2018年5月13日日曜日

庭師は自分たち

私が住むスペイン地方都市の住宅街は
料金のお手頃さもあり
庭師に庭の手入れを丸投げしている
家々も多いけれど、

我が家の場合は
危険が伴う椰子の木の剪定を除いて
ほぼ自分達でお手製の庭づくり。

近所の人に、時々
庭師に手入れしてもらった庭を
見せてもらった時に感じるのは

どれも似通った構成で、
こざっぱりと清潔に整えられた庭ではあるけれど
個性がないと言うイメージで

何だか、1週間の服装コーディネートを
全てプロに決めてもらった
パック詰めファッションみたいに
無味乾燥に感じてしまうのです。

一方、自らのアイデアを振り絞って
好みを詰め込み反映した人たちの庭を
見ると、何とも奥ゆかしく
庭への愛着が滲みでており、

時に尋常でない植物の組み合わせに
圧倒されることも...

多少変てこな部分や
均一でない所があっても、
それが自分の庭なのだから

自分達は無鉄砲な庭の変革を
続けていきたい、

そして、他人に全て委ねる位なら
庭を持つ楽しみが半減する
と思うくらい、

庭作り、DIY作業を
面白がっている自分がいます。

 誰にも作れない自分達の庭を
眺めるのは飽きることがないし、
そこで気の置けない仲間と過ごす時間は
いつだってスペシャルなのです。





                                  Tiiu