いつもの4月の気温なら
少しずつ赤ワインから白ワインに移行して
飲みだす気候のはずなのが
今年はどういうわけか、
2月よりも3月の方がより寒く
4月もまだ3月並みの気温が続いており
食卓には赤ワインが頻繁に上ります。
赤ワインと温かい煮込み料理を食すと
身体の芯まで暖まるので
肌寒さが残るけれど暖房を付ける程でない
シーズンには、いい感じの体ポカポカ効果が
期待できるのです。
そこで、
ちょうど春先に新しいワインが出回るこの
期間には、いつもより赤ワインを
多めに買い足すことになりました。
赤から白への移行期間には
軽い口あたりの赤ワインが程よく
飲みやすく、春の雰囲気にもフィット、
春野菜や季節のパスタ、
和食にも合わせられる若い赤ワインを
今年は十分満喫する春になりそうです。
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イタリアと言えば昔から靴のイメージが強く
洋服は漠然と、少し派手めでグラマラスな
印象を抱いており、昔現地で買い物をした
記憶も洋服はどうも朧げです。
今あらためて、イタリア服のユーズド品を
見てみると、他の国に比べてより柔らかく
女性的なラインやニュアンスのある優しい色合い、
など打ち出したブランドを
いくつも発見することがあり
イタリアらしいエレガンスは、とくに40代以上の
齢を重ねた女性にはまりやすいなと
感じています。
個人的に好みなイタリアブランド
Pomandère、Pinko、Momoniなどの
服たちは、お仕事などきちんとシーンにも
映えるスタイルがありながら、
リラックスしたカジュアルスタイルにも
きちんと洗練があったり、年月を経ても
安心感が持てて、ずっと手元に置いておきたくなる
愛着を誘うもの。
一般的には何を着たら良いのか迷いがちな40〜50代の
女性たちをイタリアでは活き活きと
魅力的に見せているのは、
何年も素敵に着られる質とデザインに拘る
イタリアブランドの功績があるのかもしれません。
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*写真のスカートはショップにて販売中！
晴れの日が圧倒的に多い
スペイン地中海沿岸地方において、
3月の後半は異常なほどの長雨が
今週も続き、気候はまるでフランス北部のよう。
3月と言えば、ガーデニングを本格的に
始める時期でもあり、
冬に寂しかった庭を少しずつ整え
一通りの作業を終えたら
ござっぱりとした庭を眺めながら
テラス飲み、も通常の流れのはずなのに
思いのほか降り続く雨のせいで、
庭には出られず、きれいになるのは
雨で表面の汚れが洗い流されたタイルと
コンクリートの床のみです。
雨の恩恵を強いてあげるならば、
水分が大好きな芝生など
緑の植物が活き活きとしていること、
そして、2月下旬から悩まされ続けていた
花粉が一気に洗い流されたのか
花粉症が緩和されたのは心地よい雨効果。
いつも短いスペインの春だけれど
今年は更に雨のせいで春を感じる暇がなく
4月から一気に初夏へと向かいそうな
予感がしています。
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先週は数年ぶりの通常開催と
なった、バレンシア火祭り週間。
悪天候のせいか、観光客の
少な目感は否めず
盛り上がるに欠ける印象ではありますが
日常に潜む祭りの雰囲気、
たまたま出先で歩いた
通りで人形に出くわすなどは愉快なもの。
この火祭り週間には
普段忘れがちな、バレンシア名物の
飲み物や食べ物を思い出したかのように
あまり知られてはいないモノから名物まで
バレンシア産のワイン、ビール、
お菓子、お米（これは有名！）なんかを
買い集めたりしてしまいます。
1年で1番自分の住む街が潤う時期は
地元の良さを改めて知り
味わうには良い機会、
実はこんな美味しいものがあったのだ、
という発見もあって、新たにリピートすることも。
祭りよりも食い気が勝る、という
のも毎年のことなのでした。
チョコレートやアイスに入るミント味は
どちらかといえば、
好みじゃない派、な私ですが
清涼感のある香りそのものは
好ましく感じており、
生のミントの鉢植えがあったり
ペーパーミントの精油は
常に家にストックしている我が家です。
ミントは特にこれからの春夏に
効用が多くて活躍するもので
例えば花粉症の季節（正に今！）
マスクの内側にミントスプレーを
吹き付けて爽やかになったり
夏は蚊などの虫よけに
使ったり、冷たいカクテルワインや
モヒートに入れたりと重宝します。
ミントには
冷却、防腐、殺菌作用があるらしく
どれも夏に向けて利用価値が高まる効能、
鉢植えのミントは、何度か枯れそうに
なったものの、最終的に盛り返して
いつの間にか青々と茂ってくれる
生命力の強さも頼もしい限りです。
ストールを素敵に見せる小技といえば、
なんと言っても巻き方です。
色柄、素材、洋服とのバランスによって
巻き方を変えることで、印象のバリエーション
が広がって、着ている洋服をエレガントに
整える効果も。
昔のヨーロッパの職業別制服みたいな
着こなしの絵柄を眺めると、料理人、水夫、
農夫、客室乗務員、売り子などなど
それぞれその衣服に似合った巻きかたで
ストールやスカーフ、タイなどを巻いており
洒落たネックラインに見入ってしまいます。
ナチュラルに無造作に巻いても、
フォーマルにきちんと結んでも、
その時の服装とシーンに合っていれば
どれも素敵に服を引き立てるストール。
1枚の布が、纏ったり巻いたり
結び目を作ったりすることで立体感の
あるシルエットでアクセサリー効果を発揮する
特別な小物の1つです。
今は巻き方のバリエーションも動画などで
簡単に見てマスターできるので、
ストールの性質に合った巻き方を選ぶのも
容易なことになりました。
いつも決まって天気が良い日の
昼下がり、フラッとやって来ては
我が庭の椰子の根元に陣取り昼寝を始める
グレイの縞模様をした猫。
かなり至近距離まで近づいても
動こうとせず、まるで自分テリトリー
のように寝そべって過ごすので、
どこかで飼われていると推測。
しかし、触れようと手を伸ばすと、
直前でスルリと身をかわし
自分が招かざる客と悟ったような顔で
すたすた逃げていくので
様々な近隣家庭の庭を訪れては、
追い払われたりして巡回しているのだと
思われます。
猫を見るのは好きな私にとって、
家の庭で昼寝をするくらいは大歓迎、
ただ居るだけならいい
でも、時々置き土産にする排泄物を見つけると
複雑な思いで出迎えてしまいます。
フランスからスペインへ移り住んで、
フランス産ワインが恋しくないかと聞かれたら
正直なところ、そう感じたことはあまりなく
スペインにも美味しいワインは沢山あるので
個人的には十分満足してしまっています。
でもこれが、チーズだったら
それは全く別の話で
スペインにも美味しいチーズは多々あれど、
スペインには埋められない
フランスチーズの魅力がはっきりとあり
恋しくなっているのだと自覚します。
それゆえに、スペインで時々遭遇する
フランスチーズフェアの際には、
何種類ものチーズを買いためて
スペイン産ワインと一緒に堪能します。
フランスのチーズは、風味と柔らかさ
のバリエーションが格段に広く、
どんなに食べ続けても飽きさせないのが凄い。
私にとって、
チーズは収集しがいのある食品なのです。
ヨーロッパでは、住む国の
天候によって人々の性格が左右される
といった風な話を聞くことがありますが
人からモノから食べものから...
色んな要素から受けるご機嫌な影響は
計り知れないものです。
天候が良いと人はご機嫌になるのか
元々ご機嫌な人が多いから
伝染して、ご機嫌な人が増えるのか
なぜだか分かりませんが、例えばフランスより
スペインの方がご機嫌な人に出会う確率が
高いというのは経験から事実に近いと思えます。
ご機嫌な自分を人に見せても減るモノでなし、
それどころか、相手に良い影響を
与えるなら、どんどん振りまきたいし
そして自分がご機嫌になる為に
必要なモノがあったら手に入れたい、
雑貨や服、小物などファッション品も
その要素の一つ。
食べて、着て、笑って、読んで
自分が探したご機嫌をもたらす
モノ、ヒト、コトの威力で
他者にご機嫌を伝染していきたいものです。
*写真のブローチはショップにて販売中！
昨冬クリスマスの時期に堪能した
子羊肉のオーブン焼き。
これを堪能したら1年、いやそれ以上？
御無沙汰になりそうと思っていたら
オンラインのお肉専門店で
見つけたスペシャルセール。
スペイン・バスク地方の国産羊肉が
期間限定で格安販売されていたので
これはまたとない機会、とばかりに
お取り寄せして再び子羊を手に入れました。
注文したのは骨付きラムチョップ、
骨付きの足丸ごと3本で
半分以上は冷凍保存してゆっくり食することに。
羊肉はクセがあるので、調味用の
香味は必須で、中でもナツメグとタイムを
たっぷり漬け込むのが好みです。
骨付きのラムチョップはいざ食べてみると
骨部分がかなり多く、お肉は少なめ...
ひつじ版、スパイシー手羽先なイメージで
手をベトベトにしながら食らうもの。
赤ワインと一緒にお上品に食べるなら
骨付き足の丸焼きです。
クリスマスの再現を今年中にあと
3回も出来るとは思いもよらず..
スペインのお取り寄せ事情も日々進化しています。
