今読んでいる電子漫画の一つ、
「恋するキモノ乙女」の主人公は
祖母が残した着物を受け継ぎ
季節とシーンに合わせたコーディネートで
素敵に和装を着こなす若い女性。
この漫画を読んでいると
今の時代に和雑貨を自在に操り
伝統的な和装に合わせて楽しむ様が
瑞々しく描かれており
遠かった着物の世界に引き込まれてしまう自分がいます。
特に興味をひかれたのが
和装に使われる和の色表現が
自然にまつわるものが多いということ。
季節の植物だったり空の色...
例えば鶯色、青磁色、 萌黄色などなど
漢字の色表現を頭の中で思い浮かべ
こんな色かな?あの花の色かな?と
想像を膨らませるのも楽しくて
移ろう季節に合わせて
着物の色柄、それに合わせた帯、帯留め
小物・アクセサリーなど
組み合わせも細かく丁寧に表記され
和装文化の奥深さを感じます。
和の色表現が西洋ならどんな単語に
当てはまるのだろうと比較して色を探すと
身近な風景も違って見えてくるのは不思議なもの。
新しい色、色合わせを発見していくのは
色好きとしては至福の時間です。