日本人の一般的な緑茶の飲み方
と言えば、その銘柄がどんな種類であれ
急須に茶葉とお湯を入れ、ストレートに
茶葉の香りと味を楽しむのが普通です。
実際、それが一番美味しいと思い
それ以外の飲み方など思いもよらない
と育ってきた私ですが
緑茶ブームに火が付いたのが
ここ10年前後のヨーロッパにおいては
緑茶の飲まれ方は時々常識を覆すもの
があり、斬新なブレンドに戸惑うこと
しばしばです。
煎茶のような緑茶にお砂糖を入れて飲んだり
ドライフルーツや花びら、オレンジピールなど
他の香り強いアロマを付けて
販売されているのを見かけることも。
実際飲んでみると、やはりこれは
合わないなぁと思うこともあるのですが
緑茶の新しい魅力が引き出されて
なかなか面白いと思ったブレンドは
生姜や乾燥チェリーが入ったもの。
生姜は和食でも親しみ深い食材なので
不思議はなく、チェリーはどことなく
桜を感じさせる風味が加わるので
緑茶と違和感を感じにくかったのです。
ヨーロッパ人が考案する緑茶の味わい方も
なんとなく慣れてきた昨今、
しかし
もはや何のお茶を飲んでいるのか
分からない程混乱する、バラやベルガモットなど
香りがバラバラに思える ブレンドは
未だに慣れず、困惑してしまうこともあったりします。