2020年7月17日金曜日

50年代のパリへタイムスリップ

1950年代のパリと言えば、
今から約70年前!

日本から観光として自由に
行き来できる時代ではなく
きっと街の感じも
今とは全然違ったものだろうな
 
と、想像しながら
古き良き時代の空気感を
タイムスリップ感覚で
楽しめる

「おいしい人間」
という本。

その頃の日本は
欧米の品や、カフェなども 
当たり前にない時代、

目に映るもの、殆どが
日本では見たことのないモノ
だらけのはずだから

毎日が万博や映画の中?状態
だったのだろうか、と
羨ましさも感じつつ

映画女優でもある著者の
芸術を愛する瑞々しい視点が
またパリの新鮮な魅力を
感じさせてくれるのです。

私が頻繁に旅行した2000年代の
パリは、今思い返すと
モノクロームな景色、だとしたら

この本の中で妄想する
パリは、ほろっとセピア色に
見えるのが不思議です。

「おいしい人間」高峰秀子著 文春文庫