フランスのおばあさんから受け継ぐ
古いキッチン雑貨、道具の類を
眺めていると、ミュージアムにいるように
好奇心がそそられるものですが
あまりにマニアックな道具となると
一見、どんな用途で使われるのか
判断が難しいケースも少なくなく
用途を聞いてみると、例えば
パイ生地にステッチを入れる道具、など
たったそれだけの為に作られたのか、と驚き
現代ではそのような道具は効率が悪く
存在自体が消えてしまっても
仕方がないと、納得はしつつも
その佇まい、形、温かみなどに
惹かれて傍に置いておきたいと
思ってしまう何かが宿っています。
道具の用途だと劣化や故障が早い
プラスチック素材ではなく
木製や真鍮で作られている道具が多いので
今も現役で使える昔の道具。
この道具たちを駆使する程
料理熱があり、料理上手という訳ではないので
使うことは殆どなさそうだけれど、
少なくともキッチンに置いて愛でて
その雰囲気を味わっています。