2016年7月31日日曜日

白の威力

この家に住み始めた時から変えたかった、
 溌剌としたグリーン色が
インテリアと不釣合いな
我が家のメインリビングの壁の色..

このグリーンの色が
オーガニックのレストランか?!
とツッコミを入れたくなる程で

変えたくて仕方なかったのだけど
いざ変えるとなると
どの色を選ぶか迷うこと数年、

この緑以外なら何でもマシじゃない?
という結論になり、
マットで少しくすんだホワイト色に決め
(ホワイトだけでも何種類もあり、これまた迷う)

 ようやく塗り始めたのでしたが
これが結構、
想像よりもなかなかの重労働で

当然のことながら、
体はペンキだらけになるし
暑いし、塗りムラが付くので
何度も重ねて塗るのがもう大変、

なのにも関わらず、
やっていると、作業が楽しくて没頭している
自分がおり
こういう作業は案外向いているのかも..

白が持つ圧倒的な明るさパワーにも
驚かされているこの頃です、
完成はいつになることやら。


                      Tiiu

2016年7月29日金曜日

修道院発、ベルギービール

フランスに住んでいた頃は
お隣の国、ビール生産で名が知れた
ベルギーの銘柄を
沢山味わったものですが

スペインでは国産に
かなり力を入れているせいか
どうなのか、、

ベルギービールといえば、
日本でも販売されている
レフ(Leffe)ビール位しか
見かける機会に恵まれません。

 このレフというベルギービールは
元々修道院で醸造していたらしく、

ベルギーにありがちな
アロマが強く主張する
カクテル感覚で飲むビールと少し違い

麦芽の香ばしさが
しっかりと感じられて
ビールらしいコクが 
控えめなアロマの存在に勝っています。

これを飲みなれると
スペインの国産ビールが少し味気なく
感じられてしまいがちだけど

 そんな味の差も気にせず
ぐいぐい飲めるのが
夏のビール。

チェコもいいけれど
ベルギーもね、と

ビール談義に
花咲かせながら飲むビール時間は
いつだって ご機嫌なのです。





                                                 Tiiu


2016年7月27日水曜日

牛肉カルパッチョ

とにかく時間がなくて疲れていたり、
料理するのがとんでもなく
面倒な時

日本だとスーパーやデパ地下で
出来合いのお惣菜やお寿司なんかの
パック詰めを買って済ませたり
していましたが、、

スペインではそう簡単には、まいりません。

 まず、お惣菜や冷凍食品のレベルが
日本と違って、非常に低く
その上価格も決してお手頃といえないので、

惣菜を買うくらいなら
生ハムやチーズとパンで
済ませるほうが余程マシなのです。

そんな事情にも慣れてきた昨今
買ってから2分以内で食べられる
お手軽食品、あるじゃない!と
思い出したのが

牛肉のカルパッチョ。

 生で食べられる牛肉の薄切りに
パルメザンチーズとソースも付いた
パック詰めは、
珍しくも美味しい、簡単お惣菜

サラダやパスタ系の出来合いは
総じて美味しくないのに
(というか、見た目から不味そうで買う気になれない..)
牛肉カルパッチョはハズレが少ない貴重品。

 それにしても、美味しいお惣菜を探すより
自分で簡単メニューを発掘して
ストックする方が
はるかに合理的、経済的な惣菜事情です。



              Tiiu




2016年7月25日月曜日

たまにはスポーツウェア

スポーティーなスタイルといえば
何も本気でスポーツを興じる為に
着る服という意味だけでなく、

スニーカーやジョギングパンツなど
街中を歩くだけでも
取り入れる風潮がありますが

この夏は本気で
スポーツするウェアを
手に入れてみました。

とはいえ、初心者でもあるし
いつまで続けられるのか、
という揺らぎもあって

そんなに予算はかけられず..
取り敢えずは、買いやすいプライスで
ウェアの上下と室内用のスニーカーを入手。

デザイン重視で選んだにも関わらず、
スポーツ服の利便性や快適さに
正直ビックリで、

スポーツ好きの男性が
ウェアの機能性にこだわる気持ちが
少しだけ理解できたような、

 洗ってもすぐ乾くし
とにかく軽くて、雲の上を歩いている
ような錯覚のスポーツウェアは

今までのなんちゃってな
スポーティな服は何だったの?
と思わせるくらいの
自分にとっての小さな革命なのでした。





2016年7月23日土曜日

映画作りとショップ作り②

映画作りとショップ作り
とりわけ、Web上のショップ作成は
映画と似ている所があるような気がします。

 短編映画を作った大学の頃
将来に映画関係の仕事をしたいとは
全く思わなかったのに、

なぜかその頃から
自分のショップを作りたいという
思いは持っていました。

映画と似ている点の一つは
自分の好きな世界観を
反映させられるということ。

見る人をワクワクさせたいと
思いながら、撮影・編集・脚色する作業。

色んな場所で、心動かす
何かを選んで、ショップに置いてみて
アイテム同士の繋がりも遠目から眺めながら
写して載せてみる。

カメラも編集も買い付けや
経理も全部一人で
こなす必要のあるWebショップは、

どんなに小規模だって
自分だけの映画作品のように
個性が滲み出たものかもしれません。



               Tiiu




2016年7月21日木曜日

映画作りとショップ作り①

学生の頃、自主制作で映画を作る
大学公認のクラブに所属していたことがあり、
そこで自分の作品(短編映画)を
1、2本作った経験があります。

映画を作るために
自分で脚本を書き、絵コンテ(コマ割り)を書き
撮影、演技指導、衣装、小道具、ロケ地選び
音楽、編集、アフレコ、、

全て自分で担わなければならず
たった15分程度の作品を完成させるにも
大変な労力がかかった記憶があります。

 それでもたまらなく楽しかったのは
きっと、自分で全て考えてやれたから
だと思うのです。

もちろん、沢山の友人達の協力なしでは
作品も出来上がらなかったし、

予算や時間の関係上
妥協することも少なからずあったけれど..

 色んな役割をこなしながら
一つのフィルムを作るのは
自分がマルチな人間になったみたいで
そこが心地よかった。

そんな時、ふと思ったのが、
マルチな作業をこなす経験を
ショップ作りにあてはめられるのではないか
ということです。

ショップ作りが映画と似てる点
次回はその続きをお話してみます。




            Tiiu

2016年7月19日火曜日

レオパード・ブーム?

今やバリエーションもかなり豊富で
定番的に人気の高い
レオパード柄ですが、

この秋冬にはちょっとした
ビッグトレンドに躍り出そうな・・
という記事をみかけました。

 豹がらの女と言えば、
真っ先に思い浮かぶのは
ケイト・モス。

いつもどこかに豹柄とレザーアイテムを
取り入れているイメージで、
強い目力としなやかさが
パンサーのイメージとピッタリ。

しかし彼女のように
ロックな感じで取り入れるのは敷居が高いし、
一歩間違えると、近寄りがたい冷たさを
伴ってしまう恐れがあるので..

レトロやボヘミアンとか、
温かみのあるスタイルに 合わせる方が
今の流れにマッチしていて
難易度が下がりそうな気がします、

なにはともあれ、
効果的に取り入れると
最高なスパイスになってくれるレオパード

その上、身に付けると
強いエネルギーが湧いてくるような気分に
なるのは不思議です。 



                                             Tiiu


2016年7月17日日曜日

桃づくしの台所

夏のスペインの台所は
桃の香りが贅沢に漂い
熟れ頃を知らせてくれるのです。

うっかりすると熟れすぎて
ドロドロになってしまうのだけど、

最初から冷蔵庫に入れてしまうと
一向に熟れず、濃厚な甘みが
イマイチ感じられない..

このさじ加減がなかなか
難しいのがピーチ姫

あとは包丁を使わず
なるべく手で皮を剥くと
みずみずさが増して、なお美味しい。

果物は他にも
マンゴー、メロン、無花果と
贅沢な面々が揃う季節だけに

なるべく安価で手に入れて
食べ頃を見極める

果物を美味しく食べるのにも
ちょっとした熟練が必要です。


                       Tiiu

2016年7月15日金曜日

実写版・ハイジ

日本ではアニメがあまりにも有名で
実は何度も実写で映画化されているらしい
アルプスの少女ハイジ

恐らくその最新版であろう
スイスで製作された「Heidi」は
 役者が全員スイス人というこだわりようです。

アニメを見ていた頃から
数十年経つのに
台詞の一つ一つを思い出せるのが
不思議なもので

クララの透き通るような
白い肌を見ながら
アニメと同じ!お人形みたいな女の子が
実在することにも驚きなのです。

舞台も山もスイスなものだから
リアルそのもの、

もちろん、ストーリーも
ノスタルジックで
何度見たって感動ですが

おじいさん手彫りの木のボウルや椅子
 チーズのせのパン
リネンのワンピースなど
全て本物で、目が釘付けに..

アニメを見ていた頃には気づかなかった
本物の贅沢を
随分大人になった今
ようやく発見できるような夢の時間でした。

日本でも公開があることを
願っています。



              Tiiu



2016年7月13日水曜日

安眠へ導くコットンケット

長ーい夏の到来と共に
毎年ワクワクしながら
収納棚から引っ張りだしてくるのが、

数年前にZarahomeで購入した
コットン素材でふんわり
肌に優しく、ピュアな触り心地の
コットンケット。

パリッとしたリネンのベットカバーも
滑らかでいいのだけど、
薄い掛け布団でさえ暑い気温になると

緩く編みこまれた
コットンケット1枚が丁度よく
寝る間に体を保護してくれるのです。

夏に使うものだけに
頻繁に洗濯機に入れて
生地を酷使しているはずなのに、

使えば使うほど
馴染むようで、心地よく
ふにゃっとした柔らかさも
お気に入りの塩梅..
  
翌朝はすっきり早朝に目覚めたいので
夏の寝具には、とりわけ
安眠効果は必須なのです。




            Tiiu

2016年7月11日月曜日

偏愛キッチン道具・シリコンゴムベラ

なぜだか我が家には
耐熱タイプのシリコンゴムベラが
沢山あって

キッチンの引き出しを開けると
何種類ものゴムベラが
ザクザクと見つかるのです。

木製の柄が付いたヘラは
お菓子作りに使ったり
プラスチックの柄は炒め物に使ったり..

あると意外に毎日のように使うのと
滅多に壊れたり、劣化しないので
減ることがないからだと思います。

パスタのソースなど
お鍋の隅まできっちり回収できるので
 エコだし、その後の洗い物が
楽になるのもいい感じ、

 ゴムベラ自体にも
油やソースが頑固にくっつかないので
ゴシゴシやった記憶がありません。

最近はフライ返しやお玉も
この素材で作られている物があり
軽くていいのだけど、
見た目がチープなのだけが残念です。




                                                Tiiu

2016年7月9日土曜日

透け感か、肩出しか

この夏、私の住むスペインの地方では
少しだけフレッシュな気がしています。

今の所は... ですが。

昨年は熱帯夜の連続で
 夜さえも、暑さががひいてくれなかった
思い出があるので、
余計にそう思うのかもしれません。

そうは言っても、昼間の暑さは
夏らしく、容赦なくギラギラで、

そんな時に今季のトレンド、
オフショルダーは旬だし
着ている人を見ると
涼しそうに見えるのだけど、

 実際は太陽が近く感じるこの国で
丸ごと肩が出ていると、余計に暑さが
体に染み渡るのでは、
 という気がしないでもないです。

 そんな訳でオフショルダーは
日暮れ辺りから着るとして、

日中は意外と、薄い透け感のある5分袖や
極薄の長袖なんかもいい感じです。

今年らしさをより求めるなら
アンプルなシルエットで、袖口が大きいと
風が体の中を通り抜け、
時々ヒンヤリと、いい感じなのです。

 灼熱の地インドでも
そんな衣装を人は着ているような、、
 素材はやっぱり
パリッとカラッとな感じが気分です。



                 Tiiu

2016年7月7日木曜日

片手で朝食プレッツェル

日本の我が故郷、神戸の街は
なぜだかドイツ系のパン屋さんがとっても多く、
ベーカリー激戦地区があちこちに..

なので学生の頃から
ドイツのパンにも慣れ親しんでいた
記憶があります。

それなのに、フランスに住むと
お隣の国でもあるドイツのパンは
すっかりと影を潜め
(隣接したアルザス地方はあるかもしれませんが)

スペインでも、久しぶりに見かけた
ドイツパンのプレッツェル。

独特の歯ごたえと
つい止まらなくなってしまう塩気の味、

細くてボリュームが少なそうな
見た目なのに
食べるとずっしりお腹が膨らむ食べ応えは

ささっとエネルギーを補給したい
朝食にもぴったり。

あんな形のブローチがあったら
カワイイかも..と思わせる
見た目の良さは
決して味も裏切らないのです。



                                                          Tiiu
 

2016年7月5日火曜日

しだれプランツ

昔からグリーンの植物は
上にグングン伸びるタイプよりも
アイビーのように蔓が
這うように伸びたり、

オリヅルランのように
 葉が放射線状に広がったり、

ほふく性植物とも呼ばれる
グラウンドカバーとなって、
地面を覆うように広がるタイプなどに
惹かれてしまう私ですが、

多肉植物の枝垂れるタイプも
大変な好みです。

先日見つけて買い帰った
小さなピンクの花を付ける多肉は
日が落ちると蕾を閉じて
また昇ると花開かせる

規則正しい習慣が
生きてるという感じがして
見ていると安心するような..

もう少し茂ってくると
枝垂れてきそうな予感で
四方八方に伸びて面白い形に
なってくれれば良いな、と眺めています。



                Tiiu


2016年7月3日日曜日

マンゴーと苺のハーモニー

生の果実を食す
旬のシーズンとしては
時期的に少々ずれている
マンゴーと苺。

しかしながら果物の旨みを
ぎゅっと閉じ込めた
ドライフルーツなら、話は別で

独特の甘みと酸味
そして香りのハーモニーが
素晴らしかった、

マンゴーと苺がブレンドされた
夏にピッタリの爽やか
ルイボスティー。

 ルイボスティーは温かいのを
ミルクと一緒に飲むだけでなく
夏にアイスで飲むのも
また楽しいひとときなのです。

レモングラスやミントなど
清涼感のあるハーブで
グリーンの彩を加えて...

見た目から清々しい
アイスティータイムで
夏の昼間に涼を取ります。




                 Tiiu


2016年7月1日金曜日

大人が着崩す

ひと昔前ならマイナスな
イメージで捉えられたかもしれない
洋服を着崩すということ。
(カジュアル・ダウンとも言いますね)

しかしながら、現代において
カジュアルに着崩すという手法は
大体の場合でプラスイメージが勝っている
というように思います。

 セオリー通りにきちんと装うよりも
少しヌケてた方が格好いい、

例えるなら
ダメージデニム、遊びの効いたアクセサリー使い
ゆるゆるなシルエットなど

予算が少なくても
持ち服が少なめでも
センス良く着崩すことは可能なのです。

逆に言うと、綺麗にキッチリしすぎて
野暮ったくなる恐れも秘めている..
現代のストリート、

だらしないのもダメだけど
隙がないのも気恥ずかしい、

簡単なようで、奥が深いからか、
素敵に着崩している人を見つけると
つい見入ってしまいます。



             Tiiu