2018年11月29日木曜日

偏愛キッチン道具・ラタン収納棚

我が家の昔の住人さんが
かつて使っていて、そのまま家に残された
古い家具の類は

大半がデザインも好みで
家の内装に合うこともあり
今でも現役で使っている品々が多い中、

残念ながら、使い勝手が良くなくて
処分してしまおうかと
迷っていたのが

サイドにマガジンラックが付いた
ラタンとウッド、コンビ素材の
ローテーブル。

まずローテーブルにしては
高さが低すぎるという難点に加え
表面がラタンなので、書きものは出来ず
ワイングラスなど安定性に欠ける食器も×

その上、床に置いているだけで
地に着いたマガジンラック部分には
埃が溜まっていくのです。

ところが、テーブルとして使う
という発想を捨て、

キッチンの一角に組み込み
食材や道具を収納するスペースに
変えてしまうことで、使い勝手は
みるみる良くなり

役に立つと、
デザインもいい感じに見えて
しまうから不思議なものです。

安易に捨てず、別の活躍の場を
設けることで、少し疎ましくさえ感じていた
小さな家具が復活を遂げ、
今ではキッチンで欠かせない存在です。




                                Tiiu 











2018年11月27日火曜日

スタイル作りは最良のアンチエイジング①

幾つになっても人から若々しく
見られたいと願うのは、
日本女性に限ったことでなく

若い時には何も考えず
好きな洋服を選んで着ていたのに

いつのころからか、
全ての他人が自分の年齢を知っている
訳でもないのに

これは自分の年齢に合っているか?
などと躊躇して無難なデザインを選び
スタイルが迷走してしまうのは

フランス女性にだって
よくあることなのだとか...

タイトルにある
「スタイル作りは最良のアンチエイジング」
という趣旨のフランスのモード記事を見つけて
非常に興味深く読み込んでみると

そこにはこうあります、

”自分スタイルに忠実でありさえすれば
若作りだとか、老けて見えるか、
などという他人の目線に踊らされることなく

結果的に自分をよりよく
年齢に逆らった魅力に見せられる。”

着こなす楽しみを減らすことなく
自分スタイルを貫き、
それでいてフレッシュな印象をキープする
フランス女性が教える秘訣を

少しずつ紐解きながら
不定期にご紹介していけたら、
と思っています。




        Tiiu

2018年11月25日日曜日

鴨のマグレ

フランスの南西部、
ボルドー市に住んでいたころは

しっかりとした赤ワインと共に
そこの名産でもある
鴨の胸肉を頻繁に食していたけれど

スペインに住み始めてからは
鴨肉が少しばかり
遠い存在になりました。

たまに無性に恋しくなる
そんな鴨肉が、

スペインでも割りと沢山出回る時期が
クリスマスの2ヶ月前位から
1月の初めごろまで。

丁度赤ワインを開けたくなるような
寒くなり始める頃と重なっている
こともあり、

今のうちに堪能しておこうと
見つけたら買い貯め、

食卓に並んだ鴨のマグレ、
こってりとしたチーズや赤ワインに
囲まれると、寒かったフランスを思い出し

冬の寒さも良いモノだ
とホクホクするのです。




                          Tiiu


2018年11月23日金曜日

お月見ランプ

我が家に元々付いていた
照明の一部は、明るさに欠け、
デザインが好みでない箇所もあって、
最近になり、数箇所取り替えたのが

光の強さを好みに調整できる
丸くて、満月に似た佇まいから
名づけた、お月見ランプ。

照明の配線が通っていた場所なので
取り付けは簡単、更に

携帯のアプリをダウンロードすることで
話しかけて照明を点けたり
消したり、明かりの量を調整できるのは
何とも現代らしい配慮といえるかも。

文字を読んだり、食事を囲む時には
強めの明るさで、

寝る前や、まったり
リラックスタイムには
明るさを落とし、朧月のようになる
お月見ランプは

写真で見ると少々シンプル過ぎる
ように感じていたけれど
明るさを帯びてようやく
雰囲気が出るデザイン。

不要な明るさを落とすことで、
エコにもなるし、

月のように儚げなのに
強い存在感が
どのお部屋にもしっくりと、
実用的でもあるのでした。




          Tiiu

2018年11月21日水曜日

雨の日の過ごし方

1年のうち、大半で
青空が顔を出す、ここスペイン
地中海沿岸部にて。

この秋ときたら

早めの気温低下がやってきた
ついでに、今度は長々と続きそうな
雨や雷などの悪天候の日々、、

晴れの日が当然と思って
生活しているだけでに
思いがけない雨の日々は
予定も幾分くるいます。

そんな出かけにくい雨の日の
過ごし方は、

おうちで鉄板や鍋を囲みながら、
映画にスポーツ鑑賞や

暖かくして脳を目いっぱい使う
ボードゲームに興じるのが、
我が家流の楽しみ方です。

幸いにもクリスマス前の時期で
普段ない食べ物が手に入り
やすいこともあり

おうちカフェ、おうちワインバー
などをこしらえて
家で楽しむアイデアも
なかなか悪くないのです。




                                        Tiiu

2018年11月19日月曜日

冬のヘッド小物

毎年冬に向けて
防寒対策や、着こなしアップ効果に
続々と売り出される帽子などの
ヘッド小物ですが、

今季は本当に悩ましいほど
選択肢が多く、豊富なデザインが
次々と出てきており

まさにヘッド小物の
当たり年。

昨年ごろから人気復活の
ベレー帽は、柄物、素材に
ひと捻りあるものが沢山選べ、

メンズライクなキャスケット帽は
女性らしさも秘めたベイカー帽タイプや
クラシックなチェック柄なども多く

定番人気のニット帽も
ターバン風やキャップ型..などなど
色も編み方も実に多彩なデザインが
よりどりみどりで

見ているだけでも
飽きることがありません。

冬は何かとアイテムの単価も高く
ヘッド小物などは
後回しになりがちですが、

他者から見て、かなり目に付きやすい
アイテムでもあり、
全体としては、なかなかの存在感。

この豊富な時期に
お気に入りを狙い、
冬のお出かけの要にするのも
個性あるスタイル作りの一つです。




       Tiiu

2018年11月17日土曜日

スイ―ツの季節到来

日本のようにお菓子やケーキの
種類が豊富でなく、
いつも魅力たっぷりのデザートが
選べる環境ではない

こちらスペインでは、

甘いモノ好きな我が家でさえも
ほぼ毎日口にする甘い物は
板チョコくらい..

ところが、クリスマス前の
このシーズンになると、
たがが外れたように
甘いお菓子を買い集めては

毎日少しずつ
開封したり、味見したりするのは

単純にお店で買える
クリスマス用(ギフト用?)
のお菓子の種類が増えるから。

いつでも買えるなら
敢えてこの時期に手に入れる
必要はないけれど、

期間限定となれば
あれもこれもストックしておきたくなるのが
スイーツ好きの心情というもの。

加えて、この時期ならではの
華やかなパッケージには、
雑貨好きのワクワク魂も
掻き立てられてしまうのです。




         Tiiu  

2018年11月15日木曜日

トナカイの雑貨

毎年ヨーロッパで
10月の半ばを超えると
少しずつクリスマスの雑貨や

日持ちのするお菓子や
瓶詰めの食品なども
売り出されるようになりますが、

そういった季節になると
ついつい欲しくなってしまうのが
トナカイグッズ。

トナカイといえば、
クリスマスを代表するような
デザインモチーフでありながら、

北欧雑貨、北欧ブランドでは
年中デザインに使われることも..
(実際はヘラジカですが、見た目はトナカイそっくり)

個人的には、年中トナカイやヘラジカを
見ていたい方なので、
むしろクリスマス時期を利用して
トナカイグッズを集めたくなる

、、というのが正直なところです。

ペーパーナプキンにキャンドルスタンド、
ラッピングペーパーなどなど
今年も素敵なトナカイデザインを
探して右往左往しています。




                                Tiiu

2018年11月13日火曜日

垣根を切りそろえる

夏の間に浴びた日光と
秋に注がれたたっぷりの雨など..
自然の恩恵を受けて

我が家を取り囲むように
植わった垣根の木々たちは
ぐんぐんを通り越し
ボサボサに伸び放題

また春に元気な新芽を出す為に
これを切りそろえて
すっきり剪定するのが
今の時期のやっかいな仕事です。

最近は素人でも簡単に剪定できる
電動の剪定機が
気軽に手に入るので、

切りそろえるのは、お手軽。

しかし落ちた小枝や葉っぱを集めて
ごみ袋に詰めて
タイルの床を掃き清めるのが
一苦労なのです。

とはいえ、自分たちの庭なので
特に義務感に駆られることなく、ゆっくり
のらりくらりと片付けていけば

庭師に頼む費用が浮くのは
しめたもの。

浮いた経費は美味しいワインに
消費するもよし、
その肴にする旬の食材に
あてるのも、また一つの使い方です。




                  Tiiu


2018年11月11日日曜日

おばあちゃんの知恵・毎日のリンゴ

アップルパイやリンゴのタルト、
リンゴを使った美味しいデザートは
そそられるものが大いにあるけれど、

生のリンゴとなると、
他のフルーツ群に比べて
地味な印象は否めなく...

フルーツ売り場を見渡すと
派手なパッションフルーツや、
柿、梨、葡萄などに
どうしても目が行ってしまうこともあり

旬の季節でさえも
リンゴを買う選択肢を
あまり取ってこなかった私ですが、

「一日一個の林檎医者知らず」
という格言があるらしく

ヨーロッパでも古くから
リンゴの健康効果が神話化されて
いるような印象があり、

特に年配の人には
頻繁に食べるように薦められます。

実際、風邪を引いて食欲がない時
などに、すりおろしたリンゴを
食べると、少し元気が出るし

だまされたと思って毎日食べてみたら
(偶然の可能性もあるけど)
鼻炎程度のプチ不調が治っていたり

何よりも
医者要らず、と聞いてから食べる
リンゴの味は、前より美味しく感じるのだから
本当に単純な私です。




                           Tiiu

2018年11月8日木曜日

冬に纏う白色

身につける白と言えば、
真夏のビーチのカフタンワンピースや
春に着る爽やかな白シャツなど

どうしても春夏のイメージが
先行してしまいがちですが、

冬に取り入れる白のアイテムと言うのが
今季はヨーロッパの様々な
ファッション媒体で提案されており、

そのイメージ写真を眺めてみると
なるほど、とても新鮮で瑞々しく
一気に白への思いが加速していくのは
不思議なものです。

個人的に気になったのが、

フォークロアな刺繍が入り
少しビクトリアン調の装飾が入った
白のロング丈ワンピース、

生クリームのように
とろみのある色調の生成り色
コーディロイパンツ、

何の装飾もなく、至極シンプルで
プレーンな形の
ホワイト色アンクルブーツ..などなど

ここぞとばかりに出てくる
白のアイテムはどれも
ピュアなエッセンスが詰まり

春夏のそれとはまた種類の違った
白の気高さを感じるのです。

スタイリングのハードルは
高めではあるけれど、
冬に白が豊富に選べる今季に一つ、
出来れば挑戦してみたいと妄想しています。





                     Tiiu


2018年11月6日火曜日

偏愛キッチン道具・リネンの食器拭き

キッチンで使う布モノ雑貨は
ナプキンクロス、ダスタークロス、
手を拭いたりするキッチンクロス..
などなど色んなタイプがありますが

例えば、ダスタークロスは
汚れるのが仕事であるので、

洗いやすいマイクロファイバーが
使われていたり

分厚く軽くワッフル地になった
コットンの生地が
手を拭うキッチンクロスに向いていたり

、といろいろです。

その中でも自分が一番偏愛しているのが
リネン素材100%の食器拭きに使う
正方形のクロスで、

買った当初からリネンの風合いで
色褪せたようなグレー色が
お気に入り。

もちろん、使い込む度に出る
風合いも良いけれど、

洗い物を拭いて濡れた生地が
ほったらかしにしていても
数時間後にはカラッと乾燥している

リネン地独特の渇き力も
大きな魅力の一つです。

布モノ好き、キッチン雑貨好き
両方を満たしてくれる
数少ない地味な雑貨は
幾度となく使っても飽きる事がありません。




     Tiiu

2018年11月4日日曜日

冬の襲撃

まだまだと、幾分のんびり
待ち構えていたら、

10月末の冬時間ともに
いきなり真冬並みの気温急降下による
寒さがやってきました。

例年よりも1ヶ月ほど早い
冬の襲撃で、
暖房器具の支度や厚みのある絨毯、
掛け布団を引っ張り出すのに

一日があっという間に過ぎ

温かいスープやお茶をすするような
ほっこりした時間を過ごす
間もない程、
早すぎる冬気温に慌てる我が家..

思えば、今年は夏が来るのも
終わるのも早かったから

ひょっとして春が来るのも
2月、3月と
前倒しになったりして?

などと予測しつつも
思いのほか楽しみながら
突然の冬支度に追われていました。




        Tiiu

2018年11月2日金曜日

メンズのルームガウン

冬支度をはじめるにあたり、
外出着の衣替えの他にも
お家でぬくぬくと快適に過ごす為
ルームウェアの準備に念入りになる我が家では

底冷えのする石床、
隙間風の入りやすい夏向け構造の
家造りのせいで

フランスに比べると
暖房があまりに機能しないので
(熱気がどんどん逃げていく...)

ルームブーツに、ルームガウン、
モコモコ靴下は必須です。

そんな訳で、せっせと冬の部屋着を
クローゼットの奥から
引っ張り出していたとき、

夫のクローゼットから出てきた
ウール地でチェック柄のルームガウンが
洗濯により縮んで着られなくなった事が判明し、
思わぬタイミングで私のモノに。

メンズで5分袖になってしまった丈は
私の腕に7分袖で作業もしやすく、
元々メンズデザインに目がない
私の好みにもピッタリ

古い風合いの布地が
ずっと前から着ていたように馴染み
少しだけ、寒くなるのが
楽しみになったのでした。




     Tiiu