2017年6月29日木曜日

海草好き

日本ではワカメや昆布をはじめ
海の植物は和食に欠かせないものであり

海草の種類が当たり前のように揃って
それに伴うレシピも豊富なのに、

 ここヨーロッパでは
一部のグルメ、健康志向の人たちだけに
もてはやされている印象の
海草の類は

どちらかと言えば、
手に入りにくい稀少品、贅沢品
なのが、残念です。

というのも、我々夫婦は
大の海草好きであり、

海苔、ワカメ、ひじき、昆布などなど
単に健康だからというよりも
味が好きで 
海草を集めているからです。

手に入らない野菜は何とか
代用できる物があったとしても

あの独特な風味とか
出汁の出方は
海草特有のもので、
代用が効かないもの。

趣向が違えば
海は近いのに
海草はスルーされてしまうのです。




                Tiiu

2017年6月27日火曜日

大人の川遊び

スペイン地中海岸地方に滞在する
大半の人々にとって、
夏レジャーと言えば、ビーチ

、、という言葉が返ってきそうな位
夏に欠かせない定番レジャーの
ビーチですが、

真夏のビーチはとにかく
人が多くて、暑い、
車の駐車スペースを探すのも一苦労..
ホテルもハイシーズン価格..

 海は嫌いじゃないけど
夏前か夏の終わりでいいじゃないかと
割り切っている私達を

川遊びマスターの友人が
誰にも知られていない穴場の川岸へと
連れて行ってくれました。

行った先は山の中、獣道を歩いて
 掻き分け、突如登場した川面は
山の河そのもので
誰にも見つからないのも納得、

澄んだ水の流れは
場所によって緩急があり、浅い水位とはいえ
 子供には少々危険な
自己責任の大人の遊び場

まさに貸切状態、
日陰の下でピクニックも出来て
焼かない派にもできる河水浴。

山中で川遊びピクニックが
この夏の定番になりそうです。



               Tiiu

2017年6月25日日曜日

ウイスキーオレンジの色

日本からヨーロッパに移り
明らかに変わった服や小物の
選び方の一つが

色に対するこだわり。

白や黒、グレーみたいに
一言ではっきり表せる色ではなくて、
ニュアンスカラーに
惹かれる傾向が強くなり 

気にいった色を少しずつ
集めることに
楽しさを感じ続けています。

ちょうど今、とても気になっているのが
ブラウンがかったオレンジ色。

それもウイスキーの色みたいに
深みがあって、
見た目からほろ苦さが
伝わってくるような

大人っぽい渋みのある
オレンジ色を
グレーやカーキ、ネイビー色なんかと
合わせてみたい、

色から始まる
アイテム選びとお買い物
というのが、あっても良いと思うのです。



                                                                      Tiiu

2017年6月23日金曜日

夏至の夕べに

夏至と言う言葉に
夏と言う字が入っているので

つい6月の後半にある
この日の存在を忘れて
過ごしてしまっていますが

1年で最も太陽が長く見られる日は
明るいのに
涼しく過ごせる時間帯が長いということ
でもある贅沢な1日。

スペインでは涼しくなり始めるのが
18時半くらいからなので
それから完全に日が落ちるまで
3時間くらい

 ゆったりまったり
ご飯を食べたり、飲みながら

夏至時間を味わうのは
なかなかいいものです。

何より、これから夏が始まる
ワクワク感のある夏至には、

好きだけど寂しさもある
秋分と
全く違った感情を抱いていました。



                 Tiiu

2017年6月20日火曜日

1世紀を越えた椅子

長らくフランスの倉庫部屋に
置き去りにしていた
昔、アンティーク市で購入した
年月を経た椅子を

スペインの家に持ち帰ってもらい、
益々椅子が溢れる我が家..

 しかし
 当時、沢山並ぶ家具の中から
心動かされるものがあり
手に入れた椅子なので

久しぶりに対面してみると
やはり、じわりじわり
愛しさがこみ上げてきます。

購入した所の店主によれば
現代から1世紀以上
遡る時代に作られた椅子

だそうで、
 時代背景を想像するのも、壮大

フランスの時よりも少し広いスペースに
置いてあげると
椅子たちも活き活きとして見えるし

置く場所を考えて
時々座ってみるのも
感慨深いものです。


                   Tiiu   

2017年6月18日日曜日

一枝のミント

朝に仕事を集中してこなす
自分の夏生活において

ベッドから起きあがったら
なるべく短時間で
エンジン全開で、動きたいところ。

そんな時、コーヒーの前に飲む
目覚めの白湯に
一枝のミントを加えてみると

これがすっきり爽やか、
口の中だけでなく
胃の中が洗浄されたような
錯覚になり

驚くほどすっきり
目が覚め、脳が動き始める
ことを発見しました。

生の採れたてミントは
乾燥した市販のものより、
野生的な強い香りで、

手に取っただけで
香りが広がるのも、ちょっとした
癒しの目覚め効果

貴重な朝時間を充実させるための
小さな習慣が出来ました。



                                           Tiiu
 

2017年6月16日金曜日

隠れ空間

少女の頃、農家の廃倉庫を
見つけては、秘密基地を
作って遊んだワクワク感は

大人になっても消えないもので

隠れ家とか地下室、
屋根裏部屋などの
薄暗くて狭い空間に憧れる
自分がいます。

思い返せば、自分の実家や
幼少期によく遊びに行った
祖父母の家にも
小さな屋根裏空間があり、

その独特の埃っぽさ
古書の匂いに
居心地の良さを感じたもの..

それから大人になりアパート暮らしが続き
隠れ空間の存在をすっかり忘れて
見つけた、我が家の地下物置スペース

天井がかなり低いので
小部屋とも言えない
ごく小さな物置スペースだけど

ワインを貯蔵したり、
タイルや資材置き場に使っていたらしい、
暗くて、ヒンヤリしたスペースは

入り口はかなり狭く、
小さな人間でないと
入るのも難しい造り。

フフフ、ここを綺麗に掃除して
密かに隠れスペースを
アップデートしようと目論んでいます。


                                          Tiiu

2017年6月14日水曜日

夏にクールなビーズアクセ

現代に清少納言がいたならば、
夏の服にあてがう
ビーズアクセサリーは
いとをかし、と書いたかもしれない。

そう思えるほど
夏のコットンやリネン地などに
驚くほど似合うビーズの飾りは

それがネックレスであれ、
ブレスレット、ピアスにしても

トレンドや
年齢がいかなる時も、
ワクワクしてしまうディテールなのです。

 しかも、肌が露出する
この季節、

例えアクセサリーに汗が付いても
気軽に水で拭いたり、お手入れしやすいのも
ビーズ素材の良いところ。

赤をベースにとか、
紫、ゴールド、グリーンなどなど
普段は選ばないような色彩を
ビーズに絡めて

自分好みの色彩の妙を
発見するのも
また醍醐味。

 最近はビーズと異素材がミックスされた
デザインも出ていたり
ビーズが洗練されつつもあり

アップデートしていくのも
また楽しいのです。

2017年6月12日月曜日

ビールは少数精鋭で

いつもの食生活から
グルテン(小麦成分)を
少しずつ抜いてみて

体の微妙な不調が
改善されたのが地味に嬉しく、

完全なグルテンフリーではなく
控えめ生活を続けることに。

パスタやうどんなど
麺類がグルテンなのは
とっても残念、
しかし、かろうじて我慢できるものの

 麦芽たっぷりのビールを
 完全に絶つことは
特に夏には、自分にとって
耐え難く

せめて
家飲みだけでも量を減らそうと
少数精鋭ビールを
そろえてみました。

格安且つ量産で販売されている
ビールだと有り難味も感じず
毎日グビグビ消費してしまうので、

限定モノ、地ビールなど
ちょっと特別な場所、機会でしか
手に入らないビールを買ってきて

ラベルも楽しみながら
ゆっくり味わいつつ
量を飲まないで満足しようという試み、

今年はビール<白ワインの
比重にも心がけ
美味しくて格安白ワインも探索中なのです。



                                             Tiiu
 

2017年6月10日土曜日

夏のエコ時間生活

灼熱の太陽から逃れるように
スペインの昼間が
ひっそり静まり返る
夏シーズンがやって来ました。

昼間にシエスタの時間を
取るという生活は

最初、罪悪感を感じそう...
と想像していたけれど

夏だけに関しては言えば
この地では、効率的。

しかも、一番暑い時間にエアコンを効かせて
店舗を開けているよりは
太陽の熱を遮断して休むのが
エコと言えるかもしれません。

 夏の日に仕事をする上で
一番はかどるのが
朝と夜、

社会の仕組みも何となく
それに合わせていて

朝は6時から、夜は22時まで
明るさが続く、この地では
先端時間に目一杯
働くことが目標です。



                              Tiiu

2017年6月8日木曜日

モロッコランプ

和の工芸品、
デカンダンスなシャンデリア
シンプルモダンなモノトーン、
メカニックなデスクランプ 

などなど、
小さな照明を
部屋ごとに、少しずつ集めては
配置する照明好きの我が家において

意外にも持っていなかった
モロッコテイストの
土っぽい素朴なランプ。

この手のランプは、パッと見は
冴えなくても
明かりを灯すと魅力が炸裂し、

薄暗いお部屋を
ミステリアスな雰囲気で包む
魔法のような明かりなのです。

小さなアンティーク市で
選んだのは深いパープル色の
レザー張りのランプ、
 
ナイトテーブルの上が一番
しっくりくる大きさだけど
明かりのワクワクに眠気がやってくるのか
少々気になるところです。




             Tiiu

2017年6月6日火曜日

ベーシック固めからの脱却

先日、また興味深い
フランス人スタイリストの
ベーシックに関する
ファッション記事を発見、

自分なりに細かく紐解いてみると..

ベーシックではない
ファッションアイテム=トレンド
(又はインパクトデザイン)

これを自分が取り入れるとき
いかにして、失敗を避けたり
違和感を感じさせないか、について。

例えそれが一目惚れだったとしても
 人は皆、新しいアイテムや
これは自分向きか?と疑問を感じる
アイテムを購入する時に迷うものでして、

 そういったアイテムを無難に
取り入れるには、揺らぎない
自分の得意分野で固めた

ベーシック=基本パターン
を軸にして混ぜていくということ。

揺らぎ無い得意分野を作る
ことが一番難しい気がするのですが、

そこをクリアしていくと、
少しの遊びデザイン、
(筆者は金銀色の靴、ジャガード織りや
柄の入った服や、アクセサリーなどを列挙。)

 などなどを長く
深く愛用し続けることができて
自分のスタイルをより楽しく
作っていけるということでした。

確かに全てベーシックでまとめた服に
靴だけゴールドやシルバーとか、
想像すると、何となく素敵、

アクセサリー達もそういった
観点で見つめてみると
 自分の世界が広がるような気がします。



                              Tiiu



2017年6月4日日曜日

マーシュの使い道

たとえ冷蔵庫にレタスがなくても
最近は、お手軽にサラダが
作れるような、葉モノが充実しており

その代表的なのが
マーシュと呼ばれる
卵型の葉っぱをした野菜です。

スペイン、フランスのスーパーでは、
もちろんパック詰めで
売られているし、

栽培するのもお手軽なので、
庭の片隅のプランターに種を撒き
いつでも収穫して使えるように
することも容易なのです。

 レタスよりも柔らかく
ちぎらずそのまま消費できるのが
 かなりラク、

 生で食べても良いけれど
丼モノを作るとき、
ご飯と具の間に仕切るように敷くと

 熱で、くたっとしなり
具のソースや出汁がいい感じに
浸透して
ほろ甘く、食べやすい食感に。

 牛丼、豚丼にマーシュも
悪くない組み合わせです。


                      Tiiu


2017年6月1日木曜日

ウォールハンガー

我が家にお客さんを招くとき
気軽にささっと
上着などを掛けられる

洋服掛けがあれば良いな
と、常々思っていたところ、

忘れた頃に倉庫から
ひょっこり 出てきた
ウォールラックを発見し、

石壁にドリルで穴を開け
中に受けネジを埋め込み
早速取り付けを完了しました。

さて、数年ぶりに見た木製ラック、
 手に入れたのは記憶に
間違いが無ければ、

十年近く前に 
パリのインテリア店で購入したのを
日本へと持ち帰り
日本の部屋で2回ほど付け替え

その後フランス、スペインと住む家で
外しては付け替え、
今に至る、長い役割をこなし

どんな部屋にも馴染む、その
控えめな存在感がしっくり..

目立つのだけが
インテリアではない、と
原点に帰る思いで見つめていると
懐かしさがこみ上げてきました。



                        Tiiu