ショップ用のユーズド品買い付け時に、
ヨーロッパの色んな国に住む
特にファッションを愛する人々の
ワードローブを眺めていると、
毎回色々と発見があるのは興味深く
一日ある人が身に付けていた
コーディネート一式を見ても
その人がどういう人か分からなくても
ワードローブの中身を見ると
その人のストーリーがかなり滲み出ている
ような気がするのです。
持っている服全体が見事なまでに
黒・白・グレーのモノトーンな人、
ボトムスはパンツばかりの人、
若しくはワンピースばかりの人、などなど
偏ったアイテムのワードローブもあれば
テイストが統一している人、
ハイブランドとファストブランドが
混じっているのにスタイルがある人もいて
見ているだけでも癒されるバランスの取れた
ワードローブの中身に遭遇すると、持ち主もきっと
素敵なんだろうなと想像せずにはいられません。
また同じく興味が引かれてしまうのは、
自分と好みがあまりにも似ていて、
その中に自分の好きなブランド、アイテムが
詰まっている人のワードローブ。
この人とは好きな映画や音楽、街並みなんかも
似ているのだろうか、と思ったり...
どんな人なのか気になってしまいます。
知らぬ間に増えてしまいがちな
ワードローブの中身、意外と自分の生活背景、
性格、好みが色濃く反映されており、
体を表しているなと思っています。