2021年8月31日火曜日

使ってない小部屋

 誰かが泊りに来た時位にしか

使っていない小さな寝室が

我が家には一つあり、

ここ数年は殆ど使っていない状況で

 

日頃、なるべくモノを増やさないよう

努めているにも拘わらず

使っていない部屋というものは、

油断しているとすぐに物置化してしまうのです。


加えて、使っていないという理由で

手入れも怠りがちになり、

ふと気づいて部屋を見まわしたら

何となく漂う淀んだ空気に気づきます。

 

そんな時、急にその部屋の雨戸が壊れた

ことをきっかけに、カーテンを洗い、窓も磨き、

ベッドの下の埃を取り去り、

要らないモノを処分してみたら

 

あっという間に部屋の空気が澄み

窓から挿す光がワントーン、

いやツートーンも明るくなったような..

透明感すら感じられました。

 

家の中でかまっていない部分は

不思議とどこかが脆くなるもので

少しでも手入れをしてあげることで

纏う空気が応えてくれるのだとしみじみ...

 

人が住んでいる気配を再度感じさせる

ようになった寝室を見回して

使っていない部屋、スペース、

には注意せねばと思うのでした。

 


                             Tiiu

2021年8月28日土曜日

結んで主張する布、紐ベルト

 お家でゆったり過ごすのに

ここの所人気が高まっている

アンプルでリラックスした着心地の

ラウンジウェア。

 

空気を纏ったような、ふっくらした

形の袖のトップやエアリーな印象の

ワンピースやスカート、

キュロットパンツのトレンドも浮上しています。

 

そんなリラックスモード全開な

ラウンジウェアのお伴に

お誂え向きなのが、美しい色柄と

手仕事感が魅惑の布や紐ベルト。

 

好きな長さに結んで装着するタイプが

多いので、サイズも気にせず

ササっと巻けて

 

アンプルなシルエットに程よく

メリハリを付けて、

個性も主張します。

 

私自身、愛用している布ベルトが

何本かあるけれど、着こなしを整える

役割を果たしたり、同じアイテムの

違った着方を楽しむことも出来たり...


思った以上の便利さに感心するとともに

部屋に掛けているだけでも絵になる

佇まいに、癒されています。

 

これからは更に

 色んな布ベルトが出てきて、

新たなアクセサリー効果を発揮して

くれそうな予感がします。

 


*写真のベルトはショップにて販売中です!

              Tiiu


2021年8月25日水曜日

断水が起こったら

スペインの郊外、住宅地では

一般によくあることなのか、

私の住む街では予告なしに数時間などは

年に数回位起こる断水現象。

 

半日とか、あまりに長時間の断水は

ポストに予告の知らせが入ることがあっても

数時間のものや、突発的におこる断水は

予告も間に合わないのか、

ただひたすら水が通るのを待つ他なしです。

 

幸いにも我が家には緊急用の貯水タンクが

ついており、断水があっても暫くは

水を使い続けることができるけれど

 

その代わり、断水が起こってもすぐに

気づけない、数時間程度の断水なら

起こっていても暫く気づかない可能性もあるので

実はもっと頻繁に起こっているのかも。

 

つい最近、週末前の夜に起こった

断水は翌朝まで続き、タンクが空に近くなり

 

もしや週末中、水ナシで過ごすことになりやしないか、と

朝までドキドキしながら念のため

水を節約しながら過ごして翌朝、

水が通った音を聞いた喜びはひとしお。

 

水とタンクの有難味をしみじみ感じ、

水がくれる豊かな生活を大切に思うのでした。



        Tiiu


 

2021年8月22日日曜日

手作りで量産、冷え冷えデザート

 夏の冷菓と言えば、アイスの類が

定番だけれど、年月を経た好みの変化で

次第に市販のアイスが甘過ぎ、

量が多すぎる、と感じるようになり、

 

とうとう今年は一度もアイスの

購入には至っていないほどです。

 

その代わりに冷たいデザートとして

我が家の定番になりつつあるのが

ゼラチンと生クリームなどを使って

固めて冷やした、ブランマンジェ。

 

お手軽に作れて、フレーバーを

紅茶やフルーツ、ナッツ系にしたりと

意外とアレンジの幅も広いのです。


滑らかな口当たりに飽きがこず

何より、

アイスみたいに溶けるのを気にせず

ゆっくり時間をかけて味わえるのがいい感じ。

 

 大量に作って冷蔵庫に常備して

ティータイムの楽しみを

増やしながら、残暑の涼を取っています。

 


         Tiiu

 

 


 

2021年8月19日木曜日

くたっと感が愛しい布バック

 そこまで長い年月使うとは

想定していなかったけれど、

 

気づけば長―く愛用していて

最初の頃より使い心地が良くなっている

こともありがちなのが、布バック。


最初は硬かったコットンキャンバス地

なんかは、洗ったり、擦れたり、

モノを入れて伸びたりするうちに

柔らかな、くたっと感が出てくるもので 


色もほんの少しずつ褪せてくるのが

イイ感じの味わいになったりするのです。

 

レザーのバックも深く使い込むことで

らしさが出て、愛着が湧くものだけど

 

布バックの面白いところは 

中に入れるものによって形が、

バック全体のシルエットに変化が出る所が

独特だな、なんて思います。

 

書類や本だと平らでペタンとした形、

衣類などを入れるとモコモコ丸みのある形、

 食料品を入れた複雑な形...

布らしさが出た素敵な形の七変化を楽しめます。

 


                             Tiiu

 




 


2021年8月16日月曜日

偏愛キッチン道具・肉焼きトレイ

 地味だけど、あると便利で

オーブン料理の多い我が家では

使用頻度の高い、底に小さな穴が

開いたメタリックなトレイ。

 

 これはを単品で使うのではなく、

パイレックスなど、ガラスの

耐熱容器を下に置き上にトレイをのせ、

その上にお肉の塊をのせると

 

オーブンで焼いている時に出てくる

 お肉の脂分や肉汁が下に落ちて

ギトギトになることなく

お肉を切り分けることができるのです。


下に落ちた肉汁は冷めると

透明感のあるジュレ状になるので

これを掬ってソースにしたり、

ドレッシングにすることも。


パイレックスだけでも十分画期的で

役立つキッチン道具だけど

組み合わせることでより料理が手軽になる

アイデア商品の1つといえそうです。

 


          Tiiu  

 

2021年8月13日金曜日

カフェに合うチョコレート

 ヨーロッパに住んでからというもの

実に沢山のメーカー、フレーバーの

板チョコを試して味わってみたけれど


チョコレート大国で知られる

スイス、ベルギー、フランスなどの

チョコレートは華やかでデザート的な要素が強く

 

一方スペインメーカーの板チョコは

それらより素朴さが勝るけれど

カフェとの相性が抜群にいいものが

多いのではないか、と

最近になって気づきました。


スペインの中でも実は

かなり沢山のチョコレートメーカーがあり

デパートに行くと、迷う程の種類を

見つけて選ぶことが可能で


街の小さなショコラティエにも

素朴な板チョコを売る店があったりします。

 

スペインの美味しいコーヒーを飲むと

カカオのバランスが丁度よい

プレーンなスペイン製板チョコをかじりたくなり

それはどんなお菓子よりも

コーヒーの味を引き立てるような気がしています。



          Tiiu  


2021年8月10日火曜日

ベストとポロシャツの当たり年

 全体的に分かりやすく新しい

トレンドが生まれにくくなっている

昨今のヨーロッパファッション。

 

いい風に解釈したら、自分の好きな

スタイルをとことん追求して

自由に楽しめるのは良い所ですが

 

ひと匙のトレンドをスパイス的に取り入れて

刺激を受けるのも、ファッションの

楽しさの1つともいえます。


そんな昨今のモードアイテムの中で

ひときわ惹かれるのが

ベストとポロシャツ、ポロニット。


ベストで言うと、きちんとスタイルより

ゆるーくリラックススタイルで着る

のが今季っぽくて、Vネックでボタンの

大きなカーディガンもよく見かけます。

 

ポロは、これからの季節なら

ハイゲージ素材の綺麗めな

ポロニットをレトロなスカートと

 プレッピーに装うのは何とも素敵。

 

 どちらも組み合わせは無限に広がり、

手持ち服と合わせるのが楽しくなる

という意味で共通しており、

人気がでるのも納得です。

 

 

*写真のアイテムはショップにて販売中です!
           Tiiu

 

 

2021年8月7日土曜日

19世紀のパリ旅行

 自分が初めてパリへ旅行したのは

確か1990年代の半ばくらいで、


その時を思い出すと、なぜか街並みが

セピア色に思えるのは、不思議なことです。

 

何もかもが夢心地、見るもの全てに

一番感動したのはあの時で、そういう意味では

ヨーロッパの町並みを見慣れてしまった今

少し寂しい気もするけれど


最近読んだ「ニュクスの角灯」という

漫画では、現代の旅とはがらりと趣の異なる

19世紀のパリを旅する気分を味わえます。

 

 まず、日本からパリまで船や電車を乗り継ぎ

3か月以上かかってしまう気の遠くなる旅、

そこにたどり着いて味わうのは、異国というより

もはや別世界ではなかろうかと想像します。


日本の文化、文明の発展も同時に描かれ

芸術を愛するパリの光と影が切なく

魅力たっぷりに味わえるのは貴重。


和の工芸品、ヨーロッパの舶来品、

モノのルーツや歴史を知ることで

古いモノへの見方も変わる、衣・食・住全ての

雑貨好きにもかなりオススメな作品です。

 

 

          Tiiu

 

2021年8月4日水曜日

1日2個ずつの収穫

 昨年はトータルでも両手で

数えられる程の収穫しかなかった

我が家の庭の無花果の木。

 

地植えではなく、

大き目とはいえ鉢植えなので

木の成長もそこまで望めず

毎年の収穫は期待していなかったけれど


今年になって、あれよあれよと

実がたわわに付き、

 

今までの収穫数を大幅に超え

100個前後の実を付けたのは

嬉しい誤算です。 


食べられる程、熟してきたのは

つい最近のことで、

1日2個ずつ位は毎日摘めて

2人で食べるには程よい数のペース。

 

 野鳥に狙われると、あっという間に

奪われてしまうので

今では黒色のネットをかぶせて応戦中..

 

約100個の無花果が全部熟して収穫できる

とまでは、期待してないけれど

夏中、1日2個収穫出来たら

自分の中で栽培は大成功です。

 

 


                              Tiiu



2021年8月1日日曜日

ロマンティックとメンズっぽさの融合

フランスのドラマや映画を

見ていると、女性が纏う

いかにもフランスっぽい着こなしの

宝庫で、ファッションだけでもずっと

眺めていたくなるくらいです。

 

 ところで、フランスらしさって何だろうと

立ち止まって考えてみると

 

どんなモードが流行っていたとしても

可憐なロマンティックさと、メンズっぽい

凛としたカッコよさの融合が、絶妙な所かな

と思ったりします。

 

 例えば、今年ならラッフルの付いたブラウスや

かぎ編みのニット、刺繍入りのアイテムに

ベストや乗馬ブーツを合わせたり

 

ウエスタンシャツにヒールの

華奢なパンプスを合わせてみたり

 

それぞれのスタイルや選ぶアイテムが

微妙に異なっていても

その一部が何となくずっと気になったり..

不思議とインパクトが残るのです。

 

 雑誌から抜け出たような、完全に

統一されたコーディネートを嫌う

天邪鬼なフランス人。

 

 それは昨今に始まったことではなく

19世紀のパリで優雅論を説いたバルザックも

同じようなことを書いていました。

 

さて、次の秋冬ファッションでは

どんな融合が見られるのか

 その意外性、遊びココロ、復活アイテム

にワクワク注目しています。

 

*写真のアイテムはショップにて販売中です!

             Tiiu