2023年8月10日木曜日

一長一短、色んな国の歯科事情

 異国に住んで一度はかかる羽目に

なるのが歯医者さん。

 

それが単なる歯石除去や点検など

簡単な処置であれば、問題はそう

複雑にはならないのだけど

 

ひとたび虫歯を放置して、こじらせると

根幹治療とかぶせモノ込みで

スペインでは600€位の料金が普通にかかります。

 

というのもスペインでは、歯科で

社会医療保険が使えず、全額自己負担になるから。 

(歯科用の保険もあるが全てプライベート)

 

一方フランスでは、 歯科でも社会医療保険が使える

  反面、予約に1か月以上待たされることは通常で、

 

治すべき箇所があったとしても

はっきりと痛みがあると主張しなければ

スルーされることが多いということを

自らの経験、家族、知人の話からも明らかです。


歯科検診で問題ナシと言われたのに

半年足らずで激しい歯の痛みに苦しみ

 その時初めて幾つもの問題がある、と指摘される

なんてことも珍しい話ではありません。

 

一方スペインの歯科は 

社会医療保険を使えないとはいえ

料金自体は実に良心的で、素早く、

治療レベルも日本と変わらない印象です。

 

一旦治療の見積もりを取ってもらったら終了まで

その金額以上請求されることはないし

日本みたいに何日も通わされることもない。

(しかし日本ほど丁寧な扱いではないのかも..)

 

国が違えば歯科事情もかなり違う、

しかし共通点があるとすれば

街の中には良い歯科と悪い歯科、普通の歯科があって

良い歯科との出会いは貴重だから、見つけたら

ずっと付き合うべきだという所です。


       Tiiu