電車の座席に座っていると
自然と視界に入ってくるのは、
向かい側に座る人の足元ですが
初夏の気温が上がる
この季節には、サンダルやミュールを
履く女性が大多数の中で
ミドルエイジで洗練された
雰囲気のスペイン婦人が
コットンらしきカプリパンツの素足には
グレーとブルー色の中間色のような
ペールトーンのローファーを
履いている姿には
思わずハッとさせられました。
ローファーと言っても
かしこまった、トラッドなタイプではなく
凹凸が少なく、スウェードレザーの
足にフィットするようなデザインで
あたかもバレリーナシューズを
履いているような軽やかさで
ローファーを身につけた足元は軽快で
ミドルエイジの女性を
格好良くみせる
足元のお手本を見せ付けられたような
そんな爽快感がありました。
年月を経て年配のお年頃になったなら
エスパドリーユやサンダルに固執せず、
素足にローファーの選択肢があることは
嬉しくもあり、楽しみでもあるのです。