いざらした質感の風合いや

褪せたような生成り色、

くすみカラーなど

 

ヴィンテージならでは、の布色に

素朴なレースが付いていると

その上に何を飾ろうかと

デコレーション欲が沸々とわいてきます。


フランス、イタリア、ベルギー、オランダ

などなど色んな国から集めた

 

レース入りのヴィンテージや

アンティークのクロスを集めて

比較してみると、それぞれの国の個性や

時代背景も少し垣間見れたりして

 様々なことを物語ってくれるかのようです。

 

*写真のアイテムはショップにて販売中です!

                                        Tiiu