2020年9月29日火曜日

フランスのロマンティック人気

ここの所、フランスのLooKBookを

観察していると、ちょっとした

レトロ&ロマンティックな流れに

服飾が傾いていることに気づきます。

 

ブラウスの大きな襟、

レースや刺繍のディテール、

ラッフルデザインやプリーツなどなど

 

まるで少女服のようなガーリーさ

もありつつ、大人女性が着ると

ヴァージニア・ウルフみたいに

凛とした雰囲気になるイメージ。


以前にもこちらで綴った

子供服を併設したブランドに

勢いを感じるという件と

レトロブームの背景も

あながち偶然ではないのかもしれません。


ロマンティックなレース、

フラワー、レトロな柄などを

これまでのナチュラルと合わせたり..


乗馬風や、トラッドなど

メンズライクと組み合わせるのも

フランス女性はお得意で、


ロマンティック+ニットベスト

ロマンティック+レースアップブーツ

などなどは今シーズンを代表する

ようなスタイルです。

 


                  Tiiu

 



2020年9月26日土曜日

中世の王様

 欧米の絵本やアニメ、

イラストレーションなどに描かれる

目が点々として、口髭の形が

しばしば個性的である

王様の絵柄にそそられます。

 

不思議と可愛らしくデフォルメされた

欧米仕込みの王様キャラクターに

なぜこんなにも惹かれるのか・・

 

それをじっくり考えたことはないけれど

 ギザギザした王冠の形

可憐な紋章模様が入ったローブとの

組み合わせ、細やかなディテールが

しっくり、はまるからかもしれません。

 

物語で描かれる王様は大抵

少し抜けていて、情に脆いイメージがあり

ユーモラスな所もポイントが高く、

 

ツボな王様のイラストレーションを

見つけたら、思わず保存して

集めたくなってしまう私です。

 


        Tiiu

 

 

2020年9月23日水曜日

雨上がりのキラキラ

初冬にちょっとした雨が

続く時期があるものの、

夏の間は滅多に雨降りの日がない

私の住む地方の町。

 

 そんな風だから、たまに降る

雨の日は貴重で有難く、

(毎日の水やりをサボれるという

理由もあるけれど...)


雨上がりに外へ出て庭をぐるっと

見て回ると新鮮な湿気に包まれます。


晴れの日だったら、見つけるとすぐさま

取り去るクモの巣も、雨上りは

キラキラとして完璧な刺繍みたいに

見える編み目に思わず見惚れ

 

また、椰子の幹が乾いていく過程で

蒸気がもくもくスモークを出しながら

水分を蒸発させていく様子は

何度見ても面白いものです。

 

 そこらじゅうの葉っぱや草が

水滴でキラキラしているのは

水やりの後とは少し違った趣で

青空とキラキラが広がった束の間の

湿気時間がある初秋です。



        Tiiu

 


2020年9月20日日曜日

手持ち服のヴィンテージ化現象

かれこれ10年以上前に手に入れた

服飾雑貨で、今もなお

愛用しているアイテムと言えば..

 

ニット系全般、秋冬用のボトムス、

シャツ、レザーのバックなどなどを

筆頭に思い当たるのですが、


それらを注意深く観察してみると

やはり今の空気感にも合うデザインで

そこには使い続けてもへこたれない

布地、縫い目の力強さがあります。


昔の自分の服がこのようにして

ヴィンテージ化していく様子は

何とも感慨深いもので、


それと同時に、他の人が使い込んだ

(もしくはクローゼットで眠っていた?!)

とっておきの古着を手に入れて

自分のワードローブに加える楽しさも

格別のものがあります。


手に入れるポイントがあるとしたら、

時を経て質感が落ちても

デザインの鮮度が落ちていないこと。

 

ディテールのどこかに

色、ボタン、柄、何でも良いので

唯一無二の光る個性が見つかること。

 

そういう品々はたとえ古着であっても

価値が高くなり、競争率も上がるのですが

 

出会って手に入れた時の喜び、

合わせる服を考えるときの胸の高鳴りは

 新品とはまた違った味わい深いものです。


*ショップで販売中のフランスのユーズド品です。

      Tiiu

     



 


2020年9月17日木曜日

秋の味覚、続々と

レストランや個人商店など1か月位の

夏季休暇を取ることが珍しくない

こちらヨーロッパ。


オンラインで購入している野菜・

果物の専門店も例に漏れず休暇により

8月いっぱいは注文できず、

 

待ちにまった9月に早速注文してみると

 中身はすっかり秋模様でした。


ほっこり秋色カボチャにキノコ、

モスカテル種のブドウ、プルーン

などなど、秋の味覚が盛りだくさん。

 

 箱を開けた途端、甘い香りが漂ってきた

モスカテル葡萄は、早速頬張ると

芳醇な香りと甘さが口の中で弾け

 

すぐさまチーズとワインを

開けたくなってしまう

悪魔的な秋の味覚。

 

置いているだけで秋の情緒を誘う

大きなカボチャは、頃合いを見て

丸ごとオーブンに入れる日を待ちながら

暫くオブジェとして日々眺めています。



         Tiiu


 

 

 

 


 

2020年9月14日月曜日

夏の疲れを取り去るコスメ

 9月に入ってからというもの

朝晩の気温がみるみる下降し

秋を感じずにはいられない日々です。

 

秋は好きな季節であるものの

一日の気温変化が著しくなる

季節の変わり目で、

 

毎年のことだけれど

肌の揺らぎ、アレルギー性鼻炎など

色々と敏感になるのが恒例です。

 

揺らいだ肌を元に戻すのと、

夏の暑さや紫外線を浴びて

疲れが溜まりつつある肌を癒すべく


スクラブやクレイ(泥)洗浄、

お気に入りバスソルトでの

入浴時間が長くなります。


日が段々と短くなり

夜が長くなっていくのは

寂しくもあり、秋の夜長をしっとり

楽しむワクワクも共存しています。



             Tiiu


2020年9月11日金曜日

ひょんなことから靴箱が

 以前に書いたキッチンプチ改造

の一環で、古い冷蔵庫の上に

建付けられていた食料棚を丸ごと

取り外してみると

 

意外にも簡単に、すっきりと

丸ごと取り除けたことと、

 

奥に剥き出しになった壁は

綺麗な白いタイル壁だったことに

少し安堵しました。

 

さて、取り外して想像より重かった

食料棚は、解体して処分予定のはずが

 よくよく眺めて見たら、靴を収納する棚に

おあつらえ向きなことに気づきます。


敢えて靴箱を買おうと思う程では

無いものの、玄関扉の前に

散乱しがちな靴の数々を動かしながら

掃除をする煩わしさがあったので

 

 これを解消するには嬉しい

リサイクルパーツだったのです。


以前はお米や小麦粉、パスタに

瓶詰食品などが入っていた棚に

よもや靴が並べられようとは...

想像しなかった発想の転換です。



         Tiiu



2020年9月7日月曜日

手放せるモノとそうでないモノ

 年齢や外見の変化、または

生活スタイルの変遷などとともに

洋服を足したり引いたり...と

クローゼットの中身は移り変わるものですが

 

自分の場合、これは無くてもいいかなと

感じる服は、決まって年に1度

着る機会があるかどうかの

フォーマルやドレス要素の強い服。


アクセサリーに関しても同様で

パーティー向けの小さなクラッチなどは

もう何年も奥にしまったきりで

とんと出番がありません。

 

そういう感じの服や小物たちと違って

カジュアルに日々袖を通す服・小物は

たとえ少々傷んできたとしても、

フィット感、安心感が身を包み

 

ずっと一緒に時間を過ごして

いきたいとも思えるのです。 


洋服の中で、古い佇まいがプラスに

働くと、特に思えるアイテムは

通年だとコットンシャツやスウェットトップ。

 

季節限定だと、ナチュラル素材の

ワンピースや上着なども...

 

特にコットンやリネン地は大抵仕立てが

良いと、どんなアイテムでも

いい風合いに落ち着きます。


まるでこれ無しでは寝られない

タオルケットのように

フィットして馴染む洋服は手放しづらく
 
心地よい生活の為の相棒のようです。



        Tiiu


 

 

2020年9月4日金曜日

乾燥ひよこ豆

 キッチンにストックしている

食材を整理していたら

沢山出てきた、賞味期限切れや

期限ぎりぎりの乾燥豆。

 

これらの食材は使う前に丸1日水に

浸してふやかす必要があるので、即使えない..

恐らくしばしば開封が後回しになって

やがて棚の奥へ忘れられたらしいです。

 

 もちろん未開封の乾燥豆なので

少々の期限切れでも問題なく使えそう

ということで、早速ひよこ豆を

柔らかくなるまで加熱して


パンに付けて楽しむ、フムスという

ペーストと、ひよこ豆の

ポタージュスープ、


これらを作って消費してもまだ

余りある量だったので

次に狙うのは手作り豆腐。


ずっと気になっていた

ひよこ豆のお手軽豆腐作りに

次は挑戦したいと目論見中です。



         Tiiu  


2020年9月1日火曜日

森の中の家

 この夏を通して1話ずつ

丁寧に視聴して、美しい映像に

心が洗われたフランスのドラマ

 

映画監督モーリス・ピアラが

70年代に撮った「森の中の家」全7話が

とても心に残るものでした。


舞台となるのは、第一次世界大戦中の

フランスの田舎町と

最後の1話のみに出てくるパリで


名の通り森に囲まれた小さな家を巡る

田舎の美しさ、牧歌的な生活の

魅力がたっぷり詰まっており

 

 戦中と戦後、田舎と都会の生活に

翻弄される人々が少年の真っすぐな瞳

によって映し出されます。


フランスの生活も時代を経て

かなり変わったけれど、

一番変わらないのが朝ごはんの風景で


田舎パンに果実のジャムを塗り

丸いカフェオレボウルにたっぷり

注がれたカフェで流し込むスタイルは

現代でも普通に見られる光景。

 

 とても温かく優しい時間と

容赦なく寂しい時間が

 映像美と共に綴られる

宝物にしたいドラマです。

 

仏題:La Maison des bois

*Youtubeにて英語字幕もあり。



                          Tiiu