1950年代のパリと言えば、
今から約70年前!
日本から観光として自由に
行き来できる時代ではなく
きっと街の感じも
今とは全然違ったものだろうな
と、想像しながら
古き良き時代の空気感を
タイムスリップ感覚で
楽しめる
「おいしい人間」
という本。
その頃の日本は
欧米の品や、カフェなども
当たり前にない時代、
目に映るもの、殆どが
日本では見たことのないモノ
だらけのはずだから
毎日が万博や映画の中?状態
だったのだろうか、と
羨ましさも感じつつ
映画女優でもある著者の
芸術を愛する瑞々しい視点が
またパリの新鮮な魅力を
感じさせてくれるのです。
私が頻繁に旅行した2000年代の
パリは、今思い返すと
モノクロームな景色、だとしたら
この本の中で妄想する
パリは、ほろっとセピア色に
見えるのが不思議です。