ヨーロッパで歴史ある修道院は
都会の真ん中ではなく、
ちょっと外れた空気の綺麗な
小さな町にあることが多く
自然の入り混じった景色も含めて
建築様式、ファサード、
中庭などなど
どこを切り取っても
自分好みに写るので
訪れていると飽きる事がありません。
ここに住む修道士たちも
日々の生活、
蜂蜜やワイン、薬を調合したりしながら
四季に移り変わる
様々な自然の風景や
一日の中でも変りゆく光と影
によって見え方が異なる
レンガや石、真鍮、柱
ドアの木、蝋燭の明かりなどを
眺めて、飽きる事がなかったのでは
なかろうかと、思えてくるのです。
それほど、修道院と言う場所に
流れる木漏れ日や
建物の隙間から入る光は繊細で
電気に慣れた自分の目には
感動的に写るのでした。