80年代の異常なブランド熱狂時代は
別格として、
自分が中学、高校生だった
90年代、そしてぎりぎり2000年代頃までは
ファッションにおけるブランド品の
カリスマ性、優位性に翳りが見えず
このブランドの服を着ていたらオシャレさん
といった、根拠の無い神話のような
現象が確かにあったように思うのです。
そして今、あらゆる価格帯の商品が
手軽に入りやすくなり、
ブランドの影響力が少しずつ弱まり
デパートやファッションストリートにある
ブランド服で身を固めているだけでは
オシャレになれないことが認知され始め
個々のブランドが持つネームバリューというより
それが持つ理念や、ライフスタイル、世界観が
重視されつつある時代かもしれません、
平たく言えば
ブランドに憧れる時代から
ブランドと友になり、同じ目線にいる時代。
世界各国で見られる
ハイ&ローのミックススタイルが
それを物語っており、
高い品も安いアイテムも値段を感じさせず
自分のスタイルに融合してしまう技は
現代のファッショニスタが得意とするもの。
これからは自分のスタイリング力を
強化してくれる友のようなショップが
増えてくれたらいいなと密かに願い
探索する日々です。