美しく結った髪に
かんざしを付けるのは
和の着物スタイルにもお馴染みの
アクセサリー使いですが、
こちらスペインでも
伝統的な衣装にかんざしやヘアコームを
合わせた服飾文化があり、
伝統的なドレス衣装は
現代では着られていないけれども
かんざし、というパーツだけは
ヘアアクセサリーとして
残っており、
雑貨やアクセサリーショップを覗くと
しばしば、素敵なデザインが
楽しませてくれるのです。
さて、西洋のかんざしといえば、
フランス女性は飾りの付いていない
例えば、鉛筆やペン、お箸など
スティック状のモノを
かんざしのようにササッと髪に挿す
というイメージがあり、
それがファッションなのか、実用なのか
定かではありませんが、
ササッと挿すという1連の流れが
何とも粋に感じた記憶があります。
数あるアクセサリーの中でも
かんざしほど簡単に装着できるアイテムはなく、
その見た目から感じる
「たおやかさ」は
和、洋に共通して風情があるものです。