12月の2週目に、ずっと
訪れたかった街、
リスボンを旅していました。
15年位前に観た
「靴に恋して」というタイトルの
スペイン映画で
人生で色んなモノを失った
主人公(スペイン女性)が一人で
傷心のままリスボンを旅して
心癒されるシーンがあり、
ずっと心に残っていたのですが
実際に訪れてみると、
映画のシーンで抱いた
イメージそのものの温かな
街の雰囲気がありました。
スペインと街並みは似たところが
かなりあるけれど、
更にノスタルジックな素朴さが
ありつつ...
パリのマレ地区を彷彿させる
洗練スタイルを纏った街角があり、
歩く人、眺める人を
決して置いてけぼりにしない
肩肘の張らないお洒落さに
居心地の良さを感じます。
冬でもかなりの観光客が訪れる
人気都市であるのに
久方ぶりに故郷へ戻ったかの
様な、不思議な錯覚が起こる
懐の深い素敵な街でした。