2019年12月17日火曜日

懐の深い街

12月の2週目に、ずっと
訪れたかった街、
リスボンを旅していました。

15年位前に観た
「靴に恋して」というタイトルの
スペイン映画で

人生で色んなモノを失った
主人公(スペイン女性)が一人で
傷心のままリスボンを旅して
心癒されるシーンがあり、
ずっと心に残っていたのですが

実際に訪れてみると、
映画のシーンで抱いた
イメージそのものの温かな
街の雰囲気がありました。

スペインと街並みは似たところが
かなりあるけれど、
更にノスタルジックな素朴さが
ありつつ...

パリのマレ地区を彷彿させる
洗練スタイルを纏った街角があり、

歩く人、眺める人を
決して置いてけぼりにしない
肩肘の張らないお洒落さに
 居心地の良さを感じます。

冬でもかなりの観光客が訪れる
人気都市であるのに
久方ぶりに故郷へ戻ったかの
様な、不思議な錯覚が起こる

懐の深い素敵な街でした。



                                                   Tiiu