最近のフランスでは、
(日本でもそうかも・・?)
ちょっとしたダメおやじブームで、
冴えない中年男性が主人公、
または奮闘する映画やドラマで
完成度の高い作品を多く見かけます。
軽く「おじさん」などと書いて
おきながら、自分だっておばさんと
言われる年代なもので
しばしばドキリとするのですが、
フランスだけに限らず、
中年になると男性たるものは
少し哀愁が漂い、傷つきやすく
センチメンタルになるようで、
一方、この年代のフランス女性は
ずっとパワフルでエネルギッシュ、
まるで大志を抱いた少年のような
腕白さすら感じるのが不思議です。
そういう意味では、
少女のように、繊細で危うい
精神を持ったオジサンたちの物語が
フランス映画的にハマるのは
理にかなっており、
また小さい頃から少年に憧れ続けていた
女性たちが、40歳を過ぎてから
もっと心地よく感じるのも
腑に落ちるような気がするのです。
オジサンが少女化し
おばさんが少年ぽくなっていく
現象って、なかなか健康的で
人間味があるものだと気づきました。
*昨年末フランス公開で大ヒット!
オジサンたちのシンクロ青春映画↓