恐らく、私が大学に入ったばかりで
18歳位の頃から
20年以上を経た、今に至るまで
憧れと尊敬の気持ちを持ち続けている
フランスのクリエイターが
ヴァレリー・ルメルシェという人。
女優であり、演出家であり
歌手でもあった、
多彩な肩書きの持ち主である彼女は
何といっても持ち前のモードなセンスと
ユーモアのセンスがピカイチで、
その2つを持っている人に
無条件で
尊敬してしまう自分がいます。
そんな彼女が作った映画の最新作が
「マリー=フランシーヌ」
(日本での公開は未定)
ルメルシェ演じる50歳、研究職の女性は
暗くてお堅いけれど
映画が作り上げるキッチュな世界観が
パリらしくフワフワとした空気に包まれて
笑いと好きなモノの
ツボを押され続けた1時間半。
オシャレなだけじゃつまらない
やっぱり人生、かっこ悪くても
味があって、笑いを共有できる人たちこそ
一生付き合える宝物
と、痛感させられる秀作でした。