2023年7月19日水曜日

ヴィンテージが輝く!フランス映画

 新作が出ると、見るようにしている

鬼才フランスワ・オゾン監督の映画。

 

最近見たのは、日本ではまだ未公開だけれど

フランスで今春公開の映画「Mon Crime」

 

舞台用の脚本をアレンジして撮られた映画なので

全体の雰囲気がどこか独特で

(映画にしては台詞が不自然にはっきり語られる)

 

 この映画の舞台というのが1935年

ということで、ふんだんに出てくる衣装は

もちろん、30年代を意識したヴィンテージ。

 

主役の二人の衣装が震えるほどに素敵な

フランスヴィンテージ服なのです。

 

最初は金銭的に余裕のない設定なので

 素朴で手仕事の温もり感溢れる日常着。

 

 そして後半はストーリー展開により

ゴージャス感のある衣装展開になるのですが

どちらも捨てがたい魅力があって

目が釘づけになってストーリーに集中できないほど..

 

主役の女性二人の個性が

フェミニンとマスキュリンに

はっきりと分かれ、これが絶妙に

服のスタイルに反映されている所もさすが!です。

 

今思い返してもあのシーンの

あの服、欲しいなぁなんて思うほど

私にとっては、

記憶に焼き付く素晴らしいヴィンテージを

拝むだけでも価値ある1作でした 。

 

 


       Tiiu