スペインで「アセルガ」と呼ばれる葉野菜は
日本では馴染みのない野菜だけれど
ここでは一般的な食材の1つ。
日本語で「フダン草」という耳慣れない
名前でもあり、最初に見た時は
熱帯の植物みたいにあまりに大きな葉の形に
どんな味なのだろうと
興味を掻き立てられたものですが
..なんてことはなく
味は小松菜に似ていて
寧ろ小松菜よりも青菜らしい青臭さが少なく、
クセが無いまろやかな味わいが
西洋の食材・お酒とも合うなぁという印象。
ビタミンEやミネラル、カリウムが豊富に
含まれているそうで、
栄養価が高いというのもポイント高く
小松菜の代わりに調理することしばしばです。
小松菜と言えば、自分的にナンバー1は
煮びたしで、こちらには油揚げがないので
キノコを割いて、濃いめのだしで味付け、
スペイン料理風のレシピにも挑戦したり
洋風アレンジも試した結果、
やはり日本人の私には煮びたしがしっくり。
調味料が少し違うのと、苦みや青臭さが少ないので
この「アセルガ」で作る煮びたしは
完全な和の味とは少し違い、
和洋折衷みたいな味わいになるのも
なかなか面白くて不思議な感覚です。