2019年3月8日金曜日

おばさんは少年になり、おじさんは少女になる?

最近のフランスでは、
(日本でもそうかも・・?)
ちょっとしたダメおやじブームで、

冴えない中年男性が主人公、
または奮闘する映画やドラマで
完成度の高い作品を多く見かけます。

軽く「おじさん」などと書いて
おきながら、自分だっておばさんと
言われる年代なもので
しばしばドキリとするのですが、

フランスだけに限らず、
中年になると男性たるものは
少し哀愁が漂い、傷つきやすく
センチメンタルになるようで、

一方、この年代のフランス女性は
ずっとパワフルでエネルギッシュ、
まるで大志を抱いた少年のような
腕白さすら感じるのが不思議です。

 そういう意味では、

少女のように、繊細で危うい
精神を持ったオジサンたちの物語が
フランス映画的にハマるのは
理にかなっており、

また小さい頃から少年に憧れ続けていた
女性たちが、40歳を過ぎてから
もっと心地よく感じるのも
腑に落ちるような気がするのです。

オジサンが少女化し
おばさんが少年ぽくなっていく
現象って、なかなか健康的で
人間味があるものだと気づきました。

*昨年末フランス公開で大ヒット!
オジサンたちのシンクロ青春映画↓