2016年9月8日木曜日

読んで食べる感覚

武田百合子さんの書く
エッセーをいくつか持っています。

日本に帰省したり
小包を送ってもらう時などに
入れてもらったり、

寝る前にいつでも
手の届く所に置いてあると
あの文体に癒されます。

特別好きなのは
食べ物を描いた文章で

あまりに細かく鋭い描写が
目の前に浮かび過ぎてしまって

 食いしん坊な私などは
字を追っているだけで
涎が出ていないか心配になるほど..

武田百合子さんの本を読むと
読書の秋ということは忘れて

感じるのはむしろ、食欲の秋。

気づけば 食べ歩きに
出かけてしまいそうな自分がいます。




                 Tiiu