好きな時代背景とテーマなのに
意外にも今まで一度も観たことが無かった
70年代~90年代に渡る大作映画、
ゴッドファーザー1-3
映画1本の上映時間がかなり長めなのと
あまりの面白さに一気見してしまう
のは勿体無い!という思惑もあり、
海外ドラマを観る感覚で
おうちでゆったり、アマゾンプライムにて
小刻みに切りながら毎日鑑賞しています。
70年代初期に製作されたパート1、2を見ると、
今の時代では見られない貴重な
設定や衣装、レトロな建築や調度品に
視線を離すことが出来ないうえ、
ストーリー、人物相関も複雑かつ
よく練り込まれているので
結構な集中力を使いながら
感度をフル回転させながらの視聴です。
古き良きレトロ・スタイリッシュなNYも
良いけれど、牧歌的で美しい
シチリアの田園風景も素晴らしい...
それになんといっても見ていて
胸が昂ぶるのはダイアン・キートンが纏う
50年代モードな衣装です。
物語はあまりにも悲劇的要素が
多く、映像や音楽もそれを助長しており
うら寂しい面がある一方で
その時代ならではの、からっとした
明るさもあり、現代では決して見られる
ことのない空気感を感じつつ
コッポラの世界観に深く魅せられています。