ヤンソンさんの誘惑グラタン

ホクホクで味が濃い

新じゃが芋を手に入れたなら

大抵、何を作っても

美味しいけれど

 前の日の料理で余った

生クリームを使い切りたくて

久々に作りたくなったのが

ヤンソンさんの誘惑グラタン。

 

普通のグラタンよりも

 簡単に作れて、あっさりと、

材料も、じゃが芋、玉ねぎ

生クリームがメインで

比較的シンプル。

夏場には重いグラタンでも

アンチョビの風味と塩気が

北欧らしいな～と

爽やかに食が進むのです。

スペインでもアンチョビと

じゃが芋の組み合わせは人気があって

手に入りやすいから

思い立ったら即作る、

正に誘惑に負けて

気軽に作って食べたくなる

家庭料理だと思います。

                         Tiiu

ワードローブの揃え方 その3

前回のこちら

より続きます。

さて、スペイン版

夏に理想的なワードローブの

アイテム構成を理解したところで

次に新しいアイテムの選び方が

気になる所です。

これはお国柄を問わず、

世界共通にあてはまる

アドバイスのように感じます。

 新しい服を買う前に自問自答してみる

 ・本当に自分に必要だろうか？

（着る機会があるかどうか）

・他の手持ちアイテムと合わせられる？

（少なくとも3パターン以上）

・自分のスタイルに合っている？

 これらの質問にノーがあったとしても

 セールなどがあったりすると

ついお買い物をしてしまいがち...

そんな時に、

前回の様なリストを眺めて

冷静に分析することが

お買い物に役立ちそうです。

買い足すべきアイテムをあらかじめ

ざっくり決めておくと

買い物の時に目移りすることを防げます。

特にオンラインショップなら

欲しいアイテムのカテゴリーだけ

を見ることも出来ますね。

1つのアイテムでなるべく

沢山の着こなしパターンが作れたら

その分、持ち服の数を効率よく

循環させられます。

次回はそんな

着こなしの幅を増やすコツ

に関してご紹介していく予定です。

                               Tiiu

動物たちの咀嚼音

人間の咀嚼音とどこか似ていて

聞いていると、こちらまで

お腹が減ってきそうな

動物たちの咀嚼音。

我が家では朝から真夜中まで

ドアを開けると

時間帯により異なった野生動物の

咀嚼音が耳に入ってきます。

朝、目覚めて

ドアを開けて一番に聞こえるのが

野生リスが松の実を

剥きつつ食べる音。

パきパキむしゃむしゃ

の咀嚼音は

人がピスタチオの殻を

剥いて食べる音にそっくりです。

昼は庭仕事をしていると

野鳥が地面の雑穀をついばむ音

咀嚼というよりも

くちばしが地面にあたる音。

 そして真夜中に窓を開けていると

外からシャリシャリと

リンゴを齧るような咀嚼音が鳴り始め

懐中電灯で照らしてみると

野生のハリネズミが

食べ物をかじる音と、わかります。

沢山の小動物が入れ替わり

やってくるのもそうだけど

何より

咀嚼音が聞こえる程の静けさに

田舎を感じてしまいます。

　　　　　　　　　　Tiiu　　

新感覚！ご飯入りラップサンド

数種類の野菜と一緒に

チキンか海老、ツナなんかを

くるくるっと包んで

ピリ辛ソースや

マヨネーズなどで味付けする

トルティーヤのラップサンドは

時間が無い時でも、

お手軽に用意が出来て

（基本、各自セルフ巻き）

野菜もたっぷりとれるので

我が家で時々食卓に出るメニューですが 

最近見つけた新食感が

トルティーヤにご飯を敷き、

その上に野菜、エビや肉を

のせるというもの。

半分、手巻き寿司で

半分ライスバーガーな趣。

最初はトルティーヤ生地と

ご飯を合わせるのに

抵抗があったけれど

調べてみれば

トルティーヤライスやライスタコスで

メキシコ料理として出てきます。

一番好きな組み合わせは

ご飯、生の青梗菜、紫玉ねぎに

茹で海老をのせ、ワカモレに

ほんの少しマヨネーズ入り。

アレンジが無限に出てきそう

なのも楽しさのポイントです。

　　　　　　　　　　　Tiiu

ワードローブの揃え方 その2

前回のファッション記事、

こちらの続きです。

さて、「35アイテムで

ひと夏を着まわす」という

スペインのブロガー記事の

提案ですが

35アイテムの内訳とはどんな

ものか、興味津々でした。

そこには 、

長いバカンスを取るヨーロッパの慣習、

真夏でも朝晩に冷える

気温差の激しい気候なども垣間見られ

日本と比較すると

面白い結果が見られました。

スペイン版、理想的な

ワードローブ35アイテムの翻訳、

詳しく内訳をご紹介していくと..

ワンピース　6枚

Tシャツ系トップス　6枚

ブラウスやシャツ系トップス　3枚

軽いアウター　3枚

スカート、コンビスーツなど　5枚

パンツ全般　3枚

 バック　4個

サンダル＆靴　4足 

さすがにバカンス大国だけあって

ワンピースの比重が多めです。

街を眺めていると、夏に

ワンピースを着ている人の比率の

高さには気づきますが、

フランスではそうでもなかったような..

パンツアイテムはお仕事モードの

時に活用するようですが、

フォーマルなシャツワンピースも

リストの中には含まれていました。

ロング丈も流行中ですが
丈の短いワンピースや

スカート、パンツなども

身に付けて日焼けした脚を出す
のもお国柄。

 さて、次回はヨーロッパ版、

新しいアイテムを手に入れる

ときに役立つ心得を

ご紹介していく予定です！

                                           Tiiu

偏愛キッチン道具・色々袋

ヨーロッパ生活においても

ジップロックなど、

冷凍保存用のビニールパックは

欠かせないキッチンアイテムで

まとめ買いが多くなった

お籠り期間には特に

使用頻度が高まり、

一時は冷凍庫がジップロックに

入った食材 だらけで

パンパンになることも..

1回使っただけでは中身が

綺麗な状態なら

次は野菜室で野菜を縦に入れて

保存するのに使ったり

もうリサイクルできない

状態になったら

最後はゴミ袋で役目を終えるのです。

ゴミ袋と言えば、

料理をするときに出る

小さなゴミをとりあえず捨てる為に

卓上で小さな袋を使うのですが

それに丁度いいのが

八百屋さんで注文した野菜を

詰めるときに入れてくれる

小さな茶色い紙袋です。

 これが紙製なのに、中々屈強で

見た目もホッコリ癒されて

沢山入れてくれると、

ささやかだけれど、つい嬉しくて

せっせと集めてしまうのです。

　　　　　　　　　　　Tiiu　　

目覚めのフルーツ

かれこれ随分と長い間

香りが口いっぱいに広がる

フルーツを口にしていなかった

と気づいたのは

数か月振りに

洋酒のように芳醇な香りで

熟したフルーツを頬張った

瞬間のことです。

農家から採れたてであったり

庭の樹木で収穫するような

新鮮フルーツは、

スーパーマーケットに出回る

フルーツとは香りの差が雲泥で

ここは価格の差が

生じても新鮮さ、野性的な

香りと甘味は譲れない所。

 ネットで購入して

一日で新鮮な果物が届く今、

フルーツのカタログ画像を見るのも

ワクワクで

 朝、目覚めて

台所に立ち、包丁を入れる

モチベーションも上がります。

 地中海の太陽をたっぷり

浴びて、豊かに実って熟した

果物は1日を元気にする

スタミナ剤のようなものです。

                                  Tiiu

ワードローブの揃え方 その1

普段からヨーロッパの

好きなブログ記事をチェック

するのはお決まりで

仕事柄、参考にしたり

新しいモード情報を集めるのに

一役買ってくれる貴重な情報源です。

最近見たスペインのモードブロガー

が書いた記事は、興味深く

とても役に立つ内容だったので

数回に分けてここで

ご紹介していきたいと思います。

内容は、ひと夏の期間、

 35アイテムでワードローブを

組み立てようという、
日本の雑誌でも良く見かける試みの
ヨーロッパバージョン！

この35アイテムの中には

下着や小さなアクセサリー、

スポーツや冠婚葬祭..など

特別な機会の服は含まれておらず

持ち服で、少なくとも

20通り以上異なった

着こなしが叶うというもの。

+果たして35アイテムの内訳は？

+新しいアイテムを購入するときの心得

+着こなしの幅を増やすコツ

 具体的にはこういった内容を
数回に分けて少しずつ

ご紹介の予定です。

 

 どうぞお楽しみに！

　　　　　　　　　　Tiiu　　　

退屈だけど難しい

グランドカバーとして、

天然の芝生を青々とした

状態で年中維持することは

とても根気が要り、

素人には難しいものだ

と、聞いていたとおり

我が家でも芝生の育成には

毎年四苦八苦..

芝生なんて、花も咲かなければ

実もならず、変化に乏しい

退屈な植物だと思い

手入れを家族に任せていたけれど

毎年のようにどこかで枯らして

しまう光景を見かねて

今年は自分が立候補することに。

いざ、自分が土を耕し、種まきから

始めてみると、

寝ても覚めても芝生の様子が

気になるようになり

ちょっとした気温の差で

成長する速度、発芽率まで

 変わってくるし、

 思った以上の奥深さに

だんだんムキになるほど 

はまっていく自分がいます。

今では芝生が水を欲している時間

刈って欲しそうな時期

など、何となく察するほど

芝生に寄り添えるようになったけど

果たして、冬にはどうなって

いるのか、挑戦は続きます。

                                        Tiiu

小回りが利くプチ工具

 住まいにおける

ちょっとした不具合、

時には

なかなか大それた修理なんかも

自力でやってしまうヨーロッパの

生活においては

一家に1セット、工具箱が

欠かせません。

我が家には1セットどころか

数セット位の工具の揃いと

電動工具、ネジなどの部品など

ガレージにひしめいていますが

自分が一番使うのは

手の平にフィットした

ミニサイズのペンチセット。

それぞれ先端の形が

違っていて、用途に合わせて

使い勝手がいいものです。

例えば、傘を修理するのに使ったし、

アクセサリーの金具修理や

庭で蔓を誘導する針金を曲げたり

切ったりと大活躍、

頑丈なプロ仕様なタイプでは

ない分、大掛かりな修理には

不向きと想像できるものの

小さな力で器用さを使った

作業にはいい感じ、

数ある工具類のうち一番愛着の

持てる、偏愛道具です。

   

                              Tiiu

衣替えと防虫ラベンダー

突如、暑くなったと思えば

少し肌寒さが戻ったり.. 

一日の中だけでも

気温差が比較的激しい

ヨーロッパの5月、6月は

衣替えの時期に迷うもの。

それでもさすがに、

分厚い編地のウールニットや

厚手コートとはしばしのお別れ

間違いなさそうなので

 それと引き換えに

少しずつ来る初夏に向けて

半そでトップや、軽い素材感の 

衣服を引き出してきました。

いつもならウールなどのニットを

しまい込む時に

市販の防虫剤（ラベンダー香）を

忍ばせるところ

今年は初の試みで

洗いざらした古いハンカチに

ラベンダーの精油を

数敵含ませて、

それを引き出しごとに1枚ずつ

いれて収納することに。

市販の防虫剤に比べて香りも

滑らかで、（それ故に効き目も

薄いかも...頻繁に香りづけが必要かも）

見た目にすっきり爽やか、

お気に入りだったハンカチの柄にも

しばしば目を奪われながらの

衣替えは、布好きには

癒しのひとときです 。

　　　　　　　　Tiiu

サクッと広がる雑穀ハーモニー

アマゾンで販売されている

食品類の中には、

スペインの通常スーパーでは

手に入らないマニアックな食材が

時々あり

中には韓国海苔や日本の醤油など

アジアの食材 

オーガニック食品系も

探していると手ごろな価格で

見つかることが多いので

お世話になることしばしばです。

最近ポチっと手に入れた

オーガニックの雑穀、シードが

ふんだんに使われた

薄いクラッカーは、

サクッとした食感がとても軽くて

噛みしめると何種類もの

香ばしい雑穀の香りが

フワッと広がる優しい味。

これにクリーム系のチーズや

ディップソースなどをのせても

間違いなく美味しいけれど

ナチュラルに素材の味や

風味だけに留めても

十分満足できるもの。

クラッカーなのに、小麦という

よりは、雑穀を口にしているような...

不思議な感触があり

これをお供にワインも進む、

新しいおつまみとの出会いです。

　　　　　　　　　　　Tiiu　

大きな波とさざなみトレンド

毎年、ファッションの世界では

ビックウエーブと呼ばれる

大波で圧巻するような

 大きなトレンドと、

さざ波のようにひっそりした

ほんのディテール程度で見せる

些細なトレンド が沢山、

やってきます。

小さなトレンドは、一般に

広く普及する規模ではないので

毎年のように繰り返しやってきたり

数年おきに繰り返されたり..

定番化に近いものもあります。

例えば、今季で見ると

ギンガムチェックや水玉模様、

タイダイ、マーガレット柄などなど

あれ？昨年も似たような

トレンドがあったかも..

と思わせるデザインも少なくなく

よく見ると今年ならではの斬新さが

盛り込まれていることも。

自分の好みだけ都合よく

取り入れてスタイルに融合していける

便利さが魅力の小さなトレンド。

個人的には、この小さな

トレンドをマニアックに探すのが

面白く、新しいシーズンだけでなく

昔のデザインもミックスさせて

新旧で今のトレンド要素を楽しむ、

というのもまた

個性があって素敵です。

 今には今の、過去には過去の

深い味わいがあって

やがてスタイルを作り、

トレンド以上の強みになっていく

のではないかと感じます。

*さざ波トレンドの1つ、大きなツバの麦藁帽

                            　　　　　     Tiiu

花火のように鮮やかに

昨夏は植え替えたばかり

のせいか、中々開花しなかった

ゼラニウムの鉢植え。

待ちわびた今年は、

合計で5.6株は、ある内の

大半が花を咲かせ

それぞれの花の色が違う

こともあり、カラフルポップ

この上なく

昼は丸い手毬のようで..

夜は空に浮かぶ花火

みたいに 色と形で

視覚を楽しませてくれます。

 ゼラニウムと言えば、

虫よけ効果でも有名で

葉っぱや茎はツンとした香り、 

窓辺や玄関に置くと良いそうで

初めてアンダルシア地方を

旅した時に、建物を下から見上げたら

各々の家庭のベランダの床に

エキゾチックな柄のタイルが敷き詰められて

その上から色鮮やかな

ゼラニウムの花が

せり出している光景が印象的だった

のを思い出します。

 フューシャ、パープル、

サーモンオレンジ...

咲いてみたら嬉しビックリ！

思いのほか好みの色だったこともあり

出来るだけ花を長持ちさせて

毎年咲かせるつもりです。

　　　　　　　　　　Tiiu