2023年11月28日火曜日

ココアな季節

 外の最低気温が10度を切り始めると

我が家のキッチンの室温はぐんと下がり、

朝目覚めてキッチンに立ったら

 すぐに温かい飲み物を欲します。

 

カフェやお茶を作るのは

1年を通して日常的、しかし

温か~く濃厚なココアを作るのは

冬の日ならではのイベント、

 

意外にチョコレート大国なのに

ココアの種類は少なめのスペインですが

 その分ハズれることも少なく

美味しいココアパウダーを手に入れられるし

 

カフェでも美味しい

ホットチョコレートを飲むことができます。


生姜やオレンジピール、唐辛子など

少しスパイシーな味を加えると

カカオパウダーの味にバリエーションを

加えつつも

 

特に生姜などは体をぽかぽかにする

効果も得られたり...

 良いことずくめ。

 

隙間時間にちょっと変わり種の

ココアレシピやココアパウダーを

使ったお菓子を考えるのも

密かな冬の楽しみです。

 

 

        Tiiu

 


 


 

 

 

2023年11月25日土曜日

幾つになっても同じディテールにぐっとくる

今年の夏くらいに綴ったこちらの記事

でもご紹介している、映画

 

フランソワ・オゾン監督の

コメディクライムミステリー作品が

日本でもこの秋公開されるようです。


主役女性二人のヴィンテージ感

溢れるファッションにも注目の価値あり

 の映画ですが

 

その中で心惹かれた、忘れられない衣装など

を思い起こしてみると

幾つになっても好きなディテール

グッとくるポイントは変わってないなと

しみじみ思います。

 

 刺繍の入ったニット、セーラー襟、

ストライプ柄のシャツ、おじいさん風のジレ

リトル・ブラック・ドレスなどなど

 

 それが少しガーリッシュ、ボーイッシュな

ものであればあるほど

身に付ける自分の年齢との乖離を

感じてしまうのですが...

 

それでも好きなのだから仕方がなく、

大人ならではの組み合わせをしたり

このような映画を見ることで

視覚的にだけでも大いに楽しみます。


だけど、例えば

おじいさん風のニットにガーリッシュな

ブラウスなどの組み合わせは

意外にも素敵で、 バランス感も

取れているのではないかとも思うのです。



         Tiiu

 


2023年11月22日水曜日

ヨーロッパ古着の香りは殆どが柔軟剤

 古着を苦手とする人々がその理由として

筆頭に挙げるのが、衣服が持つ

独特の香りというのがあります。

 

街の古着屋さんに訪れても

店内に入った途端に古着店ならではの

香りがあって、これぞ古着、ヴィンテージ空間と

タイムスリップした様な感覚になってみたり..

 

その香りを楽しむか否かは

人それぞれの趣向によるもの

であったりします。


さて、ヨーロッパで手にする古着の香りは

その大半が柔軟剤の強い香りが残ったもので

その次に香水の残り香、

 

個人的には苦手な

煙草や防虫剤の香りが残っていることなどは

これまでに殆どありませんでした。

 

柔軟剤や香水の残り香は一度洗濯しただけでは

落ちにくいものですが、

風通しの良い所に長時間干すことで

かなりの残り香が落ちていきます。

 

無香料の洗剤で洗濯を数こなすごとに

少しずつ、また晴れた日にたっぷり干すことで

ぐんと香りがナチュラルなものに変わっていき

やがて殆ど気にならないほどに。

 

日光を浴びた布類の香りは少し香ばしく

 やはりお日様の威力は絶大だと

しみじみ思うのでした。

 

↑いつも愛用する無香料、敏感肌用の洗濯洗剤

        Tiiu

 

 

 

2023年11月19日日曜日

つなぎを探して

 デニム地のつなぎ、サロペット、

オーバーオールとも呼ばれるアイテムを

ここ最近ずっと探していたのですが

 (もちろん、ユーズド品で!)

 

ちょっとした大人っぽさもありつつ

きれいめ感、着心地が良さそうな1着を

見つけるのに、思いのほか

時間がかかってしまい ...

 

やっと見つけても、すんでの所で

売り切れてしまったり、

色や形が気に入らなかったり、

 

焦らず気長に行こう!

と思っていた矢先

出会ったのが、ブラックデニムの

大人ロマンティックなサロペット。


シックな色落ち加減のブラックデニムは

大人のサロペットスタイルに

ピッタリの趣で、切りっぱなしのラッフルが

ほんの少しキレイメ感を演出します。

 

実はこのサロペット、

フランスのEmile&Ida というメーカーが

毎年定番的に出している代表的なモデルで

幾つもの色生地で展開があるアイテム。

 

それだけに、ユーズド品でも値が落ちず

新品とほぼ変わらない価格で出回っており

手ごろ価格を見つけたら即買いが鉄則。

 

ストラップ部分で長さ調節できるので、

サイズ選びも意外に難しくないのも

サロペットの利点で

 だぼっとし過ぎないシルエットを選ぶと

大人な印象でも着られます。

 

さすが作業着由来だけあって、

サロペットを着ると

キリリと気分も上がり、颯爽と行動したくなる

マジック効果があるのも納得です。

 


        Tiiu


 

 

2023年11月16日木曜日

椰子の皮をデコレートしてみたら

10月後半からのスペインは

何かと強風の日々が多く、 

(フランスは11月初旬に強風の嵐! )

吹き荒れる風のさなか

 庭仕事も休み休みで

 

11月2週目に入り、ようやく静まった頃

舞った枯れ葉や枝で荒れた庭を

片づけようと少しずつ

掃き清めていたところ、

 

偶然に見つけたのが

強風で落ちた椰子の皮。

 

つるんと鞣した革のような艶と

しなやかな硬さ、ボート型の形が

今までにない感じで

 

これはデコレーションに使えそう!と

早速キレイに洗浄して、乾燥、消毒、

表面に薄ーくオイルを塗って

旬のフルーツを並べて置いてみることに

 

素朴で歪な形がデコレーション欲を

より刺激して、 

秋の味覚フルーツや根野菜を置くのに

おあつらえ向きの受け皿になったのでした。


たまには強風の恵みもあるものです。



          Tiiu

 




2023年11月13日月曜日

首と足首メインに暖を取る話

 冬に底冷えが避けられない

スペイン地中海沿岸地方における

住宅の例に洩れず、我が家も

 

夏には涼しい家のつくり、

しかし、冬の昼間は家の中より

外の方が暖かいということが

しばしば起こります。

 

暖房を入れても石床からの

冷えがどんどん上がってきて

温まりにくい室内...

 

そんな底冷えの家での寒さ対策にも

長年の経験から慣れてきて

結局、首元と足首を温めておくことが

冷え取りに一番効率が良いということで

落ち着きました。


そんな訳で家での軽いスカーフ使い、

タイツの上から、ふわもこソックスが

かなり役立つアイテムに。

 

 これがあるだけで、それほど着こまなくても

体全体がじんわり温まるから不思議です。

 

朝起きたら、どの靴下と巻物を

選ぼうか、という楽しみのオマケつきで

冬の冷え部屋もまんざらではない

とも思えるのです。



             Tiiu
 
 

2023年11月10日金曜日

部屋を冬景色にするブランケット

 クローゼットの奥の奥から

あったか質感のブランケットを

取り出して、膝に掛けたり

ソファの背もたれに掛けたりすると

 

いよいよ冬本番、

部屋の中を見渡すだけで

冬の様相がしみじみとしてきます。

 

またブランケットはどことなく

クリスマスの雰囲気があるという印象を

個人的には持っており

 

年明け暫くまで続く、ヨーロッパの

長いクリスマス期間を象徴している

かのようにも思えるのです。

 

 ブランケットを皮切りに

今後部屋の中に出していくのは、

ルームガウンやルームブーツ...

 

冬に欠かせないほっこりアイテムは

寒さに慣れながら少しずつ

冬支度に組み込んでいくことにします。

 

         Tiiu

 

 

 

2023年11月7日火曜日

黒パンのホットサンド

暑いさなかの朝食は、

軽くフルーツの盛り合わせや

ヨーグルト、スムージーなどなど

さっぱりとした甘めの朝食をとる

ことが多かったけれど


冬に向けて気温が下がってくると

一転、朝食にも少しは

温かさを求めてしまいます。

 

最近の定番は黒パンのスライスを

フライパンで焼き

その上に好きな具や、冷蔵庫の中の

余った食材を適当に組み合わせて作る


黒パンのホットサンド。

 

 1つでかなりのボリュームなので、

2種類のサンドイッチを作って

半分づつ三角形にカットして

1つ分で2種の味を楽しみます。


これにはまると、

前日の夜から翌朝のサンドイッチの具を

考えるクセが出来てしまい

無数の組みあわせがあることにも

気づかされます。



      Tiiu

2023年11月4日土曜日

「東京古着日和」がやっぱり面白い

以前にもここで感想を書いた

Youtubeドラマ「東京古着日和」

https://www.pen-online.jp/movie/

が、2年半ぶりに新しい動画を配信する

とのことで、1週間も前から楽しみにしており

 

久しぶりに視聴した新しいエピソードは

東京を抜け、地方の古着店を訪問

ということで、映像の美しさやワクワク度も

幾分、待たされたこともあり、

前よりアップしていたような印象です。

 

 3年前位に私が頻繁に見ていた頃は、

ファッションにそこまで興味がなかった夫も

今は古着集めに積極的になり


今回も一緒に視聴して

更にヴィンテージ熱が上がったのか、

過去のエピソード全て、もう一度最初から

見直すほどのはまりよう...


大好きな服のエピソードも見て聞いて

永遠に飽きないけれど、

 それに加えて、伊勢の建築物や風景が

とても素晴らしく、

何気ない街並みの映像美にも心奪われるのです。

 

今後は他の都道府県にも

津々浦々周ってもらって

とびきりの古着ストーリーを

紹介してもらいたいなぁ

と、期待を込めずにはいられません。


*写真のアイテムはショップにて販売中!

       Tiiu

 

 


2023年11月1日水曜日

セカンドハンドを売り出すブランドが急増中

ここ数年で、環境への配慮と

新品アイテムを売り出すための材料費

及び輸送費の高騰に伴ってか

 

ヨーロッパにおいては 、

 高価格帯のファッションブランドに

至るまで、オフィシャルサイトにて

セカンドハンド(中古品)を

堂々と売り出すブランドが増えてきました。


そういったブランドは、顧客から

かつての自社商品買取も行っており、 

 

ホームページを見ると

買取ページ、セカンドハンドページ、

現行品のページと区別され

 古着も魅力的に配置されています。

(但し詳細なダメージ具合などは記載

されておらず、ざっくりと3段階位のレベルのみ)

 

高価格帯ブランドであればあるほど

中古品を販売することは、ブランドの

イメージダウンになりかねない過去と違って

 今は、循環させることがイメージアップに

繋がる時代。 


しかもユーズドに価値を見出す人も

多く、アウトレットのように

必ずしも安価になるとは限らないので、

 

好きなブランドの過去アーカイブを

見て、更にそのデザイン性の

安定感に愛着が増し、セカンドハンドに加えて

現行品も欲しいなと思わせてくれるのです。

 

アウトレット店などは昔から存在していたものの

いよいよ自社のセカンドハンド品を

ブランドショップが売るのが普通になりつつある

時代に突入した現代、

 

ファッションファンにとっては 更に選択肢が広がり、

今やトータルで素敵に見せられたもの勝ち! 

 オシャレの幅も、コストをかけるポイントも

自由になりつつあると感じています。

 

 
 *↑ベルギーブランドBellroseのセカンドハンドラインより
 
 
           Tiiu