2020年7月9日木曜日

椰子の木は天国と地獄

スペイン地中海岸地方の
住宅街では、決して珍しくない
個人宅に植えられた
長く大きな椰子の木は

太陽が燦燦と照りだす
夏の日や、青空の多い気候に
ピッタリの演出をするもの
ですが

実際、庭に植わっていると
様々な問題を孕んでいることに
気づかされたのは、
住み始めてから1年以上経った後。

こざっぱりと切り落とされた
椰子の葉っぱだけだと
楽園みたいな雰囲気なのに

それがやがて花を付けると
花弁は粉雪のように降り
地面に溜まって、おがくずのよう、

更にその花が落ちると
黒い実を付け、
その実が膨大に落ちたら芝生の草は
枯れ、テラスの床は真っ黒に染まり

1年剪定を放置しただけでも
このような酷い有様に...

そういう訳で、
毎年春に剪定を頼むところ、
今年は色々あり
随分遅れた7月の
剪定を迎えることになりました。

椰子の木はたまに
眺めるのはいいもの、とはいえ

手入れのことを考えると
憂鬱が先走る、憎めないけど
問題児なのです。 



         Tiiu