2018年5月23日水曜日

偏愛キッチン道具・カフェオレボウル

昔見たフランス映画の中で
典型的なパリの家庭にある台所の中、

ヒロインが朝食に
ギンガムチェック柄のカフェオレボウルに
たっぷり注ぎ込まれたカフェと
ラスクを食べるシーンがあり

もう20年位も前なのに
当時の胸のときめきが
未だに記憶として残っています。

「カフェオレボウル」という
存在は、かなり前から自分にとって
謎めいた存在で、

それは、フランス人にとって
日本では普通の、「湯のみ」に匹敵する位、
と言ってもいいかもしれない。
(実際、フランス人に湯のみを贈ると感動される..)

やがてヨーロッパに住み
自分の台所にもいくつかある
カフェオレボウルは

今では全く新鮮さを感じない
地味な位置づけになってしまったけれど、

カフェを飲むというよりも
スープやおつまみ、シリアル、フルーツなど
何を入れても使いやすい、
という

機能的な面の魅力は根強く、
毎日のようにその出番があることが
そのマルチな使いやすさを
物語っているのです。



        Tiiu