2024年6月30日日曜日

盛り過ぎにご用心のお年頃

ある程度の年齢を重ねてから

鏡を見て特にギョッとするのは

メイクが自然にのってないと思える時。 

 

20代の頃なんかは

メイク洋品も色々持っており、

一通り集めておくのが普通だったのに

 

 40代になってからというもの

メイク自体する時間が減ったこともあり


 まずはファンデーションをやめ、

チークをやめ、

次にマスカラをやめ、 

どんどんミニマムになっていきます。

 

その理由は盛れば盛るほど

疲れて見えるように感じるから、 で

夏などは特に崩れ方が悲惨、

 

私のメイクテクニックがないに等しい

というのに加えて海外生活における大らかさ、

周りのスッピン率の高さに甘んじているのも

もちろんありますが


足すのを止めて俯瞰してみると

色やら粉やらがある時より少しだけ

肌と目が活き活きと見えるような..


何かのアラを隠すために厚塗りするなら

いっそのことアラを見せてしまえと

開き直る、盛りすぎ注意報のお年頃です。

 


         Tiiu



2024年6月27日木曜日

ヨーロッパ種ハリネズミの幼子

スペインの野生で生息している

ハリネズミは、日本でペットとして

飼育されているのと同じ

アフリカ種のハリネズミで

 

ピンク色の肌に白い毛、

ゴマ塩のような針に覆われている

見た目で、暑さに強く寒さに弱い種。

 

一方、フランスの義家族の庭で

しばしば目撃するハリネズミは

ヨーロッパ種のナミハリネズミ

と分類されるタイプ。

 

見た目は黒っぽく、アナグマのような

顔だちで、スペインで見かける種類

よりも一回り大きい印象です。

 

夜にごそごそ窓の外から音が聞こえたら

それはハリネズミの仕業なことが多く

 

まるで、スナック菓子を齧るような

軽妙な音でカタツムリやダンゴムシを

食していることも...

 

6月には小さな幼子に出くわすような

思わぬ幸運もあったりするのです。

 

 


                                         Tiiu


2024年6月24日月曜日

夏至とハーブティカクテル

6月21日は1年で一番日が長い

夏至にあたる日で

ヨーロッパでは21時半を過ぎても

まだうっすら明るさが残るほど

 

この明るくて長い夜がまだ

そこまで暑くない6月下旬というのが

好ましく、サッカーユーロ杯もあいまって

ついつい美味しい飲みも進みます。


毎年夏になったら作るのが定番の

冷たい赤いハーブティを

(ハイビスカス、ローズヒップ、ローズなど

赤い植物がブレンドされている)


モスカテルという

甘いデザートワインに混ぜて

カクテルを作ると、絶妙な甘酸っぱさが

心地よいハーモニーになることを発見し、

 

これは夏至から始まるこの季節から

夏の間中、楽しめる

飲みたいリストの一つに

仲間入りを果たしたのでした。



       Tiiu
 
 

2024年6月21日金曜日

秋のケープはミステリアス

定期的にファッショントレンドが訪れる

纏って身に付けるケープは、

次の秋冬にも旬が巡ってきそうです。

 

目にするとそのエレガントで

ミステリアスな佇まいが

素敵に見えて、手に取ってしまいそうに

なるアイテムですが

 

いざ手に入れてみると殆ど着ることなく

手離してしまった経験もあり

 

ケープとして完成されたアイテムよりも

大判のストールやブランケットストールを

ケープ風に巻く方が実用的と気づきました。

 

似たようなアイテムとして

ポンチョもありますが、

これもフリンジの付いた大判ストールの

巻き方で似たような演出ができて

 

ブローチやキルトピン、ロング手袋を

合わせたり..巻き方の変化で

バラエティ豊かにアレンジを楽しめるのは

圧倒的に巻き物アイテムと思われます。

 

纏い方、合わせ方、小物の組み合わせ

次第で、 多彩なトレンド、スタイルにも

適用可能な大判ストールは、次の秋も

使い勝手が高まりそうな気配です。


↑写真のアイテムはショップにて販売中!

    Tiiu

 

2024年6月18日火曜日

早熟イチジクが食べられない

毎年8月から9月にかけて実りの

ピークを迎える

我が家の庭のイチジクの木が

 

今年はどうしたわけか、5月頃から

小さな実を沢山付け始め

 

あれよあれよと実が大きくなって色づき

でも色が付いただけで決して熟さない

早熟なイチジクが たわわに実っています。

 

野鳥も食べにこない、

この早熟イチジクは身が硬くて

中身を割っても白い繊維が出てくるだけ。

とても食べられた果実でなく

 

皮がパックリ割れている実もあれば

自然に地面へ落ちる実もあり

まるで時期を間違えて

付いてしまったかのようです。


全て落ち切ったらまた、新たな

今度は食べられる実を秋に向けて

作って欲しいものだけど

 (実際、小さな実は出来つつある)

 

早熟に落ちていくイチジクを尻目に

待ちきれない私は、お店で買った

イチジクを頬張るのでした。

 


       Tiiu


2024年6月15日土曜日

森のグリーン色に何を組み合わせるか

以前に綴ったバーガンディ色と

並んで、この秋冬のトレンド色に

浮上しているのが

ノーブルで深いフォレストグリーン色。 


森のグリーンというだけあって

他のグリーン色に比べて

濃く、深く、高貴な色調で

 秋冬の色や素材に馴染みやすいのが特徴です。

 

1点でかなり個性を主張する

色なので、組み合わせるアイテムを

選びそうにも思えるけれど

 

ネイビー、グレイ、ベージュ、ブラウン

などと概ね合わせやすく

その他、様々な色との相性を試すのも楽しそう!

 

小物も魅力的なアイテムが多く、

例えば私はこの色の財布を愛用中

 

 バッグ、ストール、ベルトなどなど

差し色使いで楽しむことで

 トレンドに関わらず、長く 

マイスタンダードになり得る色です。

 

写真のアイテムはショップにて販売中!
       Tiiu


2024年6月12日水曜日

スパイスから作るチキンカレー

お手軽に短時間でカレーを作る時は

日本から調達したルーが役立ちますが

 

わりと時間があって

複雑なスパイスの香りを楽しみたい

時には、何種類かのスパイスを使って

手作りカレーをこしらえます。


チキンカレーを作るときの

我が家の基本スパイスは

クミン、コリアンダー、ターメリック、

タンドリースパイス、フェネグリークで


これに適当に甘さや塩気を加えて

理想の味に調えます。

 

スペインもフランスも総じて

スパイスの類が安価に手に入るのは、

助かっていて

 

気づくとあれもこれもと

大して使わないハーブ&スパイスまで

貯まっていくものだから

そんな時カレーが良い消費の機会に。

 

また、 淡白なチキンの具材は

複雑なスパイスが絡んだカレーに

ピッタリなバランスだと思ってます。

 


       Tiiu

 

2024年6月9日日曜日

ブーゲンビリアの壁

少し前に綴った羽衣ジャスミンの壁が

落ち着いてきた頃、

今度はあっという間に

花を満開にさせた

 

ブーゲンビリアが

フューシャピンク色の艶やかな

壁を作っています。

 

 ブーゲンビリアが咲き誇る時

緑の葉はあまり見られなくなるので

枝に連なった花々は

まるで造花のように見え

ちょっとした非日常感を感じます。

 

花の間から見える青空との

コントラストを眺めるのも圧巻で

この光景を見ると毎年

もうすぐ夏が来る!としみじみ、

 

花が落ち始めて水に濡れたりすると

一気に興ざめ(枕の草子の一節にもあったような)

だから、今のうちに沢山愛でて

光景を目に焼き付ける日々です。



             Tiiu



2024年6月6日木曜日

バーガンディの復活が待ち遠しい

来シーズンの秋冬トレンド色に

好きな色の一つでもある

バーガンディレッドが浮上している

のを目にして

 

秋冬の到来が今から待ち遠しい

心持でいます。

 

バーガンディレッドという色は

ワインレッドやボルドー、臙脂色と

ほぼ同じ色目なこともあり

 

それぞれに微妙な彩度の違いはあれど

概ねボルドー色に総括される色味。

 

夏には少々暑い印象の色ではあるものの

清涼感のあるミントグリーンや

ライトイエローとの組み合わせは

絶妙に洒落っ気があるし

 

なんといっても秋冬には

グレー、ブラウン、ネイビー、ブラック

などなどと無双の組み合わせを

期待できます。

 

同じく次の秋冬トレンドになっている

レディライクとの相性も良く

小物からお洋服まで

ちょっとしたバーガンディ旋風が

見られる予感がしています。

 


↑写真のアイテムはショップにて販売中!

        Tiiu

 

2024年6月3日月曜日

台詞のない感動、ロボット・ドリームズ

2023年に公開されたスペイン映画

「ロボット・ドリームズ」は

台詞の一切ないアニメーション映画。

 

スペイン人が製作した作品だけど

舞台は80年代のニューヨーク

というのも新鮮で

あっという間に引き込まれます。

 

 台詞がない、

(なんなら表情のバリエーションも

そんなに多くない )

しかも人間からデフォルメされた犬と

ロボットが主人公という設定で

 

ここまで感動する作品が仕上がるのか

と、感心することこの上なく

今年忘れられない映像作品の

一つになりました。

 

実は人が話す物語の中のセリフ、

ナレーションや状況説明って

80パーセントは要らないんじゃないか

と思ってしまうほどで

 

 絵とビジュアル(そして音楽!)

で、心を動かす力の

凄さを思い知りました。

 

懐かしい面影が散りばめられた

ニューヨークの街並みに

現代的な孤独感が見事にはまった

今の大人にこそ見て欲しい映画です。



     Tiiu